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~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

ピアノ・篳篥・三味線・箏

2010年07月30日 22時12分33秒 | その他音楽
珍しい演奏会に行って参りました。
なんと、篳篥(ひちりき)と三味線と箏とピアノの演奏会!

一月ほど前たまたま楽器店でチラシを目にし、「なんと珍しい組み合わせ」と思ってよくよく眺めてみたら、ピアニストは知り合いの方(笑)。即メールしてチケットの取り置きをお願いしました。
出演者は全員20代。東京芸大で一緒だった友人同士だそうです(みなさん広島在住)。

プログラムは以下でした。

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Group-4-「古典(クラシック)音楽を求めて -1-」

1)フーガの技法より Contrapunctus-1-BWV1080 J.S.バッハ・・・・ピアノ
2)朝倉音取(神楽歌)・・・・篳篥
3)「秋風の曲」より組歌(光崎検校)・・・・箏
4)雨の樹 素描(武満徹)・・・・ピアノ
5)更衣(催馬楽)・・・・歌謡&笙
6)合方 :長唄「都風流」より<虫の合方>(吉住慈恭・稀音家浄観)、長唄「勧進帳」より<滝流しの合方>(四世杵屋六三郎)・・・・・長唄三味線 
         ♪♪休憩♪♪♪
〇出演者(&司会者)によるトーク
〇箏、長唄三味線、篳篥、笙、ピアノのための「彩」(委嘱初演 作曲:松本憲治)

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場所は区民センターのスタジオでしたので、客席は150くらい。それがぎっしり満席。
だいたい演奏会に行きますと、ピアノがらみだと知り合いだらけ、弦やオーケストラだとちらほら知り合い・・という感じなのですけど、今回、出演者以外まったく知り合いはいませんでした(笑)。
出演者が全員20代にもかかわらず、お客様の年齢は高め、近くの席からは「高齢者が多いんだから、もっとプログラムの字を大きくしてくれなきゃ、読めないわ~(笑)」という声もきこえました。
司会の方(構成・作曲)が、最初に話をされ、あとはそれぞれの演奏の時に、スクリーンに解説が映し出される、という形で進行しました。
衣装は、前半、ピアニストはグリーンのドレス、篳篥と笙は雅楽の装束、三味線と箏は黒い着物、後半はそれぞれが私服というか少しラフな服でした。

感想・・・・ひちりき、ナイス!

みなさんそれぞれすごいなあと思ったのですが(技術の高さは、よく知らない楽器でも伝わってきました)、篳篥はなんといいますか、音がどこかから湧いてきてどこか別の世界へ連れていかれるという、ほんと不思議な感覚。私服に着替えた姿は、体格のいい若いお兄ちゃんだったのですけど、雅楽装束での姿はオーラ全開でした。

進行もよく工夫されていて、聴きやすかったように思います。
「フーガの技法」のバッハのかっちりした音楽のあと、音そのものの確かさを引き継いだ篳篥が、拍節のない曲の姿と間を自在に表現。そのあと、自在なところを受けついだかのような箏にのせて、楊貴妃を題材にした白楽天の「長恨歌」が弾き語られる。「鴛鴦の瓦は 霜の花匂ふらじ 翡翠の衾 ひとり着て などか夢を結ばむ」と切々と語られたところで、「雨の素描」のたゆたう透明な音が奏でられる・・・・・といった感じで、「異なった楽器を無理やりジョイントさせてみました」みたいなところはありませんでした。

途中のトークで、ピアニストのMさんが「ピアノと箏・三味線は実は似ているところもあって・・」とおっしゃってました。音が減衰する楽器であるという点ですね。日本にはそういわれてみれば、弓で弾く楽器はほぼないのかな・・・と思いました。
もともと音楽というのは時間の芸術で、片っ端から消えていくものである上、あらためて私自身を振り返ると、これまでやった楽器はピアノと箏とチェンバロという、弾いた瞬間に音が過去のものになってしまう楽器ばかりなんですね(汗)。・・・・どれだけ刹那的ではかない人間であろう(逃)。


最後に全員による、委嘱作品(初演)の演奏がありましたが、面白かったですね~。
司会をされていた作曲者の方が「これは実験的でも前衛的な曲でもなく、空間に5人の奏者の音を満たして楽しむという趣向です」みたいなことをおっしゃっていましたが、そういう意味でとても成功していて、聴くほうはおおいに楽しめました。


