日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

民主政権関連~「いかがでしょうか?」三題話

2009-12-14 | ニュース雑感
最近NEWSをにぎわしている民主政権がらみの問題に関して思うところを少々…。皆さん、いかがでしょうか?

①普天間移転計画問題
普天間移転計画問題の移転先見直しの是非云々はさておき、国際的な約束事を一方的に反故にするのは日本国の国際的信用を著しく下げることになるのでないかと懸念を抱いております。米国が当初の取り決めからの変更を了承することを大前提とするのならば、県外移転問題を議論する意義も大いに感じるところではありますが、米国の了解が全く得られていない現時点では連立与党三党で「普天間をどこに移転させるか」を議論するのではなく、「国際的な約束を破ってよいかどうか」を議論すべきが本来の議題のハズです。その意味では、今の与党三党は本来議論すべき論点を見誤っていると考えます。鳩山首相は論点をしっかり確認し強いリーダーシップをもって、まず議論すべき論点を誤ることなく結論に導くべきであると思います。約束された方針変更に関し、米国の合意が得られないのであるなら、議論は先に進まないということを与党内で認識を一にすべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

②鳩山総理母から多額の“子ども手当”問題
仮に問題は秘書の勝手な判断で行ったことであったとしても、鳩山氏本人がことあるごとに、「秘書の起こした問題は政治家自身の責任問題」と言い続けてきた訳で、現状での自身の問題に関する歯切れの悪さはどうしたものかという感じです。「検察の捜査終結後に説明する」として口を閉ざし、挙句に手負いの今は分が悪いとばかりに党首討論を避け続けている姿は、ひ弱な“お坊ちゃん”の印象がぬぐえません。この問題でのハッキリしない姿勢や、普天間問題の決断力のなさからは、マザコンでかつ妻の尻にひかれっぱなしの“草食総理”の印象が色濃くなる今日この頃です。自身の問題なのですから、捜査結果を待つのでなく一刻も早く独自調査をして、自身の口から事実と今後の対応を男らしく語り、詫びるべきは詫びるという姿勢を示すべきであると思いますが、いかがでしょうか?

③小沢氏宮内庁長官に怒りの一喝!
内閣からの中国の習副首相の天皇への会見申し込みを、宮内庁長官が「30日ルール」を盾に当初断りを入れた問題で、民主党小沢幹事長が怒りの会見をしたそうです。記者の質問に答える形で、「30日ルールって誰が作ったの。法律で決まっているわけでもなんでもないでしょ、そんなもの。宮内庁の役人が作ったから、金科玉条で絶対だなんて、そんなばかな話あるかっていうことなんですよ」と不快感をあらわにしたとか。もちろん、天皇の政治利用という問題も取りざたされており、事の是非を一概に判断できる問題ではありませんが、宮内庁の対応は間違いなくひどいです。コミュニケーションによる相互理解をはからずに、会見を開いて内閣批判をするとは官僚の思い上がりそのもの。民主党政権が「官僚主導から政治主導へ」と言っているにもかかわらず、天皇家の“お世話係”は治外法権とでも思っているのでしょうか。本当にひどい。こういうところから、思い上がった官僚根性をたたき直さにゃ日本はよくならない、と実感させれらます。ことこの点に関する小沢氏の怒りには、エールを送りましょう。“壊し屋”の本領発揮で、官僚意識を徹底的に叩き潰してほしいのですが、いかがでしょうか?