~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

いらっしゃいました~

2009年01月30日 16時21分45秒 | 雑感
週の後半は関東にいる旦那から、今朝メールがあり、
「悪寒がして・・・やっぱり熱があるみたい」といいます。
関東から言われてもね、こちらこそ嫌な悪寒がして「そこにおいてもらいなさい」とメールを返したのですが、しばらしくして・・・・「インフルエンザA型だった(泣)」と。
今年はタミフルもきかない型が流行っているとのことで、彼はリレンザで予防していたはずなのですが、まんまと罹ってしまいました。

で、遠路帰るのもなんだし、かといって実家に行かせて両親にうつすのもなんだし、と「とりあえずそこの近所のホテルとかに泊まったら」と言ってみたのですが、帰りの飛行機はキャンセルできないとかで、「そちらに着いてからホテルに泊まる」とわけのわからないことを言います。
いや、いいんですけどね、こちらはそのほうが。でもそこまで隔離することもないし、だいたいホテルもご迷惑でしょ?入院がわりに泊まられたんじゃ・・。

というわけで、インフル氏がこれから帰宅します。
娘は「えっ?お父さん好きだったのにい~(泣)」とこれまたわけのわからない反応。


タミフルもリレンザも効かない変異株だけはカンベンしてほしいのですけど。


ハンガリー舞曲

2009年01月29日 20時35分02秒 | 室内楽
マジメな記事を長々と書いて疲れたので(殴)、もう一発。

今日は某所でレッスンをしたあと、移動して連弾の練習、そしてさらに某企画の初打ち合わせに同席させていただくという、「いったいあなたは何屋さんですか?」な一日。

連弾はブラームスのハンガリーの4番。
相手が相手なのと(おろなみんさん)、曲が曲だけに(?)、比喩がR指定。・・・・ここではとても詳細をお知らせできません。
おろなみんさんからも「仮装さん、いったい何の先生なんですかっ!」とあきれられました(←本人、相当喜んでいたんですけど)。
いちおうお断りしておきますけど、1.2.4.5.6番とやる中で、4番がこんなんなだけで、あとはそれぞれの曲のイメージがありますし、相手も違いますから、どうかご安心を。中学生とはそれなりにさわやかに闊達にやりたいと思っています。
中学生たちは、それぞれの先生もご心配でしょうから、ヘンな影響は与えられませんし(笑)。
大人の3人とは、これまでもさんざんいろんな曲をやってますから、楽しんでいきたいと思います。

ハンガリーは、聴くより弾くほうが絶対楽しいと思う。
特に4番はふたりの手が上下で交差するし、メロディーも交差するし、あんなこともこんなこともするので、興奮度高いです。曲想も大人っぽいですしね。

・・これ以上語ると検閲にひっかかりそうなのでやめときます(逃)。





習う・教える・弾く

2009年01月29日 16時31分29秒 | 私のピアノ歴
私を含め、子どもが生まれて以降、ピアノを再開したという人は結構多いです。
私の年代はバブル期に勤め人をやっていた人間が多く、自分に投資することに迷いのない、ある意味ぜいたくなタイプが存在します。
この年代(40+ウン歳)の女性の場合、化粧品や洋服にしても「若々しく見えます」というすすめ方はあまり効果がないそうで、「その年齢なりのよさが最大限発揮できる」という自然な表現のほうが好まれるらしい。
・・・・なるほど。私はもともとあまり若く見られたくないし、若く見られたこともないけれど(特に20代のころは軽く10歳くらい上に見られていました・・汗)、女性でも「年齢なりの責任みたいなものが容貌にも漂っている」というのが理想ではあります。

ちょっと脱線。そういう、容姿と年齢がどうのこうのという話をしたかったわけではないです。で、言いたかったことは何かというと・・・

ピアノ再開時における、表現したいことと、表現可能なことのギャップ。
30~40歳となるといい大人ですから、CDで聴くような名曲を弾きたい。それもたどたどしくではなく、ちゃんと弾きたい。ちゃんと弾いてほめてもらいたいのは子どもでも同じですけど、大人で困るのは耳が肥え、知識が蓄積されていること。
過去の数々の名演奏を聴いては、「こういう音を出したい」「ここは自分ならこう表現する」と表現意欲はあふれているのだけれど、哀しいかなそれを表現するテクニックというのは、子どものころから弾き続け弾き続けてもモノに出来るかどうかわからない、というほど高度なこと。

