~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

Sound Bouquet@Musica 2016 (4.24)

2016年04月25日 20時28分03秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

 

今年もやりました、Sound Bouquet@Musica 

2011年から毎年やってますので、今回で第6回。

第1回の時は、全部で11名(うちピアノ9人、バイオリン1名、チェロ1名)でしたが、

今回は全部で23名(うちピアノ12名、バイオリン4名、ヴィオラ3名、チェロ4名)という、なかなかの大所帯になりました。

私の生徒といえるメンバーも例年2~4人はいますけど、生徒とかなんとかは正直どうでもよく(笑)、とにかく愛好家が楽しむ会。

今年はお隣の岡山県からも2人参加してくださり、ほんとにみなさんに感謝です。

ピアノも弦も、

大人になってから一から始めた、という人もいれば、

私のような再開組あり、

アマチュアとしてずーっと弾いてるという人もいれば、

指導者もいる

・・・・・・という内訳なのですけど、そういうことも実はどうでもいいのです。

月に何回も人前で弾く人もあれば、「一年に一回、この会だけで弾く」という人も何人かいまして、

ほんとに楽しみにしてくださって光栄です。

 

<プログラム>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

0.オカリナ、ピアノ 

     サリー・ガーデン

1.ピアノ独奏 
  「フランス組曲」より アルマンド、ガボット バッハ 

2.ピアノ独奏 
   ロンドハ長調Op.51-1 ベートーベン 

3.ピアノ独奏 
   ピアノソナタ第21番「ワルトシュタイン」Op.53 ハ長調第1楽章 ベートーベン 

4.バイオリン、ピアノ 
  「レ・ミゼラブル」より<夢破れて><民衆の歌> クロード・ミシェル・シェーンベルク 

5.ピアノ独奏 
  「ベルガマスク組曲」より 月の光 ドビュッシー 

6.ピアノ独奏 
   ロマンティックなワルツ ドビュッシー 

7.チェロ、ピアノ 
   小品ホ短調 グリエール 

8.ピアノ独奏 
   ピアノソナタ第2番「幻想ソナタ」Op.19 嬰ト短調第1楽章 スクリャービン 

9.弦楽四重奏 
   弦楽四重奏曲第10番「ハープ」Op.74 変ホ長調第1楽章 ベートーヴェン 

10.ピアノ独奏 
   ピアノソナタ第18番Op.31-3 変ホ長調 第1楽章 ベートーヴェン 
  「ブルガリアン・リズムによる6つの舞曲」より No.148、153 バルトーク 

11.チェロ二重奏 
  「ドン・ジョバンニ」の主題による変奏曲より ドッツァウアー 

12.ピアノ独奏 
  「謝肉祭」Op.9より <フィナーレ> シューマン 

13.ヴァイオリン、ピアノ 
   ヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」Op.78 ト長調第1楽章 ブラームス 

14.ピアノ独奏 
   エチュード「音の絵」より Op.39-8ニ短調、Op.39-9ニ長調 ラフマニノフ 

15.弦楽四重奏 
   弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」Op.96 ヘ長調第1楽章 ドヴォルザーク 

16.ピアノ独奏 
   3つの前奏曲 ガーシュイン 

17.ピアノ独奏 
   誰かが星をみていた 中川ひろたか 
   夜空ノムコウ 川村結花=柏木玲子 

18.ピアノ、バイオリン、チェロ 
   ピアノ三重奏曲第1番Op.49 ニ短調第2楽章 メンデルスゾーン 
   「アラジン」より <ホール・ニュー・ワールド> メンケン 

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腕前はさまざまとはいえ、みな、弾きたい曲をそれなりに真剣に仕上げてくるわけであり、聴きごたえはあります。

そうはいっても、本番というのはいろいろありまして、事故ったり、迷子になったりもありますが、

ゲネプロも一通りやりますので、ある種のレコーディングのようにですね(笑)、こちらで脳内でうまくつないで記憶したりします。

それと、ただ、だーっと弾くだけではなく、演奏者の紹介や曲の解説をはさみつつ、

まったくの飛び込みのお客さんでも楽しんでいただけるよう、いちおう心がけております。

 

参加者のおひとりが、「まさにそういうものをやりたかったんです」といった内容を書いてくださってますので、リンクさせていただきます。

打ち上げは一次会16名、二次会9名・・・・ええ、飲みましたとも!!

