~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

ぎんなんの思い出

2006年10月20日 17時02分11秒 | 雑感
どういうわけか今年はいつまでも暑い。
そろそろ生協のカタログにはクリスマスケーキやお歳暮や来年のカレンダーの案内が入ってくるのだが、まったくもって実感がない。
まして暖房器具やあったか毛布の広告など、特に昼間見ると「どこの国の話だ(・・・・いや日本でも寒いところは寒いみたいなのだが)」という気分だ。

でもあと10日で11月だ。<霜月>だ。

あまりにも暑いので、この時期だったかどうか実感が伴なわないのだが、
私の通った中学にはイチョウの樹があって、それが秋になると実を結び、
みなさんご存知のすさまじい臭いを放った。
で、その実はどうなったかというと、なぜか体育の先生がゲットし、
体育の時間に私らに校庭10周をさせながら、屋外の洗濯機でグルグルと果肉を分離した。
「あと、3周走れ~~!」となどといいながら、先生は棒で洗濯機をかき回していた。
いや別にいいんだけど、あの洗濯機、まさかいつもはユニフォームとか洗ってたんだろうか・・・・・・・


上京して入った大学にも、イチョウの樹があった。しかも並木になっていた。
1年の頃は、イチョウ並木自体が珍しく、「関東だあ」と感激だったもんで、
もちろん拾いました、ぎんなん。
でも、果肉を落として中身だけを集めるということを知らないもので、果肉ごと袋いっぱいに(爆)。
しかもその日、交流のあったW大学の筝曲の演奏会に行く予定で、そのまま都バスへ。
そして、そのまま会場のホールへ(殴)。
異臭さわぎにならなかったのは幸いでした。
そして、そのまま大学の寮へ。
共用の台所で果肉を落として、果肉は中庭に穴を掘って・・・・・。
そして、ぎんなんをフライパンで煎りましたら、
もうパン・パン・パン・パン・・・・・
発砲さわぎにならなかったのは幸いでした。

もちろん、部屋の連中と食べたのですが、
まさに食べすぎ、鼻血モン・・・・


「許し」は時を超えて?

2006年10月18日 18時54分11秒 | その他音楽
『ドン・ジョバンニ』のDVDをつけてみたところ、
序曲が始まったとたん、お絵かきをしていた4歳の娘が振り返って画面をじいっと見ていった。

「この人、指揮者さんなんよ・・・あたしのお友達なの。
公園にいてね・・・やさしい人なの・・・・お母さんのことも許してくれるよ・・」

待て!、この指揮者さんは
フルヴェンことフルトヴェングラーさまじゃ!!
お、お友達なんかっ???
しかも
お母さんのこと許してくれるって何を?
まったくなっとらん『運命』を弾きちらしていることをか?
『ドン・ジョバンニ』をいつも邪道に鑑賞していることをか?

支離滅裂なことを言ってるのだが、そのわりに
「このテレビ(DVD)は私の大事なテレビなの」と
正面に陣取って見ているところが怖い。
しかもその場面、ドンナ・エルヴィラが
「あの悪党はどこにいる?」と歌ってる場面。

・・・・・やっぱりこのオペラ18禁です。



字面が硬い!

2006年10月17日 12時45分39秒 | 家族・友人等
昨日、見学に行った幼稚園では、今日いもほりが行われるのがそうなのだが(もちろん園内の畑)、
いもほり前日にあたる昨日は、ちょうど園児たちがつるを切る作業をしていた。
このつるは持ち帰り、夕食なり弁当なりで自由に食べてください、ということなのだそうだが、
「イモのつる」を食べるという話は、戦争中にはそんなこともして飢えをしのいだという話をきいたことはあるが、私も家族も実際食べたことはない。
そういえば、終戦記念日なんかに戦時中の食事を体験してみるという催しもあるよなあ・・と主人と私が話していたところ、息子が言った。
「それって、戦争を忘れずに臥薪嘗胆するってこと?」

・・・・
・・・お、おまえまさか連合軍にリベンジしよう、っちゅう気?
なわけないよなあ
びっくりしたぞ。でも、なんと間違ったのかね?
・・・・と考えていたところ、さらに息子。
「臥薪嘗胆って、くれの話だよね?」

