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~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

今年弾いた曲(2012)

2012年12月31日 01時32分07秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

今年もいよいよ最終日となりました。毎年12月31日恒例の「今年弾いた曲」をアップいたします。

 

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<1月14日 チェンバロ発表会>

ソロ―  フィッシャー: シャコンヌ

デュオ― (リコーダーと) ぺツォールト: メヌエット

       (ソプラノと)ローサス: そばにいることは

 

<5月26日 ソロコンサート ロマンス&ダンス>

1.幻想的舞曲                      ロベルト・シューマン 

2.プレスト・パショナート ト短調            ロベルト・シューマン 

3.ロマンス Op.11-1 変ホ短調           クララ・シューマン

4.ロマンス Op.28-2 嬰ヘ長調            ロベルト・シューマン 

5.スケルツォ第2番 Op.14 ハ短調         クララ・シューマン 

6.主題と変奏 Op.18ニ短調(弦楽六重奏曲第1番第2楽章)      ブラームス                       

7.「クラブサン曲集」より <ゆりの花ひらく> <葦>              クープラン 

8.エレジー                      フォーレ(演奏者編曲) 

9.スカーフのダンス                  シャミナーデ 

10.即興曲第15番<エディト・ピアフをたたえて>           プーランク 

11.ブーレ・ファンタスク                      シャブリエ

(アンコール)ブラームス:交響曲第3番第3楽章より

         シューマン:トロイメライ

 

<6月24日、8月5日 コンペティション予選本選>

ブラームス:主題と変奏(弦楽六重奏曲第1番より)

 

<9月9日 チェロ発表会伴奏>

パッヘルベル:カノン

ラフマニノフ:ヴォカリーズ

シューベルト:アルペジオーネソナタ 第1楽章

サンサーンス:協奏曲イ短調より第1楽章

 

<10月6日 チェロ発表会伴奏>

サンサーンス:協奏曲イ短調より第2&第3楽章

 

<11月11日 チェロ発表会伴奏>

カッチーニ:アヴェマリア

ドヴォルザーク:わが母の教えたまいし歌

木村 弓:ハウルの動く城より「世界の約束」

ボッケリー二:メヌエット

バッハ:アリオーソ

パラディス:シシリエンヌ

ゴルターマン:エチュード・カプリース

グリーグ:2つの悲しき旋律より「胸の痛み」

ヴィヴァルディ:チェロソナタ第5番より第2&第3楽章

チャイコフスキー:感傷的なワルツ

(同日、娘のピアノ発表会。子供ふたりでファランドールを連弾)

 

<12月2日 友人たちとのコンサート>

ヴァイオリン&ピアノ          ソナタト短調(全楽章)   エックレス

チェロ&ピアノ              ヴォカリーズ        ラフマニノフ                               

ピアノ連弾               クリスマスキャロルメドレー               

チェロ&ピアノ          幻想小曲集Op.73よりⅠ&Ⅱ    シューマン

ピアノソロ   クラブサン曲集第17オルドル第1曲「威厳もしくはフォルクレ」 F.クープラン

ピアノ連弾                 <ドリー>より「子守歌」         フォーレ

ピアノ連弾                 <小組曲>より「メヌエット」「バレエ」  ドビュッシー

 

<12月15日 ベートーヴェンソナタを弾く会>

ソナタ第1番全楽章

ソナタ第22番全楽章

 

演奏したものは以上です。

 

*企画その他に関わったもの*

< 1月 7日 松本和将リサイタル>

< 4月29日 親子のためのゆかいなコンサート>

< 7月10日 松本和将氏によるペダル講座 >

<10月18日 松本和将氏によるドイツ2大B講座>

<11月 2日 まつきとわたるとはなこのトリオ>

<9月23日、10月21日、11月18日 チェンバロ講座>

 

*楽曲解説執筆*

< 5月26日 ソロコンサートプログラム>

<12月18日 松元綾コンサートプログラム>

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今年は、2007年2月以来、5年ぶりにソロコンサートをやりましたが、ほとんどが新しい曲だったこともあり、半年ほどの時間で勉強したことをしゃべったり弾いたり・・的な内容となりました。企画としては悪くなかったように自分で思ってますけど(笑)、もう少しマシなというか精度の高いものを目指したいところです。