このコンサートは4回シリーズで、次回は11月27日(土)だそうです。(広島市西区民センター・スタジオ 18:30)

次回も期待しております。

 

ヘンデルとかフランクとか

2010年07月30日 01時42分49秒 | その他音楽
ひさしぶりにチェンバロに行ってまいりました。
6月に行けなかったうえ、先日は子どもたちの休校で泣く泣くこちらもお休みに。
なので実に2ヶ月ぶりでした。

ヘンデルの組曲ニ短調を持っていきました(有名なサラバンドが入っている曲)。
すっかりチェンバロの弾き方を忘れておりましたが、1時間ほどでなんとか復活。
「時間がたってもすぐ思い出せるくらいにはなったようね」と先生から言われましたけど、できたら忘れたくないですねえ(泣)。

ここのところ、シューマンとベートーヴェンで神経立ち気味の曲ばかりでしたので、少し落ち着けて良かったです。

だからというわけでもないのですけど、帰ってきたらいきなりこういう曲を弾きたくなり、しばし練習というか復習。
フランクの「プレリュードとフーガと変奏 作品18」(原曲はオルガン)。
似たようなタイトルの大曲がほかにありますけど、この曲はそこまで規模は大きくありません。一度聴いたら忘れられない美しい曲です。


違う楽器や、違うタイプの曲に接して、頭と感覚のリフレッシュができたような気が・・・。





バッハの命日

2010年07月29日 00時04分22秒 | その他音楽
またまた日付が変わってしまいましたが・・・

7月28日はヨハン・セバンスチャン・バッハの命日でした。
1750年に亡くなったということですので、没後260年ということになります。

ちなみにWikiによると、1750年はこんな年だったようです。

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<できごと>
ヴォルテール、サンスーシ宮殿に滞在(-1753年)。
李氏朝鮮にて軍制改革実施。
江戸幕府、諸国の人口調査。百姓の苗字、帯刀禁止。

<誕生>
8月18日 - アントニオ・サリエリ、イタリアの作曲家(+ 1825年)
9月8日(寛延3年8月8日) - 2代目谷風梶之助、大相撲力士、第4代横綱(+ 1795年)
月日不明 - フランティシェク・アントニーン・レスレル(アントニオ・ロセッティ)、作曲家、コントラバス奏者(+ 1792年)
月日不明 - アドワイチャ、アルダブラゾウガメ、ロバート・クライブのペット(+ 2006年)

<死去>
5月28日(寛延3年4月23日) - 桜町天皇、第115代天皇(* 1720年)
7月28日 - ヨハン・ゼバスティアン・バッハ、作曲家(* 1685年)
7月31日 - ジョアン5世、ポルトガル王(* 1689年)
8月27日(寛延3年7月26日) - 阿部正喬、老中(* 1672年)
10月3日 - マティアス・ゲオルク・モン、作曲家、オルガニスト(* 1717年)
10月16日 - シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス、作曲家、リュート奏者(* 1687年)
11月20日 - モーリス・ド・サックス、軍人(* 1696年)
12月1日 - ヨハン・ドッペルマイヤー、天文学者(* 1677年)
12月21日 - エリーザベト・クリスティーネ・フォン・ブランシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル、神聖ローマ帝国皇后(* 1691年)
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<誕生>のところの、アルダブラゾウガメがすごく気になります・・・それってつい最近まで生きてたってこと?
あと阿部老中とバッハ・・・同時代に生きてたということですが、頭の中でどうやってもつながらない(笑)。別につなげなくてもいいんですけど。


没後260年を経て、これだけ演奏され、愛されている、ってほんとにすごいことだと思います。すごすぎてちょっとよくわからないです。天文関係の本を眺めていて、ふと単位が「光年」であることに気づいてボーっとしてしまうような感じでしょうか(笑)。


