~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

2日目終了(バロック室内楽コンサート in ザビエルホール)

2011年03月28日 00時25分06秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

おかげさまで、無事終了いたしました。

 

27日(日)は14時開演でしたので、調律が上がる11時を目指して集合。

26日と違ってステージのあるホールですので、ステージマネージャー2人とともに、まずは、出入り・立ち位置の確認。

出演者が6人のうえ、曲ごとに立って演奏すわって演奏いろいろですので、詳細な打ち合わせが必要です。

そのあとに音響のチェック。楽器の位置を変えつつ、アンサンブルとして一番ふさわしい配置に調整していきます。

そこまでで、けっこう時間がかかり、その後、リハーサルをしていきました。

 

いよいよ開場・開演。

モニターをのぞいて、お客様の動きがおさまったころを見計らい、かげアナ。・・・・私やらせていただきました(笑)。

たくさんのお客様にご来場いただき、静かに熱心に聴いていただけてよかったです。

私は本プログラム1曲、アンコール1曲しか弾いてないですけど、全体に関しても雰囲気も流れも、良かったんじゃないかな・・・と思っています。

プログラムは昨日書いたとおりですが、アンコールは

<パーセル作曲:Fairest Isle>

<パーセル作曲:ニンフス&シェファーズ>

でした。

 

打ち上げは、これまでまったく接点のなかった宗教音楽関係のお話も伺えて、楽しくも有意義なひととき~。

 

ご来場くださったお客様、また今回ステージをご一緒させていただいたみなさん(静岡・奈良・広島)、ありがとうございました。


1日目終了(バロック室内楽コンサート in尾道なかた美術館)

2011年03月26日 21時29分01秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

尾道なかた美術館でのコンサートが終わりました。

(詳細はこちらのブログをご覧くださいませ)

まずは行く方法をいろいろ考えたのですが、自宅の最寄のJR駅から行けば、1時間40分ほど。

そこまで大変な移動時間ではないな・・と考え、往復の時刻を調べ、ひとりでのんびり行きました。

もともと寒い日だったのですが、途中、山のほうに差しかかった時、雪が降り始め、人けのない車内も冷え冷え・・・・。

なんとも・・・なお天気でした。

 

この美術館では昨年の4月にも弾かせていただいているのですが、JRで行くのは初めてでしたので、迷わないかちょっと不安でしたが・・・・・大丈夫でした。

 

12時くらいにリハーサル開始、交代で昼食をとったりしつつ2時過ぎまで。

非常によく響く空間なので、チェンバロだけのときと違って、リコーダーが3人、また歌が入ると、

立ち位置によっては「うわ~ん」となったり、逆に、吹き抜けの天井に吸い込まれてしまったり。

それをお互い聴きながら調整し合ってのリハとなりました。

 

今日はピッチが413だったらしいです。(415というのは今までも何回か経験してます。)

自分で弾いているときには、なぜかまったく違和感ないのに、他の人が弾くと、完全に半音低く聴こえる(汗)。

しかもその弾いている楽譜に目をやると他楽器のために移調して弾いているので(驚)、

楽譜は変ホ長調なのに、弾いている鍵盤はヘ長調、耳に聴こえてくるのはホ長調・・・・・・・ひいいいい・・・・・・あまり深く考えないことにしました(笑)。

本番はエアコンを切っていたため、冷えのためかほんの少しチェンバロのピッチは上がり気味だったような気もしました。

 

<プログラム>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

第一部

・鳥の鳴き声の模倣によるソナタ    (アルトリコーダー2、チェンバロ)                  W.ウィリアムズ(1677-1704)

・ソナタ 作品1-8 ヘ長調        (アルトリコーダー3)                          J.マッテゾン(1681-1764)

・17世紀イギリスのプレリュードより3曲 (それぞれ テナー・ソプラノ・アルトリコーダーによるソロ) 

・グリーンスリーブス ニ短調    (ソプラニーノリコーダー、アルトリコーダー、チェンバロ)           作者不詳

・カンタータ 『クレオラは木陰に座り』 (ボーカル、アルトリコーダー、チェンバロ)                J.C.ペプシュ (1667-1752)

・ソナタ ヘ長調 (アルトリコーダー3、チェンバロ)                                   A.スカルラッティ(1660-1725)

                 