9月以降はもともと無理目なスケジュールで(演奏だけでなく企画関係もあり)、ただでさえつぶれるんじゃないかと思っていたところ、急きょ母の入院&手術&転居(10~11月)、父の搬送(12月)があり、ほんとにどうなることかと思いました。が、まあなんとかなりました。デキはともかく、穴をあけずに済んだのでよかった。

今年一年を通してチェンバロのレッスンに思うように通えず、非常に残念でした。クープランをピアノで弾く機会は2回ありましたが、やはりチェンバロで弾きたいものです。来年はもっと時間をかけたいと思います。

2013年1月には、企画・お手伝いで関わっているコンサートがふたつあり、いずれもはつかいちさくらぴあ小ホールでの開催です。これは近日中にこちらにアップいたします。

あとは、目下某現代曲練習中ですので、こちらもおいおい練習経過をご報告します。

 

こちらのブログを読んでくださっている方、演奏会を聴いてくださった方、また出演してくださった方、1年間まことにありがとうございました。

みなさま、どうかよい年越しを!

 


見たな・・・(笑)

2012年12月30日 23時31分20秒 | 家族・友人等

今月下旬に入って、どなたかにお会いする機会もほぼなく、母のところと父の病院と買い物のヘビーローテーション。

今朝は、今年最後のゴミ出し日だったので、9時過ぎに慌ててゴミ袋二つ抱えてマンションのゴミ出し場に行きましたが・・・・アウト。もしかするとまだ近所に収集車がうろうろしているかも、との淡い期待を抱いて、雨の中ゴミ袋をふたつ抱えて(こちらでは燃やせるゴミは紙袋に入れる決まりになってます)走り回りましたが・・・アウト。

とぼとぼとマンションに帰りエレベーターに乗ったところ、同じようにゴミ袋抱えた奥さんが乗り込んでこられまして、「・・・行っちゃいましたね。今日は早かったんですね」と今年最後の不運を慰め合いました。

・・・というような生活なので、もう素の姿全開でありまして、「すべてはコートの下に」というのをいいことに、ちょっとのお出かけくらいだともうなにも気にかけちゃいません(殴)。

だいたいメガネかけてるし、その下はすっぽりマスクだし、さらにその下はずりーっとコートだし、さらに雨降ってたら傘さしてますから、自分としてはほぼ透明人間の気分。口をきくのも、せいぜいレジで一言二言。

デパートにもそのまま行き、超混んでいる地下で、買い物満載のショッピングカートのかげに隠れるようにしてウロウロすること約1時間。果たしてこれらの荷物を担いでひとりで帰ることができるのであろうか・・・と思っていたところ、

「仮装さ~ん!」

・・・・・う、なぜ私の姿が見える。というかなぜバレた(汗)。コートも違うのを着ていたはずなのに。。。

いや、考えてみれば、あまりにも大量の荷物を積んでおり「荷崩れ注意」状態だったので、透明人間どころか二度見されたことも何度かあったような気も(汗)。たぶん「アヤシイおばさんがいると思ったら、なんだ知り合いじゃん」ということであったのであろう。「大変ですねえ~」と声かけられたわけだし。

・・・・・・まあいいや、こうして今年も暮れていきます(笑)。


母なのか祖母なのか

2012年12月28日 15時34分08秒 | 家族・友人等

とりたてて書くこともないこのごろなので、小ネタをば。

冬休みに入ってから父の病院には、母と私と娘とで行くことが多いのですが、今日の昼、娘と父を見比べていた介護士さん、

「〇〇さん(父のこと)は、えっと・・・ひいおじいちゃん?」・・と。

病気をして父は実年齢以上に老けてみえますが、それにしても微妙なのは私の立場。私は娘の母なのか祖母なのか(笑)??

たしかに48歳で孫のある人もいることはいますけど、10歳の孫を持つのはかなりの早婚連鎖。

そういえば、何年か前、子ども用のプレゼントを探してたら、「お孫さん用ですか?」と普通にきかれましたねえ(汗)。

19歳で30代?と言われたり、同級生の親に間違われたりしたので、まあ順調な経過ではあります(殴)。

 


寒波

2012年12月25日 19時19分56秒 | 家族・友人等

なかなかの寒さであります。
相変わらず夕方から夜にかけてうろうろしており、23日にしろ24日にしろ街中の人の多さと、閉店間際の食料品値下げを堪能してまいりました。