大人の再開組で、せっかくある程度指が動くようになったというのに、辞めてしまう人が結構いるというのは、こういうギャップに妥協点を見出せなかった、というのが理由のひとつに上がると思います。
一口に再開組といっても人それぞれ。子どものころのトレーニングの程度や中断の時期によっては、再開2~3年でプロ並の腕前になることもありますし、頑張り方を間違うと2度と弾けないくらいの故障を手にきたすこともあります。
小さい子どももそれぞれ個性や理解度の違いがあって、各人に合わせたトレーニングが必要なのはいうまでもありませんけど、
大人の場合はさらに、現在における器用度、動きの悪い指のチェック(過去のなんらかの怪我が原因となっている場合もある)、楽曲をどれだけ聴いてきたか、音楽関係の知識、さらに過去のレッスンにおける心身のキズ(・・・そういうこともなきにしもあらず)、などなどを考慮したうえでのレッスンメニューになるので、なかなか難しいと思います。
なによりも本人が「どういう演奏をしたいのか」ということ。
・・・たとえば簡単な曲でも自分なりの音色・表現を追求し、その完成度で満足を得るのか、
・・・細かいことはいいから、「弾いた気になった」くらいのレベルで弾きたい曲を弾くのか、
・・・すべてをリセットして一からやり直すつもりで、専門的演奏を目指すのか、
そのほかいろいろあると思いますし、途中で志が変わることもおおいにあり得ます。

これらのことに付き合っていくのは、ピアノの先生にしてもかなり辛抱のいることで、「趣味なんだから難儀なことはしなくても」「音大に行くわけではないから、そこまで追求すると、時間もお金もかかりすぎる」と、ある意味安易な道を勧める方もいると思います。
また教え子が自分より年上だったりすると、やっぱり言いにくいこともあるでしょうし、子どもだと「発表会でドレス着てかわいい」とか、「よく言うことをきいて頑張って練習してコンクールに入賞。先生もうれしいわ」とかいうこともあるでしょうけど、大人だとそういうダイレクトな喜びはあまりないだろうし(爆)、逆に変に世間を知ってるから、「自分が上達しないのは先生のこういう点の指導がまずいからだ」とか「結婚や上司と同じで相性とかもあるよね」とか音楽以外の点で逆批評されることもありうるだろうし(泣)、昨今増えた大人の学習者というのもなかなか一筋縄ではいかないと思います。

ただ子どもと違って、理解力や洞察力にたけているので、話は通じやすいと思うし、うまくいけばお互いいい影響があって、単なる先生と生徒以上の関係が築けるはず。
習うほうも、自分の目指す方向とか時間的経済的状態、また迷いなどをきちんと話したうえで真摯な気持ちで臨めば、多くが得られるはず、と私は思います。

私は再開組であり、たまたま現在はどちらの立場でもありますし、たまには演奏もしているわけですれど、「習う」「教える」「弾く」どれも同じくらいのウエイトでもって「タメになっている」と思っています。
同時にどの立場も結局は同じことなのだ、とも思っています。「音楽をやっている」ということにおいてはまったく変わりがありません。そして、私の先生方も、生徒も、共演者もみな「音楽をやっている」ということで同じです。

幸せなことだと、あらためて思います。




便乗はダメです

2009年01月28日 08時00分18秒 | 雑感
2日間の入試休みをへて、息子は今日から学校。
娘は今日までインフル臨時休園。

状況的にはインフルエンザの疑いありすぎなんですけど、うちの子たちは熱が出てないです。
ここ3日ほどのピークが7度台後半で、あとはずっと36度台。今朝も2人とも36.7度とかそんなもん。
昨年は息子も私も軽く40度近くいきましたからねえ・・・


息子は「いちおう喉痛かったりするから休みたいなあ」などとほざいてますけど、
娘はまだしもあなたは休む資格はありません!今日はすでに鼻水も咳も出てないではないですか?!

行ってきなさいっ!



ダラダラしつつ・・・

2009年01月27日 23時51分53秒 | 室内楽
昨日&今日と子ども二人が朝から晩までズルズルゲホゲホしていて、見ているだけでなにかうつりそう。あっという間にゴミ箱は山盛りだし・・・。

午前中は二人が起きる気配もないので、私はピアノ部屋に逆隔離状態でよかったのだけど、午後からは存分にありとあらゆるものを浴びた気がします(泣)。
午後以降は、こちらもひたすらダラダラと過ごしました。

ピアノは目下アンサンブルの用意に追われていて、
チャイコのトリオのほか、ブラームスのハンガリーの1、2、4、5、6番のプリモとセコンド全部を弾けるように練習中です。
これにだいたいメドがついたら、「くるみ割り」(連弾)にも3曲、目を通さないとなりません。
ソロは時間をかけてじっくりやることが多いですけど、アンサンブルはだいたい締め切り付きなので、一気に目を通し、頭にたたきこむことが多いです。なので、技術的にはほんとは余裕のある曲のほうがいいのです、初見で弾けるくらいものが理想。それくらいだと、ほかのパートまで目配り耳配りができます。
技術的にギリギリの場合は相当弾きこむ必要があるので、逆算して練習計画を練らなければなりません。

へんな話ですが、アンサンブルを余裕で弾きたいがために、ソロの難しい曲や基礎練習をやってるような気がします。相手によっては音色も細かく指示されますから、音の引き出しも増やしておく必要があります。
コンサートを聴きにいって、(ピアノ)ソロで「おっ・・」を身を乗り出す演奏は珍しくないのですが、伴奏やアンサンブルではあまりそういう経験がありません。やはり練習不足だったり時間のかけかたが今ひとつということ、お互いいまひとつ楽しんでいない、というのが主な理由でしょうか?