・・・・そうか、くれか。結構身近な話なんだな
「・・って、おい、それ<ゴ>だよ、呉の国。広島の呉じゃなくて、昔の中国の呉じゃあ~~」

(↑という話を父にしたところ、「くれぐれもカイのないように!」と返された。
・・・・ガクッ





先日、皿を洗っていたら、なんだか主人がその辺でしゃべっていてるのだけど、水音でよくわからない。
主人「・・・そういうのって、・・・シュゲイシュチイン・・なんかでやってたんじゃないか?」
私 「はあ?シュチニクリンをやってた?」
主人「あのさあ、綜藝種智院っていったの。なんで酒地肉林になるんだっ

こっちこそ、どういう文脈で語ってたら綜藝種智院なんて、変換にすら苦労するような歴史用語が出てくるのか聞きたいよ~~~

園見学&授業参観

2006年10月16日 13時07分59秒 | 家族・友人等
午前中、娘を入れようかと考えている幼稚園の見学に行った。

この地区の幼稚園は上の子の編入時に多少は見学しているし、見学していないところでもそこに通わせているお母さん情報だとか、だいたいの傾向(宗教や力を入れている分野)は噂できいているので、今回ここしか見学の予定はない。逆にいうと、ここに入れなかったら路頭に迷う。。。(今、思いついたのだが、もしなんらかの理由でアウトになった時のために、第2候補の願書は用意しておくべきですね・・汗)

園長先生は、私より少しお姉さんかしら・・というくらいの年格好でとても感じの良い方。わかりやすくかつ温かみのある案内をされた。
宗教や、特色となる分野があるわけではないこと、
自由保育ではなく設定保育であること、
あくまでも子供主体ということで、お母さん方参加の行事(バザーや親子遠足など)はないこと、
昼食はお弁当で、お箸で食べ、巾着を使わず布で包むこと、
人工の遊具は置かず、山の斜面を利用した遊び場ですべり遊びや泥遊びをすること、
などなど当たり前といえば当たり前なのだが、今では逆に珍しいとも言えるようなことをひとつひとつ説明された。

最後は、写真のような自然の地形を利用した斜面で子供たちは遊び、栗を拾い、もう明日からでも通いたいくらい気に入って帰途に着いた。
幸いというべきか、この子たちが生まれた年(2002年)は2000、2001年に一種のベビーブームが起きた反動からか、出生数がかなり少なく、もしかしたら並ばずに入れるのではないか・・というお話だった。

・・・そうか子供の少ない年なのか・・・なにかと広き門なのは悪くないです

午後からは、小5息子の授業参観。
家庭科の授業で、メニューは小松菜とソーセージの炒め物だった。
小松菜は、生活科の時間に、子供たちが土地の開墾・肥料作り・虫取りなどすべて手作りで育ててきたもので、本日収穫。当然葉っぱは虫食いでアナだらけだ。

通常授業参観は失礼ながら結構退屈もするものだが、今日はそれどころではなかった。
フライパンを火にかけっぱなしにしてる班はあるわ、男のだけの班では小松菜はみじん切りになりそうだわ、葉っぱだけむしっている班はあるわ、水分たっぷりの小松菜をフライパンに投げこんで「ぎゃ~」と腰の引けてる女の子はいるわ、・・で、もうお母さんたちはハラハラドキドキ、見ちゃおれんという状態。
試食タイムは親もご相伴にあずかったが、味はなかなか良かった。小松菜全然苦味なかったし。
片付けは片づけで、いつまでもデカいボールやらザルやらをシンクに入れたまま、そのうえで水を飛び散らせながら皿を洗い、洗剤の泡が頭についたりしてるしで、この光景を黙ってにこにこ参観してくれ、というのはかなり過酷だった。
今日は保護者もいつになく多く(ほぼ全員だったのではないか)、やはり「調理実習だからいってみるか」という下心(?)はありありだった。

今日は、自分のことは結局なにも進まず(涙)、家事と子供関係で終了。
いや、ほんとはこういうのがあるべきお母さんの姿なのかもしれないのですけどね・・・。

髪は、ある意味<命>

2006年10月14日 18時04分11秒 | 家族・友人等
先日、ひさしぶりにコンペ時の連弾相手に会ったところ、
びっくりした。
思わず言ってしまった「どしたの?その頭」(殴)
若いお嬢さんに(いや若くなくても)いきなりかける言葉ではなく、大変失礼してしまったのだが、
私には、まったく否定的ニュアンスはなかったのだ。
長さも色も劇的に変化していたので、「そこまで素敵に変えちゃったのはなぜ?」ときこうと思うたのに、この口がこの口が・・・・

そういえば、自分も長く髪切ってないなあと思いつつ、なんとなくドラッグストアをふらふらしてたら・・・、世の中いろんなものが出てるんですねえ。
そりゃ毛染め関係のものは昔からありますけど、簡単なパーマセットまで売っている。
でも、自分でやったらパーマ液したたらせて、肝心の髪にはかからず、眉毛とかにかけてしまいそうだ。