今日は朝も早よから小学校の教育相談で、「個性的なお子さんを担任しますと、私もいろいろ勉強になります」とか、「最近はノートもちゃんと書いてますし、手もあげてますよ」という、日頃の気苦労と以前のひどさがしのばれるお言葉をいろいろいただきました。いいところをなんとか探して伝えようとすればするほどドツボにはまる先生に、顔で感謝、心で同情。かたじけ申し訳ない。

あとは父を見舞ったり、母と買い物に行ったりなどなど。父の主治医から「国語の話をすると反応がいいです」ときいていたので(父は元国語教師)、

「メロスは激怒した・・・・ぷんぷくり~ん」

「恥の多い生涯を送ってきました・・・・・カッコ笑い(笑)」

とかましてみましたら、笑ってました。太宰さんには申し訳ない気もしますけど、現代のネット語等を混ぜても自然にウケるこの文体。これはなかなかすごいことかも。

・・・・・それはともかく、娘にもそろそろちっとは勉強させないと(汗)。夏からそんなこと言ってる気がする。


クリスマス前

2012年12月23日 21時57分44秒 | 雑感

昨日は、午前は暖かくてよい天気であったにも関わらず、朝から首から肩にかけてパンパンだし、頭は重いし、私としてはめったにない不調。午後になってみるみる天気が崩れてきたので、たぶん低気圧のせいであったのであろう・・・ということにしました。

年賀状を印刷したり、ぱっと見何も変化が感じられないくらいの地味な片付けをしただけで一日終了・・・ではつまらないので、譜読みを始めました。まだお元気でご活躍中の方の曲です。文字通りの現代曲(笑)。メトロノーム表示もあるにはありますけど、おもに「2小節を何秒で」という表示なのでまずそこからして慣れないといけません。どっちみち暗譜にはほとほと苦労しているので(結局できないことも多いですし)、知らない曲でもあまり抵抗はありません・・・というか、短2度大好き(殴)。人生不協和音あり不純正律だらけ。

 

今日は、11時からの娘のヴァイオリンについていったあと、ジュニアオケの定演を聴いてまいりました。

パッヘルベルのカノン、コレルリのクリスマスコンチェルト、バッハの管弦楽組曲第3番、ベートーヴェンの7番という超名曲豪華版。

個人的には、コレルリのクリスマスコンチェルトが大変好きなうえ、ソリストを務めた子たちも顔見知りだったりしたので、楽しんで聴きました。若い指揮者のキレのある躍動感もよかった。

バッハの管弦楽組曲のガヴォットは単独でヴァイオリン教本に載っている曲ですが、小さい子たちも参加してちゃんと弾いているのが好ましかったです。ひとりで、あるいはピアノ伴奏で弾くのと、こうしてオケと弾くのとではスケールが全然違いますし、原曲を知る上でも勉強になります。(娘が来られなかったのが返す返すも残念。)

ベートーヴェンの7番は、つい先ごろ大植氏指揮の大編成オケでもジュニアは演奏されたようで(2013年1月26日深夜放映だそうです)、その経験も加味されてか、迫力のある堂々たる演奏でした。ヴァイオリンには小さいお子さん(小学校低学年?)も参加されてましたが、中のほうの席であるにもかかわらず思わず目が吸い寄せられるようなしっかりした姿勢、弓使い指さばきで、非常に感心いたしました。

 

コンサートが終わったあと、クリスマスの買い物などをしているうちにすでに19時前。ぐっと冷え込んでおり、明日の天気が思いやられるなか、帰宅。

寒いクリスマスになりそうです。


22番と23番(ベートーヴェンソナタの話)

2012年12月21日 23時48分41秒 | ピアノ

ようやく憑き物(?)が落ちかけてきたので、完全に落ちない前にちょっと書いておきたいと思います。

ネットの某所には二回ほど「23番が弾きたくてたまらなくなってきたが、今手をだしたら終わりだ」とか、「ビョーキのように23番が弾きたくてならない」とか書いており、オマエ大丈夫かっ?なこの半月ほどでしたが、前ふりなくしては、「23番」も「ビョーキ」もわけわかんないので、ちょっと説明します。

「23番」というのは、ベートーヴェンソナタ第23番<熱情>のこと。先日の「ベートーヴェンのソナタを弾く会」では、私第1番と第22番を弾き、第1番のほうはとくに問題なく練習が進行したのですが、22番の副作用はすごかった。