理想は高く、「おっ・・」というアンサンブル目指したいです。


ついに

2009年01月26日 14時43分33秒 | 雑感
娘の幼稚園も、明日明後日臨時休園。
ほんとインフルエンザって、流行り出すとあっと言う間なんですね。

昨年はうちは受験生がいましたけど、こんな流行り方はしてなかったので、気分的にはまだマシだったのかなあ、という気がします。

みなさんどうか、手洗い&うがいで、なんとか乗りきってくださいませ。


<追記>
幼稚園からのFAXによると、先週末時点では、インフルエンザの欠席者は数名にとどまっていたのですが、本日月曜日、体調不良による欠席者は全園児175名中75名、うち、インフルエンザ確定の連絡は33名。欠席理由は発熱が多いということです。
息子の中学にしても、学年閉鎖というのは、過去30年のうち1回あったかなかったかというくらいのマレな事態だそうです。
うちは昨年罹りましたから今年はカンベンしてほしいのですが・・・・



チャイコ三重奏初合わせ

2009年01月26日 12時55分05秒 | 室内楽
うちにもついに風邪の猛威到来です。

娘に、鼻水・咳の症状が昨日からみられ、熱はないもののこのズルズルコンコンは世間さまのご迷惑だろう、と本日は幼稚園を休ませました。
同じバス停のお友達にメールしたところ、「うちは咳と熱です。うちも休ませます。同じバスのY君はインフルエンザらしいです」と返事がきました。そしてしばらくして、またメールが来て「・・うちもインフルエンザでした」。
うちの娘はとにかく鼻水がすごいのですが、インフルエンザの危険もなきにしもあらず。

息子は昨日、自分の学校の入試のお手伝いで登校していました。
体育館で待っている保護者にお茶を配ったのだそうですけど、ここも体調ギリギリで踏ん張っている方がたが多かったせいか、「おれ、何かもらったかも。ヤバイ」と言ってました。でも、彼は今日・明日とお休みなので(なぜこんなに休みがあるのか私にはよくわからないのですが・・)、せいぜい休養をとってもらおうと思っています。


私は、今日午前トリオの練習を組んでいて、娘の体調次第ではキャンセルもやむなしと思っていたのですが、娘もそこまで悪くなさそうだし、息子は休みだし、練習場が徒歩数分だし、ということで、行くことにしました。
3人の都合を合わせるので、「いつでも」というわけにはいきませんし・・・。
チェロはいつもの友人なんですけど、ヴァイオリンは初めてお目にかかる方。でも、お話していると自然に打ちとけて、合わせる前からいい雰囲気でした。

練習のほうはといいますと、チャイコのトリオは相当難しいので、まずは私たちに出来るのか・・・という不安が(汗)。
この曲は音をとることそのものも難しいのですけど、合わせてみるとタイミングがめっちゃくちゃ難しいところがあって、「(CD)聴くのと、(楽譜)見るのと、(実際に)弾くのは大違い」状態。
何が難しいって、縦の線がずれている(各楽器のアウフタクトがずれているとでもいいましょうか)ことほど難しいことはなく、オーケストラの方々は慣れておられるのでしょうけど、ピアノ弾きはこういうのは苦手です。こちらはスコア見てても入れないのに、外の楽器はパート譜だけで「4拍目のウラ」とかからスッと入れるのは、やはりトレーニングが違うよね、といつも思います。
それに加えて、こちらには技術的にもかなりの難所があって、自分で弾いている分にはなんとか通過するのですけど、ほかの楽器の音を聴いていると、・・・・えっと、どこでしたっけ(爆)。テンポをきっちりキープするためにも、もっと練習しないとなあ。

今日は、とにかくタイミング重視で練習。
ゆっくりそれぞれがどこで入ってどう交わるかを確認・・・やっと、お互いが何をやっているのかがわかったところで本日は終了。
たぶんなんとかなるのでは・・という希望が見えましたが、これから頑張らないといけません。
それと、これをプログラムの最後にもってくるのは、あまりにも暗すぎなので、同じくチャイコから明るめの曲も初見で合わせてみました。こちらは、大丈夫そうです。
弦楽器とのアンサンブルは昨年の夏以来ですけど、やっぱりいいです。耳も頭もいつもと違う部分が活性化される気がします。ヴァイオリンの方のセンスも素敵で、これから楽しみです。



さて、これらの発表は、今のところ4月29日(祝)の予定。
ブラームスのハンガリー舞曲を5曲連弾でやるほか、チェイコフスキーのトリオその他をプログラムに考えています。
出演者は、私以外にピアノが5人、弦楽器が3人の予定。

これからまずは、1曲1曲(ひとりひとり)合わせて感触をみていくことになります。
考えてみれば、すごいな・・・7人の相手か(爆)。