                                            ♪ 休憩 ♪

第二部

・鳥のさえずり、ミュゼット、タンブーラン   (チェンバロ)                              J.Ph.ラモー(1683-1764)

・コンチェルト 第3番 変ロ長調  (アルトリコーダー3)                              J.B.ボワモルティエ(1691-1755)

・ファンタジー  ニ短調       (アルトリコーダー)                                G.Ph.テレマン(1681-1767)

・トリオソナタ  ハ長調       (アルトリコーダー2、バスリコーダー1、チェンバロ)            G.Ph.テレマン(1681-1767)

・カンタータ 『彼の小屋の外で』 (ボーカル、アルトリコーダー、バスリコーダー、チェンバロ)        G.ボノンチーニ?(1670-1747)

                                                                                                                        G.グレーバー?(?-1731)

・カンタータ 『美しくさえずる小鳥よ』(ボーカル、アルトリコーダー2、バスリコーダー、チェンバロ)     A.スカルラッティ(1660-1725)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

いずれも1600年代後半の生まれの作曲家です。初めて名前をきいた方もあり・・・・・ (汗)。

私も、プログラムを読んで勉強中しつつ、演奏も・・・・・です。

 

明日も同じプログラムです。

・・・・なので、いちおう、アンコールは内緒にしておきますね。  

 

 


コンサートのお知らせ

2011年03月25日 11時31分31秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

気づいたら明日で(汗)。

3月26日(土)尾道なかた美術館 15:00~17:00

入場料は1500円ですが、美術館の展示もご覧いただけますので、ぜひお出かけくださいませ。

 

同じプログラムでその翌日、

2011年3月27日(日)14:00開演 (開場13:30)

<会場>エリザベト音楽大学ザビエルホール

<曲目>J.B.ボワモルティエ:ソナタ変ロ長調

      作曲者不詳:グリーンスリーヴス

      テレマン:デュエット変ロ長調、ファンタジーニ短調、ソナタハ長調

      ラモー:鳥のさえずり、タンブーラン

      スカルラッティ:カンタータ<美しくさえずる小鳥よ>   他

<入場料>一般 2,000円、高校生以下1,000円

チケット取扱:ヤマハミュージック中四国広島店、デオデオ

  

よろしければお出かけくださいませ。

ザビエルの方のチケットはもちろん、私も持っておりますので、ご連絡いただければ・・・と思います

 

 


帰途です

2011年03月20日 16時44分57秒 | 雑感

15:10発の新幹線で帰る途中です。


東京駅に関しては、そこまでふだんと変わらない気がしましたが、三連休中ということを考えるとやっぱり人は少ないというべきでしょうか。
駅売りのお土産や弁当はいつもとだいたい同じかな、という感じです。


今日は16年前に地下鉄サリン事件が起こった日。
世を震撼させた事件でした。
16年前は1月に阪神淡路大震災、3月に地下鉄サリン事件と、未曾有の事が次々起きた年で、その時妊娠中だったこともあり、実に鮮明に記憶しています。




ところで昨日は、家族のうち男二人は都心の方になにやら出かけ、私は娘を連れていったん主人の実家に向かいました。
交通機関の減数(?)運転で、いつもよりは若干時間がかかったのかもしれませんが、
娘を連れてるし、エスカレーターが止まってて階段で荷物を運んだりしたので、まああんなものかもしれません。

実家に着いて差し入れを開け(トイレットペーパー・乾電池・食糧などなど)、昼食をとったのち、
私だけ、都内にまた出かけました。


新宿で、松本さんが講師でセミナー(ベートーベンの「熱情」について)があったもので、それを受講しに行ったわけです。

途中、JRが来なくて30分待ったり、やらなくていい乗り換えをしたりしたもので、
13:40ころに出たのに、新宿駅についたのは15:55。
16:00開始なのに(汗)。
駅構内を抜けるのに数分、さらに三角ビルに至るのに数分を費やし(もちろんダッシュ)、
7階の会場に入ったのが、16:05。
遅刻しました…すみません。
(それにしても三角ビルの一階ホールがものすごく暗かったのは少し無気味でした。)


受講者は20人くらいいらしたと思います。
松本さんは前日夜のコンチェルトでお疲れだったと思いますが、
弦を切る(しかも低弦!)くらいの気合いで、演奏&お話をされてました。