最初はなんともなかったんです。だんだんと練習が進むにつれ、弾き終えて一息つくと「ドーラファー・・・・」と弾きたくて弾きたくてたまらなくなり、そりゃ弾いてもかまわなかったのですけど、なぜかガマンのM魂に支えられ、ついに本番まで終えました。

とくに本番の2~3日前、鹿児島1泊で行ってた時がひどかった。ピアノをまったく弾けなかったので、頭のなかでずーっと流してたのですが、22番を流しているはずなのに、いつのまにか23番に乗っ取られており、無理やり23番を引っ剥がして、22番に戻すみたいなことを繰り返してました。

本番前でしたし、父の搬送かれこれでほかのことにも脳を使わねばならなかったので、あまり深くは考えなかったのですが、本番終えて、「あれはいったいなんだったんだろうか?」と思いました。

で、寝ながらつらつら考えた・・・

 

22番の最初、ヘ長調。明るく軽く上にのぼっていく~

 

あまりにも上り過ぎたので下りたい、できれば22番で上った回数くらい下りたい。

ヘ短調。鍵盤足りなくて、2回3回とは下ることができず動きを止められ、結局上にいくしかない。

「ドーラファー」のファーは身動きとれず身もだえしている、長い音かもしれん。

 

22番の3連符(2段目以降)。規則があるんだかないんだかわからないけど、好きにやってる。

まだまだ好き勝手に続く。

 

一方、23番の3連符。左手の同音連打のシバリ。

 

話変わって、22番第2楽章のパラパラ。愉快な分子運動、やめられませんな感じ・・・・実際延々最後までこれ。

 

23番の第3楽章。みかけ似てなくもないですけど、

フレーズフレーズは音域を制限され、のた打ち回ってる感じ。

これまで23番は過去2回ほど取り組んでみましたが、超有名曲であることもあり、カッコいい曲だとか、炸裂系の曲だとか思っておりましたが・・・・・違う・・・・

たしかに長く練習していると、精神的につらくなってきてダメの一歩手前になってしまったこともありますが、それは、自分の技術とリンクしているのだと考えてました。・・・が、そういう単純なものでもなさそうだ・・・・・

拘束され、閉じ込められたような苦しさ・・・・語れず、動けずという病人の姿とも重なるようです。22番と23番が交錯し、あわや大丈夫かっという数日の状況・・・・なんとなく自分なりに整理できた気がしました。


松元綾ピアノソロコンサート

2012年12月19日 21時59分57秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

昨日午後は、楽器店サロンでのコンサートを聴いてまいりました。

まず、受付でいただいた素敵なプログラムに感動~

50名以上のお客様ひとりひとりに手渡されたこのプログラム、私も楽曲解説で参加させていただいたのですが、おおって感じです。

プログラムは

ショパン:舟歌、バラード第4番

リスト:ハンガリー狂詩曲第2番

ラフマニノフ:ピアノソナタ第2番(1931年改定版)

の4曲。

実は、7月のある日、同じこのサロン付近を私うろうろしておりましたら、ラフマニノフの第3番のコンチェルトが聴こえてきまして、それが尋常でない腕前だったもので、びっくりして思わず弾いているところを見に行ってしまったのですが、それがこのお嬢さん、松元綾さんだったわけです。

プログラム前半はちょっと硬さも見られましたけど、ラフマニノフの2番ソナタは期待通りといいましょうか、ほっそりしたお姿からは意外なほどのスケールの大きさ、またなんとも言えないグルーブ感で、思わず途中からずっと立って聴いてしまいました(最後列だったこともあり)。

来年5月にはピアニストの菊地裕介さんとのデュオコンサートも予定されているようです。またプログラム等決まり次第、徐々にこちらでもアップしていきたいと思っております。

昨日は黒のドレスでしたけれど、このお姿も素敵です~

 

 


ボタンの掛け違いっていいましょうか

2012年12月17日 22時05分34秒 | 家族・友人等

父はこちらにきたばかりですが、母はこちらに来てからすでに1か月になります。

母は80にして初めてマンション暮らしを始めたわけですが、これだけ近所にいながらもいろいろ事件がおこります。

今日、大量の用事のため、私帰宅が遅くなり、娘の帰りを迎えうつことができなかったのですが、たまたま娘も鍵をもってでていませんでした。

そこで彼女はおばあちゃんちに行ったわけです。

ちょうどそのころ私は区役所におりまして、母にたずねなければならないことがあり、何度も何度も電話するのですが、まったく出てくれない。携帯をいまだにちゃんと扱えない母は、1回や2回で出られないことは珍しくはないのですが、さすがにこれだけ応答がないとなると不安。

