日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

今年の10大NEWS①~10位・9位・8位

2009-12-25 | ニュース雑感
今年もボツボツ10大NEWSをはじめます。今日はまず、10位~8位を。

★10位★「エコカー・ブーム~我が家にもプリウスが…」
昨年あたりから、その燃費の良さに引っ張られ一部のエコ・マニア向けから一般ユーザーの関心を集め始めたエコカーですが、今年ホンダの低価格ハイブリッド・カー「インサイト」の投入を機に一気にホンダVSトヨタのエコカー戦争が勃発。トヨタも「プリウス」の大幅値下げに踏み切り、不況下にあって納車10カ月以上待ちと言う一大エコカー・ブームの到来となりました。個人NEWSとしては、今年3月ちょうどマイカー買い替え時期を迎えた我が家にもプリウスくんがやってまいりましたが、なんと値下げ前購入で約50万円も高い買い物に…。しかも、購入直後2度にわたってドアを傷つけられるという災難にも遭遇して、本当についていないマイカー買い替えになってしまいました。でも、燃費は最高!走行は静かで快適です。今後はエコカー以外は考えられないというほど、気に入っております。

★9位★「揺れに揺れ迷走を続ける郵政三事業」
今年初めの自民党政権の末期に、鳩山邦夫氏が火をつけた西川日本郵政社長更迭騒動。発端は、オリックス宮内=旧住友銀行西川の“関西系仲良しライン”での「簡保の宿売却疑惑」の責任を取らせようというものでした。SMAP草くんの“全裸逮捕騒ぎ”でも見せた邦夫氏のエキセントリックな物言いは国民の支持を得るには程遠く、一度は西川氏のクビはなんとか繋がりました。しかし、民主党への政権交代で社会主義者国民新党亀井静香大臣は個人的恨みに基づく独断的ゴリ押で、「西川辞任」→「日本郵政首脳陣の官僚OBへのすげ替え」→「3事業一体での実質国営化への出戻り」といった時代逆行の流れをやってのけたのでした。小泉政権下でのあの「郵政選挙」は何だったのでしょう?国営化への逆戻りは国営郵政の緩慢経営による国民負担発生と巨大組織による民業の圧迫再発懸念、さらには郵貯資金を大量の赤字国債引受先に利用することでの日本国債の信用力低下による信用破たんの懸念が渦巻くことになります。このあたりの議論は全くし尽くされておらず、国民的レベルでの再議論が待たれるところです。

★8位★「ビートルズ・リマスターで再ブーム~超目玉“モノ・ボックス”登場!」
今年春に突如予告され、9月遂に登場したビートルズのリマスター・アルバムは、日本のみならず世界中に最も新しいビートルズ・ブームを巻き起こしました。個人的には「いらねえ、いらねえ、そんなもん」と言っていたのに結局買ってしまった限定盤「ビートルズ・モノ・ボックス」。「ホワイト・アルバム」までは実はジョージ・マーチンが手掛けていたのは、すべてモノ・ミックスだったという衝撃の事実…。そして初めてデジタル・モノで聞く“ジョージ・マーチンが意図したミックス・バランス”。「リマスター?“60年代”を今聞くのに音が良ければいいってもんじゃないよ」との当初の言い分はどこへやら、そのたび新鮮味を持って我々に迫ってくるビートルズには結局勝てないのです。「やはり、ビートルズはスゴい!」を実感した09年でした。おススメは断然モノ・ボックス!まだの方、今からでもぜひ買って聞いてください。