東海道を西へ行き、大井川を越えると掛川。
掛川城は初めて登るが木造で復元されていて外から見ても内部を見てもとてもいい城になった。
そして御殿が残っているのは全国に四つしかないらしい。
掛川城・川越城・二条城・高知城がそう。
御殿からは天守が高々とみえており、この景観は掛川城のみである。
掛川城は遠州の東の要、西の要が浜松城。
駿府を武田に奪われた今川家は掛川城を最後の砦にする。
今川滅亡後は徳川の持城となって武田と対抗、徳川が関東に去ると山内一豊が入城、近世城郭に改変した。
一豊は長浜城から移って自分が手塩に掛けた掛川時代が懐かしかったらしく、土佐高知城を築いた際、掛川デザインの天守を作った。
訪ねてみれば新築間もない天守は木の香りがする。
御殿とセットでコンパクトに作られた本丸は箱庭のように美しい。
土産のあんこモチがおいしかった。