家人を連れて実家に遊びに行くことにした。
中央道を道草しながらゆるゆるする。
朝一は諏訪大社、今日は上社を前宮から参詣。
諏訪大社は上社の前宮、本宮、下社の春宮、秋宮と4つの社がある。
祭祀の始まりは遥か古代のことである。
記紀神話が作られてからは諏訪大社の祭神はタケミナカタとされているがそれ以前の磐座信仰に発祥があるとされており社殿が造営されるのは遥か時代が下ってのこと。
諏訪大社といえば御柱、前宮にも立っている。
前宮は諏訪大明神が最初に居を構えたところである。
神官大祝氏がその子孫とされていて中世には武家を発祥させて武田信玄の侵攻に抵抗したことで知られる。
前宮の本殿は伊勢神宮の古材を用いて昭和7年に作られた。
社域は4つの社の中ではひときわ規模が小さいがその分、古代信仰の気配が濃厚に感じられた。
上社本宮は前宮から山沿いに少し行ったところにある。
本殿を持たず御神体は山である。
現在の社殿は織田信長の侵攻で焼失し、後に信濃を支配した徳川家康が復興を始めた。重文が六棟。
東参道から入ると「布橋」という屋根付の廊下が拝殿を横切っておりくるりと回って拝殿に到る。
板張りの床が張られていて布を敷いてあったことから布橋なのだという。
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