時刻は17時半を回ってまして、「娘が鍵を持って出ていないかもしれない」という不安も相俟って若干パニック。

そこでうちに電話してみましたら、やっとのことで17時45分くらいに息子がでました。

「(妹は)まだ帰ってないみたい」という。・・・・ええええ~っ

相当パニックですよ、もう。そしたら「あ、帰ってきたみたいだ」というわけです。慌てて電話を替わらせたところ、

「あのね、鍵忘れてね、おばあちゃんちにいったら、開けてくれたのはいいんだけど、おばあちゃんがポストみる~って出てきて、鍵がかかっちゃって入れなくなったの~。私とふたりでずっと外にいて、今もおばあちゃんまだ外にいる。何回もうちに鍵をとりに帰ってきたんだけど、今やっとお兄ちゃん帰ってきてた」と。

・・・・そ、それって、かなりの長時間なのでは?先週にくらべると今日はまだ暖かいような気もするけど、・・ええっ大丈夫なん?

(補足しますと、母のマンションは一階にガラスの扉が二重にあり、内側のほうはオートロックになってます。かなり古いマンションのため、ポストはそのオートロック扉の外にあり、ポストを開けるためには住民はいったん出ないとならないわけです。)

すぐ娘がうちから鍵をとって戻り、やっと母のうちに入れた模様でしたが(汗)。そこまで寒くなくてほんとによかったです。

そのほかにも、

・・・・・風呂の内鍵をなぜかかけてしまっていて、出られず困った事件

・・・・・炊飯器の内蓋がはまらなかった事件

・・・・・お湯が出なかった事件

・・・・・洗濯機が回らなかった事件

・・・・・(来客があったときに)中から玄関のロックを解除できなかった事件

などなど。

50年近く住んでいた家を離れて、いきなり慣れないものに囲まれてしまったので、無理もないことではありますが、長年マンション暮らしのものにとっては、「まさかそんなことを知らなかったとは・・・想定外」ということもありまして、いちいちびっくりいたします。

まあ、有無を言わさず連れてきたに等しいのに、それなりに喜んでくれていてこちらとしてはありがたいことではありますが。

というわけで、今後もいろいろあるで・・・・あろう(汗)。

今日はもうなんといいますか、私が両親の転入届のため区役所に行ってみたら、書類上(委任状)のささいな行き違いがあり、この件がやっと片付きあとは待っていればいいらしいと延々待っていたところ、私の知らない間に手続きはとっくに終了していて、気が付いたら、医療保険だの介護保険だの手続き時間もすでに終了(泣)。(ダメもとでかなり離れた建物の担当部門に駆け込み、結局なんとかしてもらいましたが)。

ただ、保険証は後日郵送だとかで、13日で切れている鹿児島市発行の保険証を手にどうしたもんか、と・・・。

「いいやもう全額負担でも」と18時前に薬局にダッシュしたら、処方箋そのものも期限は昨日までだったもよう・・・・orz

スマートでカンペキな手続きを目指していたのに、事前準備が鹿児島での転出時よりはるかにザルだったおかげで全部ボタンの掛け違い。・・・なんか負けた気がする。


今後のベートーヴェン計画

2012年12月16日 11時17分56秒 | ピアノ

昨日は30~32番の演奏を聴いて、あまりのショックに滝にでも打たれに行こうかと思ったくらいですが、気を取り直して、私なりに今後のことを考えることにしました。

2006年だったと思いますけど、H先生による「ベートーヴェン講座(全3回)」を受講したことがあり、このときは素人の分際でいろいろ質問したりもして大変失礼をしたのですが、それでもその後に続くご縁をいただくことができまして、今となっては先生の広いお心のありがたさが身に沁みます。

そのときに、先生がいかに音楽以外のことでも勉強されているのかを知りました。「プロメテウス」にまつわる楽曲のときは、ギリシャ神話のお話をされ、自然についてはヘルマン・ヘッセの著書からの引用があり、ベートーヴェンに関する膨大な資料はもとより、そのほか多方面からのアプローチがあったことを覚えております。