 


「第4回カンマームジークアカデミーin呉」無事終了いたしました! 

2016年04月03日 13時15分14秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

  

「第4回カンマームジークアカデミーin呉」、昨日の「室内楽コンサート」をもって全日程を無事終了いたしました!

前記事に書いたように、開催10日前からのスタッフ参加でしたが、セミナー中は4日間のうち3日間受付その他、そして、最終日の室内楽コンサート(受講生修了演奏会&セミナー講師によるコンサート)は、9時から20時半まで舞台袖に控えておりました。

 

ざっと写真で振り返ってみます。

 

・初日朝、7時台の呉行きバスから

 

 

・初日(3月29日)の午前中に行われた、「初めてのトリオ体験」

小学3年生から6年生までの10人が

シューマン、ブルグミュラー、チャイコフスキーを原曲としたアレンジ曲を演奏しました。

勇敢な騎士、
甘い夢、
フランスの古い歌、
牧歌、
小さな嘆き、
天使の声、
アリエッタ
いずれも素敵な曲、すばらしい演奏でした。

 

 

・3月29日~4月1日 アンサンブルレッスン&個人レッスン(写真はアンサンブルレッスン)

  

 

・4月2日 室内楽コンサート第1部:受講生によるセミナー修了演奏会 過去最多の28組

足台使用の小学生も2人参加!生き生きとした心はずむ演奏でした!

モーツァルト:ピアノ三重奏曲変ロ長調K.254 第1楽章

 

ハイドン:ピアノ三重奏曲第25番ト長調「ジプシー・ロンド」 第1楽章

 

 

お姉さま受講生の演奏

ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番 ト短調

  

シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D.956 第4楽章

 

 

・4月2日 室内楽コンサート第2部:講師によるコンサート 全6プログラム

 

シューベルト:幻想曲ヘ短調D.940

  

シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D.956 第3楽章

 

シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44 第1楽章

 

 なぜか無意識に、シューベルトがたくさんアップされておりますが、とくにシューベルトの曲が多かったというわけではないのです。

 

 

・4月2日の個人的戦いのあと(ゲネプロ・本番 ステージ進行表)

9:30~12:50 ゲネプロ

13:30 受講生演奏開始

18:45 講師演奏開始

20:06 講師演奏終了

 

・そして帰りのバス(土日最終便)

写真は、カンマームジークアカデミーFBにたくさんありますので、興味がお有りになる方はどうぞご覧ください。

 

 

今年は、のんびり昼間の2コマくらいずつ聴講に通おうと思っていたのですが、

「どうせ来るなら働け」というなにかの思し召しなのか、

「持てる力は次の世代へ注げ」ということなのか、

まあ、どちらでもいいですけれども(笑)、

お手伝いしつつ、ちらちらとレッスンを拝見したり、本番をアタマ1割くらい(9割は進行関係で占められてたもので)で聴かせていただきました。

という状態ですので、まとまった感想はないのですが、ひとつだけ。

すべての日程を終了して私の頭に残ったのは「責任」ということ。

当然のことですが、今回はソロの演奏はないわけです。個人レッスンであっても、アンサンブルの一部としての演奏の指導です。

必ず「相手」があります。

自分から発信するものに「責任」を持ち、

相手の発信するものを「責任」もって受け止め、

それらを合わせて、全体を「責任」もって構築し、

それを「責任」もって誰かに(お客様に)聴いていただく。

みんなでやるから楽とか、気軽とかいうことではなく、ましてもたれかかるとかいうことではなく、

基本的にはそれぞれがしっかり自立してないと、どうにも形にならないわけです。

そういうことを、レッスン中、先生方はさまざまな方法で教えておられていたなあ・・・・という気がします。

このセミナーは、プロを目指す子、すでにプロとして活動を始めている方々が多く参加されますが、

自分自身に対する厳しさというものは、舞台袖で聴いていても、音の違いとして伝わってきます。

音の良さ、技術上のうまさは当然として、やはり講師の先生方の音というのは、責任の重さというか強さが違う。

 

顔や身体にこれまでの足跡が刻まれるのは当然のことですけれども、

トシとってきたら余計に、下手とかアマチュアとか練習時間うんぬんとかそういうこととは無関係に、自分の中身が音に出るので心せねば(汗)。

おそろしいことです・・・・・