いや、むらむらと髪を切りたくなってきた。
このドラッグストアの2階は美容室、しかもキッズルームあり。
たまらん・・・
行ってしまいました。
が、いってすぐに後悔・・・
「♪いらっしゃいませ~~~」まずこの明るい声であとずさり
や、やはり私には二重らせんのクルクルしている「バーバーなんとか」の方がふさわしくはないか?・・・・

でも、子供は預かられてしまったし、あとにはひけない。
「今日はどうされますか?」
「・・・・切ってください・・・」
「ハイ長さはどのくらいに?」
「・・・・アゴ・・・・・・・」
「ハイ、ボブっぽくですね。では、こちらとこちら(雑誌のスタイルを指しながら)のどちらがよろしいですか?」
「・・・・かまわなくていいほう・・・」
「ハイではこちらですね。少々お待ちくださいっ」

・・・・・・ああ、まるで、女の子のいる飲み屋に初めて入った下心バリバリのオヤジだ・・・(←わかるんかそんな心境?)

洗髪してもらう。
今日の店は「むずかしくないですか?」とは言わなかった。「苦しいところはないですか?」と。

「お客様、頭皮がこってらっしゃいますね。首とか肩はこってらっしゃいませんか?」
「いや、べつに」

・・・・・・ああ、またやってしまった。若い娘と話のはずまないオヤジ・・・

でもまあ、とにかく切ってもらったのだ。
マニキュアしますかとかいろいろきかれたけど「いや、もう普通に切ってくれればいいから」とすぐ終わってもらった。

・・・・・・ああ、髪を切られた私は尻子玉を抜かれたに等しい・・・・
それにしても、なんでこんなに疲れるんだ・・・

こんだけ苦労して切ってきても(長さ的にもロングからボブ)、家族はだれも気付かなかった。
やはりインパクト足りなかったか。やっぱり次は<色>だ、<色>!!

授賞式

2006年10月14日 13時55分56秒 | 家族・友人等
某小学校で開催の、市内小学校の科学授賞式に出かけた。

「市」といっても本日ここでの授賞は西の地区だけだ(中央、東は別会場)。
「科学」といっても、対象は「夏休みの自由研究」だ。

着いてみたら、親子共入学式仕様のスーツでキメている方とか、おじいちゃんおばあちゃん込みの七五三モードとか、とにかくフォーマルでびっくりしたのだが、なかに「家族でアウトドア」風な一家もおられて少しほっとした。

中に入って受賞者名簿をみてわかったのだが、各学年20名くらいが表彰されるうち、1~4年は半数が<な○さ公園小学校>という私立校(地元の方ならご存じですよね)の子たちで、この集団がえもいわれぬフォーマル感を醸し出しているのだった。この小学校、5~6年になると一人もいないというのが謎だった。
6年生は、だいたい各校バランスよく受賞。
5年生は、これまたビックリなのだが、23人中11人が息子と同じ学校(うち女の子は1人)だった。
このT小からの受賞者は、他学年ではそれぞれ1~3人なので、先生方もびっくりの「5年生理科パワー」だ。
こんなにいるのだったらマイクロバスで乗り付ければよかった(笑)。

しばらくの間、受賞作品はこども科学館に展示される。


追記:情報によると「な○さ公園小学校」は新設校のため、まだ4年生までしかいないのだそうでした。

何もわかっていない

2006年10月13日 21時36分27秒 | 家族・友人等
夕食の時、4歳児が「ア○プスの少女 ハイジ 納豆」(考えてみたら、なぜハイジと納豆が結びついているのか謎だ)と食べていたところ、小5の息子が質問。
息子「ねえ、ハイジってどういう話で終わるの?」
私 「最後、街に売られる」
息子「ふーん、そうなんだ」
私 「・・なわけないじゃん。スイスの冬山で犬と一緒に遭難する」
旦那「・・それで、最後『ごん、おまえだったのか』と言い残す」
息子(爆)
  「でほんとは、どういう話なの?」
旦那「クララが歩いて終わりだった・・・かなあ」