見物

2010年07月28日 10時00分44秒 | 家族・友人等
娘が夏休み短期のスイミングに行っているので、一回くらいはのぞいておくか、と現在見物中。

ひとりひとりクロールの型をやってます。

・・・が・・・

娘はなんだかわけのわからない泳ぎを(汗)・・・上半身カエル下半身イヌ。
自由形といえば自由形。


コーチもスルー、じゃなくて今捕獲されて何か言われてます。
声が届くなら私怒鳴るとこですが、それもできず・・・ストレスです(泣)。

・・・お稽古は見ざる聞かざる言わざる・・・orz


せっかく見に行ったので、なんとかあえてあえて、ひとつくらいはほめてやらないと。

うーん、
ヘルパー(浮き)なしで泳げるようになったというところくらいか。・・・ただしカエル&イヌで。


<追記>
うちに戻ってから「あれはなんという泳ぎ方か?」とききました。
「マーメイド泳ぎ」だそう・・・・


聴くのは好き

2010年07月28日 00時02分53秒 | ピアノ
今日某所で友人がラフマニノフのプレリュードを弾いてくれました。
自分が弾かないので、めったに楽譜を見ることもない作曲家ですけど、譜面を見ながら聴いてみると、「こうなっているからああいう音楽になっているんだなあ・・・」といろいろ発見がありました。

私、ラフマニノフはこの先も弾くことはないような気がしてならないのですけど(・・・なんせ難しい・・汗)、コンチェルトの3番についてはかなりマニアで、CD7~8枚以上持ってるような気がします。
2番のほうが聴きやすいし良い曲だなあ・・・・と思うのですけど、あまりにも調った良い曲だとちょっヒイてしまったりなんかします(笑)。

今日は同じくラフマニノフの2番ですけど、ソナタのほうの音源を。
この曲はホロヴィッツでなきゃ~!と、私は思っております。







妖怪づくし

2010年07月26日 01時56分08秒 | 雑感
24日夜はコンサートのあと、友人とうちの子ども2人合わせた計4人で、ホテル前の海岸にて花火をいたしました。
ほかにも若いもんがたくさんいて、それはもうヒューヒュードカンドカンと(笑)。

で、25日はというと・・・炎天下行ってまいりました、境港の水木しげるロード。

ちょうどお祭りをやっていて、次々に踊り連が繰り出してました。
駅からの一本道の左右の歩道には、点々と、でもこれでもかというくらい、妖怪のブロンズが据えてあります。
娘がガイドブック片手にそれぞれの説明をしてくれました。・・が、とてもとても覚えられない(汗)。

それよりもおそれいったのは、ここまでの町起こしぶりで、どう考えてもかつては一漁港町であったはずのここが、全国でも珍しいタイプの観光地となり、テレビの連ドラの影響もあって、まだまだ勢いは衰えず。

ある店に置いてあった経済誌をざざっと読んでみました。

やはり強い意志でもって「妖怪の町づくり」を推進された方がいて、さらにブームが一時のものに終わらないように、ブロンズ像を増やす工夫をしたり、商店街に次々と働きかけたりされたんですね。
最初は「ただでさえ寂れた商店街に妖怪の像なんか置いたら、気味が悪い」とか、「玄関開けたら妖怪がいるのは嫌だ」とか、いろいろ意見もあったようなんですが、そこをなんとか粘り強く進めてきて今があるということのようです。


なんだかんだ言って、うちもこの商店街に予算以上のお金を落としてしまったことであり(汗)。


お金を吸いとる妖怪もいるのかも・・・

古楽コンサート

2010年07月26日 01時20分28秒 | 室内楽
24日(土)夜、米子市の淀江文化センターでのコンサートに行ってまいりました。

「響宴 ~ feel the wind of the Baroque ~」

コンサートは、24日夜と25日昼の2回公演で微妙にプログラムも違うのですが、25日夜は以下の通りでした。

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イタリアングラウンド(作者不詳)・・ヴィオラ・ダ・ガンバ&チェンバロ

イギリスのナイチンゲール(J.ファン.アイク)・・・リコーダー

イギリスのナイチンゲール(作者不詳)・・・リコーダー&ヴィオラ・ダ・ガンバ&チェンバロ

パヴァーン(T.ヒューム)・・・ヴィオラ・ダ・ガンバ

恋のうぐいす(F.クープラン)・・・チェンバロソロ→リコーダー&ヴィオラ・ダ・ガンバ&チェンバロ

デュエット<アフェットゥオーゾ、アレグロ、アンダンテ、プレスト>(G.P.テレマン)・・・リコーダー&ヴィオラ・ダ・ガンバ

「グリーンスリーブス」による変奏曲(作者不詳)・・・リコーダー&ヴィオラ・ダ・ガンバ&チェンバロ

         (♪休憩♪)

