コンペ一段落で、7月の連弾練習。
昨日は、H響のM先生にレッスンしていただきました。
連弾って、ソロ以上にどなたかにチェックしていただかないと、弾いてる者同士で録音聴きあっているだけだと、なかなかバランスが整わない。
モーツァルトのシンフォ二―(41番第4楽章)の連弾版なので、やはりここはオーケストラの一員でいらっしゃり、かつ指揮もされるM先生にお願いしたく、大変ご多忙な中、お時間をいただきました。
それなりに、私たち二人もスコアを見たり、音源を聴いたりして、準備していたつもりでしたけど、いやあもう全然視点が違うというか、空間の広さが違うというか・・・
「この音はもともとフルートで、ピアノで弾くと最高音だからメロディーみたいに目立ってしまうんだけど、実際は寄り添っているような響きなんだよね」とか
「ここはファゴットだから、ほかの楽器が少し控えてあげないとなかなか聴こえにくい。今ピアノの低音でばりっと弾かれたのを聴いてると、なんだかファゴットだけにマイクがついてるみたい(笑)」
「この休符は、楽譜的には正しいけど、オケだともう少し長いと思うよ。みんなが弓を返すのにもう少し時間かかるからそれを感じて」
などなど。
あと編曲楽譜とオーケストラスコアの違い、楽譜上の音と実際に聴こえてくる音の違いについても、細かく教えていただき、少しでも「オーケストラの響き」に近づけるよう、そして実際にピアノでどう弾けばいいか・・までご指導いただきました。
う~~ん、楽しすぎる。
私はもともと編曲ものが好きで、ピアノのコンペでもしつこく編曲ものを弾いては(今年は違いますけど)、「ピアノオリジナルの曲でぜひ挑戦してみてください」とまでかつて講評に書かれたならず者なのですが、
今さら楽器を変えられない以上、また一人(もしくは二人)でオーケストラの曲をやろうと思う以上は、ピアノでやってみるしかないわけです。またアマチュアはなんでもありとはいえ、あまりにもこれは「道楽」なので、つきあってくれる相手や聴いてくださる方がなかなか見つからない。
そういう意味において、今度のコンサートはもう渡りに船というか、願ったりかなったりなんですね。
というわけで、こちらのコンサートに出演します。
<プログラム>
【第1部・・・・若き日のモーツァルトとハイドン】
1.チェンバロ連弾(小田&佐々木) おもちゃのシンフォニー第1楽章ハ長調 L.モーツァルト
2.チェンバロ メヌエット ト長調 K.1 WAモーツァルト
3.チェンバロ ピアノソナタ ト長調 K.283第1楽章 モーツァルト
4.チェンバロ ピアノソナタ ニ長調 第1楽章 ハイドン
5.ソプラノ&チェンバロ ママ、きいてちょうだい(きらきら星原曲)
6.パイプオルガン きらきら星変奏曲 ハ長調 K.265 モーツァルト
【第2部・・・・・大人になったモーツァルトとベートーヴェン】
7.パイプオルガン アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618 モーツァルト
8.ソプラノ&ピアノ(浅田) 恋とはどんなものかしら(フィガロの結婚より) モーツァルト
9.ソプラノ&チェンバロ 水車小屋の乙女 パイジェッロ
10.ピアノ(桂) パイジェッロの主題による6つの変奏曲 ベートーヴェン
11.ピアノ連弾 びっくりシンフォニー(交響曲第94番「驚愕」第2楽章) ハイドン
12.ピアノ(浅田) ピアノソナタ第1番 Op.2-1より第4楽章 ヘ短調 ベートーヴェン
13.ピアノ(桂) エリーゼのために ベートーヴェン
14.ピアノ連弾 交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551 より第4楽章 モーツァルト