別の話題。
私 「この前小学校へ行ったら、♪~~~~♪~~~~って曲が聴こえてきたけど、これって何の曲?」
旦那「それって、♪~~~~~♪~~~~~って曲?階名のついてない時の君の歌はさっぱりわからんなあ」
私 「すいませんね。この前、よその子にも全然わからん言われた(実際、楽譜が浮かばない時の歌は自分でもメチャメチャだと思う。たぶん今日あるのは教育の賜物で、元来は音痴なんじゃないかと思う)。で、なんの曲?」
旦那「『オズの魔法使い』か何か」
私 「それって、傘で飛ぶあれか?」
旦那「違う!それは『メアリー・ポピンズ』」


また別の話題
旦那「液晶テレビとプラズマテレビってどう違うの?」
私 「それはあれだ、片方は液晶が使ってあって、片方はプラズマなんじゃ
旦那「じゃ、ブラウン管とプラズマはどう違うんだ?」
私 「そりゃブラウン管はこう『ビビビビ==』で、プラズマは『パパパパ==』で」
旦那「・・・もう、いい・・・・」 


シゲルちゃん体験

2006年10月12日 20時47分14秒 | ピアノ
午前中は、学校でベルマークの作業があった。
作業にも人間関係にもかなり慣れて来て、何かとトバシテたら、ほんとに鼻息で一気にベルマーク飛ばしてしまった。
すんません・・・。

午後は、お友達のお宅に招いていただいていたので(私以外にも2人ほど)、バスを乗り継いで伺った。
きくところによると、事務所の離れに、泣く子も黙るカ○イの銘器、シゲルちゃんが置いてあるらしい。しかも調律後まもない。期待ですっ!

それにしても「事務所」って?まさか前に「組」とかつかないよね。
・・と思いつつ「バス停に着きました」とメールしたら、「お迎えにいきます」。
まさか、若い衆が黒い車で来たりしないよね?
・・・と思ってたら、いつもと変わらぬ穏やかなかじやんさんが、自転車でいらしたのでした。どう考えても、かじやんさんは<姐さん>ではありえないのでした。


ピアノのある離れは「ソファー&テレビ&パソコンが置いてある」という、「一生に一度は味わってみたい隠れ家特集」の巻頭カラーを飾りそうな空間だが、さらにロフト付なのだから、これはもうたまりません。
紅茶の似合う<ぶるじょあ>だあ~!
(↑誰ですか、今日こんな懐かしい言葉を発したのは?ちなみに私ではないですし、こういう文脈でもなかったです)

シゲルちゃんは、屋根全開でお待ちでした。姿からしてなんかノーブルです。
音は弾き手に似てきますけど、姿も似るのかしらん?なんかかわいいし。
私、まずはシューベルトのソナタ(・・と書いただけでなんか似合わない気が・・・・笑)をちょっと弾いてみましたけど、柔らかい音でいい雰囲気。必要に応じてはっきりした音もでるし。うちのピアノは特に最近、向こうからむかって来る気がする(爆)、それと比べるとほっとするところあります・・・やはり持ち主に似るのか?

かじやんさんの「シューベルトのソナタ」、まつやんさんの「熱情 第3楽章」、わぁ~いさんの「月光 第1楽章」を聴かせていただきました。
まだ「練習中」のマークをつけての演奏でしたけど、それぞれに「味」をすでに出しておられて、こちらも知らず知らずに真剣になりました。
今日おそらく聴かせていただけるであろうと思って、私も一通り弾いてみたりしていたのですが、「よりその曲の心に近づきたい」思いはお互い同じとしみじみ感じ、また今まであまり自分では意識していなかったところにも気付いたりして、充実した時間でした。

最後に私も「月光 第2&3楽章」を弾かせていただきました。
思いっきり、<練習中>マーク
せっかくの調律を台無しにしなかったかとちょっと心配・・・・(笑)

うるさい4歳児連れて、大変お邪魔いたしました。
ありがとうございました

それでも「参加することに意義」あり?

2006年10月12日 00時17分33秒 | ピアノ
先日、夏のコンペの結果特集号が来た。

これがくると、各部門で一位をとった方々の経歴はほぼ丸見えになるわけなのだが、
やはりというべきかなんというべきか、どなたもすごいプロフィールだ。
「音大でピアノを専攻していない23歳以上」のカテゴリーでの一位は、東京にある国立大学医学部6年のお嬢さん。リストのハンガリー8番。
「23歳以上の愛好者対象(つまりピアノ専攻も可)」の部門の一位は、東大大学院博士課程の男性。カプースチンのソナタ1番。この方は、子供時代2年連続このコンペの決勝に出場して受賞されている。

