8月も下旬となり、今週から始まっている学校もあるようです。
個人的には、海にも山にも田舎にも大都会にも行かない夏休みでしたが、
8月5日(水)には広島交響楽団とアルゲリッチ(朗読もあり、これはアルゲリッチのお嬢さんと作家平野啓一郎氏)による、コンサートを聴きに行き、文章に起こすのが難しいような類の感銘を受けました。
ほかには、なんでしょうか・・・子供たちはそれなりに東西に移動したりしてましたけど、私は、友人たちと飲んだり、飲んだり、弾いたり、飲んだり(笑)。
ピアノのほうは7月19日にコンペが終了したので11月に備えて、ゆっくりベートーヴェンをやろうと思ったのですけど、
それ以前にある9月の弾き合い会というか発表会みたいなもので、まずは何弾こうかと思い、
さすがにもうスクリャービンは勘弁、・・で、一晩寝たところ、なぜかラフマニノフの「作品3-2」&「ヴォカリーズ」という組み合わせが降ってきて、
まあ2か月あればなんとか・・・と思っていたわけです。
で、だいぶのんびりしてたら、8月7日に岡山の友人たちと遊びで弾き合いをすることになり、なにも曲ないからこれ弾くか・・・になり、
次にさて9月までに一度はレッスンしてもらわないと・・と11日にみていただいたら、
なぜか26日の尾道某所でのサロンコンサートに出ることになり、
どんだけ出番あるんだか、ラフマニノフ(汗)。
ラフマニノフは、若い頃はともかく、今はほとんど聴かないですし、まして自分に合う作曲家だとも思えないのですが、1月のドストエフスキー「悪霊」読了から延々続く、個人的ロシア祭りの一巻としてスクリャービンの次は同級生のラフマニノフだ、・・と。
それ程度の動機がアダになったのか、その程度の動機ゆえにバチが当たったのか、
今からで仕上がるかよっ、というか、譜読みから1か月くらいで人前に出していい曲なのかよっ・・・という状態でここ2週間暗譜含めてヒーヒー言ってました。
・・・・ということで参加した、昨日のコンサート。松本門下3人と師匠夫妻によるもので、プログラムはこれ。
<第1部>
1.ラフマニノフ:アンダンテ・カンタービレ(パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏)
2.ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2
ラフマニノフ=コチシュ ヴォカリーズ
3.ショパン:バラード第1番
<第2部>
松本和将と上里はな子によるコンサート
1.ベートーヴェン:ピアノソナタ 第14番「月光」
2.ブラームス:「F.A.Eソナタ」よりスケルツォ
3.シューマン:ヴァイオリンソナタ第1番イ短調
(アンコール) クライスラー:美しきロスマリン、 愛の喜び
第1部はなかなか、聴きやすいというかおなじみの曲がたまたま並んだ感じです。ひとりは専業主婦にして5児の母の趣味の方、ひとりは私が裏方をやっているセミナー等で顔見知りの若い方だったのですけど、まさかこういう場で一緒に弾くことになるとは思ってなかったです(笑)。
私にとっては、若干薄暗いくらいのお店でキャパ40~50くらいというのは理想の演奏環境で、直前までは自分でもどうなるかと思うほど緊張してましたが、本番はまあ、なんとか。
第2部ではおふたりにとって初出しのシューマン、これはいい~! 第3楽章の絡み具合などは、やはりライブならではの楽しみがあると思います。
今日27日は倉敷、明日28日は広島五日市でのコンサートがあります。
よろしかったらお出かけください。
(チラシは28日五日市のもの。クリックしたら拡大されます)