そのときに私もヘルマン・ヘッセの「庭仕事の愉しみ」を即購入したのに、考えてみれば今日に至るまでまだ読んでおりません(汗)。・・・・まずはそこからです。

あと、ベートーヴェンのソナタのチェック表を作ってみました。(基本的に公開の場で弾いたものを書いており、レッスンを受けただけのものはその旨を記載)。ちなみに全楽章の演奏機会は子どものときには皆無でしたので、すべて2007年以降(つまり42すぎてから)のものです。

 

全楽章弾いたもの・・・・・・・1、2、9、11、14、22、23

1楽章のみ弾いたもの・・・・6

全楽章レッスンを受けた(はず)のもの・・・・・8、13、19、20、24、27

楽章抜粋でレッスンを受けた(はず)のもの・・・・5、10、17

 

むりやり全部合わせても、半分ってとこですか。短いものをこつこつ弾いていくのもいいけれど、あとのことを考えると大曲にぼちぼち手をつけていくのがいいのかも・・・

昨日も齢70の方が「熱情」を弾かれたし、私より「10以上は上」とおっしゃる先生が「ワルトシュタイン」を弾かれたし。

ただ、あまりにも有名な曲をだと弾きたくなくなるヘキ(癖)があるので、どうしたものか・・・・・


あらためて・・「ベートーヴェンを弾く会」

2012年12月15日 20時38分36秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

朝起きて、軽く練習しましたら、どうにもご飯と豚汁を食べたくなりまして、 出番が11:45というのに、9時過ぎからのこのこご飯作り。子供の昼ごはんにもなるしということで、思い立ったが豚汁(殴)。

そのおかげで、最初のおふたりは聴き逃してしまいました・・・・申し訳ありません。

会場に到着して1部と2部の間の休憩で、こそこそステージで音出ししてましたら、ほかの方と話しておられたH先生、ぱっと振り返られて、

「あなた1番よね?たしかに古典的(作品)ですけど、もう少しひと続きで弾いたら?」と第1番ソナタ第1楽章冒頭についてアドバイスが飛んできました。

そこでふたたびこそこそ練習していたら、今度はステージ裏から出てこられて

 「細かい音気にしてるからそうなるのよ。そっちじゃなくてこっちの音を意識して。フルートかバイオリンで弾いてるみたいに歌ってください~」 ・・・まさかの直前指導(汗)。

 どうにも自分で方針がバシッと決まりきらなかったところで(冒頭なのにそんなことではいけないんですけど)、なるほど言われてみればそういう風に弾きたいですし、そこをそう弾くとするとそのほかのところも少し変化するので、どうするかなあ・・・・・暗譜のままでいくか・・・それとも楽譜おいて、見ながら手を入れて弾くか・・・・

このコンサートはコンクールでも対外的な演奏会でもなく、どちらかというと「みんなで聴きあってベートーヴェンへの理解を深めよう」という趣。ならば、「こう弾いてきました」と用意したままを弾くのではなくて、アドバイスいただいたことを未消化ながらも音にしながら弾く方がいいのでは??もしかしたら、本番途中で指導入るかもしれないし(笑)。

というわけで、楽譜おいて(この1番に関してはほぼおいてるだけ)弾きました。さすがに直前に言われたことをちゃんとはやれませんでしたけど、リピートしてちょっとだけ気持ちだけ近づいたかな、と。

(自分の演奏に関してということで、続けて書きますけど)22番のほうも実は暗譜に迷いがありまして・・・。

ここ数日はもちろん見ないで弾けてましたけど、なんといってもこの曲については1番にくらべるとはるかに日が浅く、かつ昨日楽器店で練習していたら、たまたまいらした松本さんに「少しテンポあげて流れを出したら」と言われ、願わくばそう弾きたいとは思ったんですね。それで昨夜テンポを上げて練習してみましたけど、テンポが上がると逆にちゃんと弾けなさそうなところが気になったり、長いフレーズ全体より今弾いてるところが気になったりして、うまくいかない。つまりその程度しか心身に入ってないからそういうことになってしまうのですが、この際ゆっくりはずさない路線でいくか、細かいとこは落としても流れを作るか・・・・まだまだ悩んでいました。