知人友人にも会えましたし、松本さんともお話できてよかったです。



やっぱり、西日本にいて報道を見聞きするのと、東日本にいてのことは、同じことを情報として得るにしても、感覚が違います。
なにかひとつのことを口にしたり、文字にしたりすることが、たとえ一市民であってもかなりの影響力を持ちます。
なんらかの言動があったとして、それに影響された事態の行く末に、自分なりの責任を持つ(社会的に影響の大きいことは、実名で書くことが本来望ましいと思われます)覚悟は必要だ、と実感しました。

自分は、九州で18年、関東で18年、中国地方で10年過ごした人間であるし、今後どこの土地で暮らす可能性もあるので、
一主婦ではありますが、せめて国内についてはなるべく広い視点をキープしたい・・・・と、今回あらためて思いました。


NOA Concert vol.2

2011年03月18日 23時04分25秒 | 交響曲・管弦楽曲等

ちょうど一週間前の震災により、海外在住のソリストが帰国できなくなったり、

計画停電にそのほかの事情により開催の危ぶまれたコンサートでしたが、チャリティーということで、今夜敢行されました。

お客様は見渡したところ7割くらい??でしょうか?

天井も床も椅子も木調の会場で、響きのよいところでした。

 

最初に主催者さんからのご挨拶があり、震災の傷深き中にコンサートを催されることを、非常に気遣っておられるご様子でした。

たしかに、周囲の席では「今日はここは来られなくなったので空いてますよ?詰められますか?」と言う声が行き交ったり、

通る人の振動なのかだれかの貧乏ゆすりなのか、はたまたほんものの余震なのか判然としない揺れに反応して、

「あ??今ゆれました?」と声を掛け合ったり、

いわゆる「ふつうのコンサート」ではない雰囲気はありましたけど、そこはお互い暗黙の理解というか共感というか、

一種独特の連帯感みたいなものがあったように思います。

 

プログラムにも変更があり、

もともとは(オールモーツァルトプログラム)

1.ディヴェルティメント ニ長調

2.クラリネット協奏曲 イ長調

3.フルートとハープの協奏曲 ハ長調

4.ピアノ協奏曲第23番 イ長調

というものでしたが、

1.クラリネット協奏曲 イ長調 第2楽章(のみ)

2.フルートとハープの協奏曲 ハ長調

3.ディヴェルティメント ニ長調

4.ピアノ協奏曲第23番 イ長調

に変更されました。

 

静かにクラリネット協奏曲第2楽章が始まった瞬間、あちこちでハンカチを取り出す気配がいたしました。

私は結局子ども二人を連れてまいりましたが、下の子も静かに聞いてました。

おそらくみなさん練習やリハーサルも思うようにできなかったのでは・・・・と推測しているのですが、

「こんなときだからこそ」のなにかがステージにも客席にもあったと思います。

松本さんはピアノ協奏曲の前にソロで、モーツァルトのピアノソナタの第2楽章(何番かちょっと今わかりません・・・汗)を弾かれ、

しかるのちに協奏曲に入られました。

素の音の美しさと哀しさといいましょうか、優しさと心遣いに包まれながらもこちらにダイレクトに届く・・・・そんなピアノの音でした。

弦楽器がもしノンビブラート奏法で弾いていたならばどうだっただろうか・・・・・ということも考えましたが。

スタンディングオベーションも出てました。

アンコールはブラームスの118-2。

私はおそらく、昨年から少なくとも4回は聴いていると思うのですが、同じ曲であっても、毎回なにかが違う・・・・今日はいっそうの感慨をもって拝聴いたしました。

 

 

夜は、用事がキャンセルになった主人とホテルで合流。 

 


ゴーストタウン?

2011年03月18日 22時26分21秒 | 雑感

21時台の、渋谷―目黒間の山手線、ガラガラ(驚)。

駅にも道にも人影はまばらで、息子が「おれの知ってる東京じゃない~」と。
心配したほど街は暗くないですけど、看板の消えているコンビニに入ると、入り口付近に「官邸脳死」とかいうデカ文字が踊るタブロイド版に、ガラガラの棚。

オイルショックと昭和天皇御崩御の頃を同時に思い出します。


昼間のことですが、ホテルにチェックイン後、渋谷の親戚を訪ね、気持ちばかりの差し入れをしたり、近況を語り合ったり…。

夜は同じく渋谷でのコンサートに向かいました。

これについてはまたあらためて。