カンタータBWV140より「目覚めよと呼ぶ声あり」(J.S.バッハ)・・・チェンバロ連弾

インベンション第1番・第13番、 シンフォニア第11番(J.S.バッハ)・・・チェンバロ

フランス組曲第3番ロ短調 BWV814より<アルマンド、メヌエット>(J.S.バッハ)・・・チェンバロ

トッカータト長調BWV916(J.S.バッハ)・・・チェンバロ

ガンバソナタ第1番ト長調BWV1027より第1楽章・第4楽章(J.S.バッハ)・・・ヴィオラ・ダ・ガンバ&チェンバロ

<アンコール>:主よ、人の望みの喜びを(J.S.バッハ)・・・チェンバロ連弾&リコーダー&ヴィオラ・ダ・ガンバ

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ヴィオラ・ダ・ガンバとリコーダーの奏者の方は奈良在住のご夫妻、チェンバロは私の師匠と鳥取県在住のお弟子。
ホールは古楽を聴くのにちょうどいいくらいの空間で(パイプ椅子で60~70くらいでしょうか?)、スタッフもきびきび働いて気持ちのよいコンサートでした。ロビーでは飲み物とクッキーのサービスもありました。

ガンバ&リコーダーのご夫妻は、曲や楽器についての解説を丁寧にしてくださいました。時にユーモアを交じたとてもわかりやすいもので、す~っと古楽の世界にひきこまれ・・・いやあ遠路きてよかった、と。
演奏は、ゆったりと語りかけるような、現代の時間を当時の時間の流れに置き換えていくような感じ。バロックの時代のヨーロッパと現代の日本、時も場所も隔たっていますけど、ああ同じ人間なんだなあ・・・と思える瞬間もたびたび訪れました。
一緒に行った友人とも語りあったのですが、サロンの貴族になったような(?)、ぜいたくなひとときで、ちょっといつもの演奏会とは違う感じがしました。あえて何に似ていたかと言われると、海外で聴いた夜の教会でのコンサートでしょうか。

私、ヴィオラ・ダ・ガンバの生演奏には初めて接しました。
形は小型のチェロのようですが(エンドピンはありません)、弦が6本、フレットが7本。フレットがあるなんてギターのようですけど、ガンバのフレットは、ガット弦(張っているものが切れたものを使うそうです)を自分で半音刻みに巻いて作っており、よって可動式だそうです。
ちなみに「ガンバ」は「脚」という意味のイタリア語で、脚の間で構えるのでこの楽器にこういう名称がつけられたのだとか。

リコーダーはきわめて身近な楽器ですけど、決然とした音、柔らかい音、遠くから呼ぶような音・・・いろいろな音が可能なのですね。楽器の種類もたくさんあるようですし。メロディー楽器として指揮者の役割も果たしつつ、素晴らしい演奏でした。

チェンバロについてはたびたび書いていますけど、他の古楽器とのアンサンブル(伴奏)としては初めて聴きました。音量の調節ができないのが、ピアノに比べると難しそうな感じがするんですけど、う~ん実際どうやってバランスとっているんでしょうか?・・・大変そう・・




そのうち広島でも同じようなコンサートがあるかも、というよりやりましょう!・・という話もあります。
その節はまたご案内したいと思っております。



米子

2010年07月24日 16時34分16秒 | 雑感
今日明日、子ども二人と皆生温泉に来てます。
ただいま海水浴中。
娘は海で泳いだのはおそらく初めてで、息子も2回目くらい。