1番で楽譜をみたことと、22番の私の前に21番(ワルトシュタイン)を弾かれたある先生の濃い音を聴いているうちに、「まだまだ自分はちゃんと楽譜を読んできてないなあ」という思いも起こり、一方で大先輩である先生方が暗譜で臨まれているのに、40代のくせに見るのかっ・・・という迷いもありましたけど、「いいもう、流れでいくっ」と吹っ切りました。

結果良い演奏だったかどうかはわかりませんけど(たくさん細かいところはやっちゃたので)、楽譜を置くことで長いフレーズが視野に入り、先々のことは予感しながら弾けたような気がします。そこまでほんとは暗譜でたたきこまねばならないのですが、・・・・正直時間切れでした。

ひとりの先生に「22番の2楽章の躍動感が良かった」と言っていただけたのが救いでしょうか(笑)。

15番(田園)を弾いた友人、すごく練習したみたいで、私がこれまで4回聴かせてもらったどれよりも良かったです。H先生に「ゆったりと自然を感じさせる演奏で良かったわよ。あなたにケンプが憑いてたわ」と言われてましたが、きけば友人はいろいろ聴いたなかでケンプが一番しっくりきて、参考にしていたとのこと。「憑いてる」と看破したH先生もすごいと思いますが、ケンプに似た演奏ができた友人もなかなかのもんです。(ちなみに私は「あなたにはベートーヴェンが憑いてたわ」と言われましたが、先生にはもしかして何か見えたのでしょうか・・・)

そうそう、今日は私、またまた譜めくり人でして、7番、14番、15番、30番、17番とめくりました。最近は職業なんじゃないかというくらい、行く先々でめくらせてもらってます(笑)。

H先生の演奏については先述いたしましたけど、先生ご自身昨年は体調不良、今年はご両親の介護など、ピアノどころではないといったご状況のもと、30~32番を完璧暗譜で(暗譜とかなんとかそういうレベルのことを言う事すらはばかられる演奏でした)、神々しいような演奏をされました。

これで5回連続参加させていただいておりますが、毎年出るのはけっこう大変です。第1回で弾いた「熱情」以外は、私毎年新しい曲を手掛けておりますので、(大曲はあまり弾いてないとはいえ)これまたそれなりに負荷がかかります。11番、2番、9番、1番&22番ときましたが、来年は24番「テレーゼ」の予定。2曲にするかどうかはこれから考えます。

・・・・・・とにかく終わってよかった(涙)。

今年は、5月のソロコンサートと本日のコンサートがまったく同じ場所。ピアノに関しては本年の最初と最後の演奏会が同じところだったというわけです。

本日聴きにきてくださった方々、どうもありがとうございました。ステージ関係の手伝いとか、終演後はあまりの衝撃に口がきけずに黙々と裏の片付けをしておりまして、ちゃんとご挨拶もせず、大変大変失礼いたしました。またの機会がありましたら、今度はゆっくりお話させてください。

 

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~ 第5回 ピアノソナタ全楽章を弾く ~

 

日   時 : 2012年12月15日(土)

第1部 10:00~11:35

第2部 11:45~13:30

第3部 13:40~15:30

第4部 15:40~17:30

 

会   場 : 広島市南区民文化センター スタジオ

   広島市南区比治山本町16-27

入 場 料 :   無 料

 

<< プログラム >>

 

第1部

第11番

op.22

変ロ長調

 
 

第17番

op.31-2

ニ短調“テンペスト”

 
 

第23番

op.57

ヘ短調“熱情”

 
 

第27番

op.90

ホ短調

 

第2部

第1番

op.2-1

ヘ短調

 
 

第7番

op.10-3

ニ長調

 
 

第14番

op.27-2

嬰ハ短調“月光”

 
 

第15番

op.28

ニ長調“田園”

 
 

(欠)⑨

第17番

op.31-2

ニ短調“テンペスト”

 

第3部

第14番

op.27-2

嬰ハ短調“月光”

 
 

第20番

op.49-2

ト長調

 
 

第21番

op.53

ハ長調“ワルトシュタイン”

 
 

第22番

op.54

ヘ長調

 
 

第23番

op.57

ヘ短調“熱情”

 
 

第30番

op.109

ホ長調

 

第4部

第17番

op.31-2

ニ短調“テンペスト”

 
 

第21番

op.53

ハ長調“ワルトシュタイン”

   
 

第30番

op.109

ホ長調

   
   

第31番

op.110

変イ長調

 
   

第32番

op.111

ハ短調