さて、私も出場した「音大でピアノを専攻していない40歳以上」カテゴリー、一位の方。この方も日本でトップといわれる大学の出身と伺っているが、2歳半からピアノを始められ、いわゆる学生コンクールで小学生時分に西日本2位の成績をおさめられているのであった。(記事によるとお母様からものすごいシゴキを受けておられたようで、その具体的表現はちょっと活字にするのがはばかられる内容)
このS氏の「ベートーベン ソナタ第30番」は私も西日本本選で聴かせていただいた。おととし約20年ぶりに練習を再開されたとのことである。
同じくこの部門の2位は西日本本選でご一緒したY氏(別名:スタンD氏)で「ショパン ノクターン第13番」、また、3位も驚いたことに西日本本選で聴かせていただいた女性の「バッハ フランス風序曲」なのであった。
・・・そうか、7名の決勝出場者のうち上位3名が西日本本選の優秀賞者だったということは、特にあの日の審査がおかしかったわけでもないのだな・・・(殴)
というわけで、ここへきてやっと私も、西日本本選で上位5位までに入ったことを素直に喜ぶ気になったのであった。

連弾部門。
こちらは年齢・経歴に関しては無差別級なので、6組の決勝進出ペアの中には2人あわせて150歳という男性ペアがあった。
この部門の演奏は、スカパーで拝聴したが、いくらなんでも、バリバリ現役で活躍中のセミプロの(いや、なかにはプロも)若いお嬢さんがたといっしょくたに審査というのは・・・と少し疑問ではあったが、やはり決勝に進出されただけのことはあって、バランスや駆け引きが絶妙だった。
インタビューでは「子どもと違って我々の年齢というのは、今日出来たことが明日できなくなる。それをなんとかしようと、若いころの何十倍も努力してしている。そうすると、ほんのわずかではあるが少しずつでも進歩があるようで、ますます努力する」とおっしゃっていた。
・・・・すごい・・・・
初挑戦の時は予選落ち、2回目は本選落ち、今年は決勝進出で審査員特別賞をものされたこのお二人、無差別級で健闘されるお姿には感服するが、ほかにももっともっとこのような「人生のデュオ」を聴かせていただくために、もう少しこの部門なんとかならんものか?
たしかに「ピアノ専攻」かそうでないかで分けると、「仲良しだけど経歴で組めない」なんてことが出てくるし、年齢を制限しても「おばあちゃんと孫」というようなほほえましい組み合わせがボツになってしまう。
そうはいっても、ほかの「完璧プロ」の一糸乱れぬため息ものの演奏とは、ちょっと違った気持ちでこちらも聴いてみたいのが本音だ。

ここ数年で、このアマチュアの部門も「愛好」などという言葉とは遠い雰囲気になってきた感じがする。
ほかのコンクールでは、経歴や年齢によってさらに部門を細かくわけたり、逆に「一般」で一緒に審査されたり、曲の長さによって分けてみたりいろいろだ。
今では「音大でピアノを専攻」したかどうかが基準になるのかと思うほど、経歴も多岐わたっているので(海外のセミナーを受けたとか、個人的に有名ピアニストに師事しているとか)、「楽しみながら刺激もほしい」者にとってはますます難しくなりそうだ。

ここが思案のしどころ、といったところだろうか。

誰に似たのか!

2006年10月10日 17時23分18秒 | 家族・友人等
4歳になって1週間の娘がものすごいパワーアップだ。

昨夜、福岡から帰ってきてくたくたかと思いきや、夜の10時頃、
「ムーミン見る~~」
ダメだといっても、いつまでも「ムーミン見る~」と叫んでいる。
無視していたら、
「お母さん、電話だよ」とおもちゃの電話を持ってきた。
「まつやんさんが、か○ちゃんにDVD見せてあげなさい、ていってる」
・・・・言うわけなかろう!
と取り合わずにいたら、再び
「お母さん、電話だよ。かじやんさんが見せてあげてっていってる」
こらあ~、人の友達勝手に見方につけるな!

そのうち、架空の電話は、おばあちゃんからも怖い人からもかかってきたが、
私はいずれにも屈せず、とうとう
「ありもせん電話次々デッチあげるな!」と一喝。
さすがの娘も泣き寝入り。

今日は今日でなんだったか忘れたが、コンビ二への道々再び怒られていた。
コンビ二でコピーをとっていたら、背後で店員さんとうちの娘の会話が。
みればカゴを手にしていて中には、チョコとアメが・・・・。
なんなんだ????
しかも、それを店員さんに差しだしつつ、
「お母さんが怒ってるんです」
店員さんクスクス笑いながら「そう、それは困ったわねえ」


・・・・・親の顔が見てみたいよ(号泣)