昨晩はたまたま近所の夏祭りに行ったし、遊んでばかり(笑)。

今夜はチェンバロの師匠がこちら(淀江)で演奏会をされるので、米子在住の学生時代の友人と聴いてまいります。

常識は世につれ

2010年07月23日 15時55分12秒 | 雑感
世の中進んでくると、いろいろと常識も変わってくるものなのですが・・・


つい3年ほど前まで、つまり息子が小学生のころは、「プールのあとはよーく水道水で目を洗い流しましょう!!」というのがプールのオキテで、私もなんの疑いも持っておりませんでした。
ところが、ちょっと前くらいから「水道水で洗い流すことは逆に目によくない」という情報がテレビ等でも流れ、娘は「プールのあとは水道では目を洗ったらダメなんだよ。守ってくれるはたらきが弱まるらしいよ」と言っております。
本日、学校で保健委員会があって、校医の先生方からお話があったのですが、その中で「3年前K大学より、<プール遊泳後の水道水での洗浄は、逆に目を傷つけることになる>ということが発表されました。その後眼科医の間ではそれが常識のようになってきたのですが、最近になってK大はデータを出すためにかなり長時間洗浄していたということがわかり、今では<塩素の強いプールの水を洗い流すため、短時間水道水で洗浄することは有効である>ということになってきています」ということを言われました。
・・・・それならわかるような気がするんですよね。全身洗っているのに、目だけ全然洗わないというのも逆にヘンな感じがしますから。

こういうことは上げればキリがないことで、たとえば、現在中3の息子が幼児だったある日、「今年から、予防接種したその晩も入浴していいことになりました。」
びっくりしますよねえ~~。今年から全家庭の風呂がいきなり清潔になったのか?今年から子どもが丈夫になったのか?
また昔は、お産のあと一月くらいはトイレ以外は起き上がってはいけないというほど大事に(?)されたときいていましたが、いまでは、普通の分娩で入院そのものは3~4日くらいですか?帝王切開でも5~7日くらいのものでしょう。それも産んだら「トイレはさっさと一人で歩いていってね」みたいな感じ。血栓ができたらいけないとかいろいろ理由はあるのでしょうけど。
注射器だって、私らが子どものころはガラス筒でした。ある日ディスポの注射器が出てきて「なんだかおもちゃみたい」と思いましたが(笑)。

そんなこと言ったら(まだ出るか)、私が子どものころは

ケガには「即、赤チン」
歯が痛かったら「正露丸詰めとけ」
虫に刺されたら「アンモニア塗っとけ」
風呂上りの子どもには「シッカロール」

それはまだいいとしても、「運動するときやたらと水分をとってはいけない」と炎天下長時間ガマンさせられ、「運動といえばウサギ跳び」と準備運動でやらされたものでした。
ピアノの奏法に関して「ハイフィンガー?昔はそういうのやってたらしいわね」という話に時代を感じている場合ではないですね。今だったら「それ、ヤバいって・・」みたいなことが我々子どものころはごく普通の常識であったことにあらためて驚かされます。

・・・赤チンってまだ売ってるのかな?・・・



ああ夏休み

2010年07月22日 01時30分43秒 | 家族・友人等
夏休み初日、小学校の個人面談に行ってまいりました。

「カコちゃん、お勉強はだいじょうぶです。もう少し丁寧に、また集中してできればさらにいいんですが・・・。それから、ねこちゃんにならなければ
・・・・やはり出ていたか、ねこ。先週ピアノであれだけ取り憑いていたもの、学校で現れないはずがありません(汗)。

そのピアノのほうですが、先週「来週ねこになったら許さないよ!」とさんざん言ったせいか、私がのぞいたときはちゃんと人間の子どもになって弾いておりました。
ただし、ときどきオリジナル編曲。
なぜか、左手の込み入ったところがシンプルになっていたり、手の交差がなくなって弾きやすい位置になっていたり(汗)・・・。暗譜で弾いているのではないのです。ちゃんと譜面を見ているのに、なぜ??
バイオリンの時もコンチェルト第1楽章で、提示部からいきなり再現部へ飛び、あたかも「忙しい人のための協奏曲」みたいなダイジェスト版になっていることがしばしば。楽譜見て弾いているのに・・・。

そのうち漢字もオリジナル簡略体などを書き始めたりするんじゃないですかね???(泣)

一方で言うことは達者。今日もピアノで先生に言うことが、
「お母さんが、<特訓>といってたけど、3日だけだった」とか(たしかにそうだけど、週の後半は自分の本番があったことでもあり・・・言い訳)、
「(スケールかなにかで指がもつれ)あ、噛んじゃった」とか。

・・・どんな大人になるのか、超心配・・・

ただ、この「隙あらば手抜き」的志向により、算数なんかで「なにか規則はないか?」と探すところはあり、あと覚え易くするために勝手にゴロ合わせをするところはあり、本のあらすじまとめはお手のもの。
まあ悪いことばかりではないのですけど、まずはもちっと真面目にコツコツやってほしいです(泣)。

この夏休み、親も「三日坊主」にならないように監視せねば。