~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

9月のコンサート他いろいろまとめて

2018年10月03日 22時57分00秒 | その他音楽

10月に入り、今年はあと4分の1となり、今年度については後半となりました。

1か月分のまとめですので(自分のFacebookからの転載・保存)、それなりに長いです。

お時間あって、かつもしご迷惑でなければお読みいただけると幸いです、

 

 

・新井さんの引退発表、と カープのリーグ三連覇(9月26日)

  

マジックがカウントされ始めてからが、ほんとに長かった~

 

・ジブリ展にも行きました(県立美術館。19日)

以下自分のFacebookより転載します。

<10時前に入ったのに、相当な人出。

8月に子供たちは観にきたのですが、私はチケットだけ買って帰宅。
やっと観ることができました。
テレビ等で宣伝されている、動く飛行船とか、ねこバスのイメージが強くて、お子様向けかと勘違い気味だったのですが、
実際は、
鈴木プロデュサーと糸井重里さんの、コピーをめぐるやりとり(てにをは、現在形過去形、というほんとに細かい一字レベルのことまで)、
企画から製作・宣伝・興行にいたる
緻密なスケジュール、

人類が空に羽ばたく歴史(昆虫や鳥の話から、飛行機開発の細かい過程まで)、
といったような、こちらから積極的に読まなければならない展示がほとんどで、
これはもう非常に勉強になりました。
・ポスター(チラシ)の空間割合や、字体、コピーの効果、
・企業とのタイアップ、
・常にヒットさせる努力、
こういう裏方あってのジブリなのだ、宮崎さんなんだ、と。>

 

・樹木希林さん亡くなる(9月15日)

 

以下、Facebook(9月22日)より

<昨晩の樹木希林さんの番組で一番驚いたのは、
希林さんが事務所に所属してなくて、
ファックスと留守電を一人でさばいているということだった。
安住アナの「出演料の交渉も自分でされるんですか?」の問いに、
「もちろんですよ。そこが一番おもしろいところじゃないですか?自分より適任者がいると思えばそちらを推しますし。」

不動産の価格に敏感で、
家の掃除もすべて自分で、
洋服のリフォームも自分で、
でも裕也さんとは離婚しない(笑)。
「あの人は私の重しだから」

重荷じゃなくて重しなんですよねえ。>

 

・最後の土日(29,30)は台風24号が吹き荒れ、関東のほうは夕方にはJRが早々に運転を止め、それに伴い街も店じまいということに。

こちらはそこまでではありませんでしたが、午後2時ごろ帰宅した際には、傘は差せず、服はずぶぬれでした。

 

 

さて、9月は6つのコンサートに行きました。

 

遠征したのは、14日福岡、22日の尾道、24日の岡山。

・14日福岡は小菅優さん

 

Facebook(9月15日)より

<昨夜は小菅優さんを聴きに福岡FFGホールまで行ってきました。

入り口まで下り階段、入り口からも下り階段、ホールに入ってからも下り階段…という、膝の悪い時には行きたくないぞ(しかもエスカレーター、エレベータ見当たらない)というホールでしたが(笑)、
演奏はさすが小菅さんで、
最初の方こそ「なんというテクニック!」と驚きましたが、
そのうち「完璧で当たり前」な耳になり、
火の鳥とかも難しい曲に全然聴こえない。

三部に分かれていて、一部と三部が茶のドレス、二部が真紅のドレス。
「さあこれから、火の物語を始めますよ〜」というチャイコフスキー、
レーガーの内省的な音、
リストのフーガ部分の面白さ、
ドビュッシーとスクリャービンの「正気(狂気?)スレスレ」、
リズムと熱と情念の渦巻くファリャ(それまでと同じ人の演奏とは思えないほどの雰囲気の違い)、
オーケストラを聴いてるようだけど、全然必死ではなく余裕の「火の鳥」、
…それぞれについて語るとそういう印象なんですが、
それはあくまでも「演奏」であり「音楽」の話。
深く残ったのは、小菅優さんの「思想」というか「哲学」。
これまで味わったことのないコンサートでした。>

 

・22日 尾道は、松本和将門下4人(大人2人子供2人)と、松本さんのシューマン「幻想曲」、松本さんとはな子さんのベートーヴェンの「スプリング」でした。

アットホームな喫茶店での演奏、打ち上げ共に毎年楽しみにしているイベントのひとつです。

 

・24日 岡山シンフォニーホールは5人の子供たちのコンチェルト(ヴァイオリン2人、ピアノ3人)と、松本さんのチャイコフスキーのコンチェルト。

出演者のひとり、ヴァイオリンの高校生が、友人が小さいころからずっと伴奏している子だということで、声かけてもらい、ついでに「松本先生ゲストですよ~」と。

「あ、ほんとだ」と(笑)。

 

Facebookより。

<大満足の岡山行きでした〜

前半の子供たちもそれぞれ良かったうえ、
松本さんのチャイコフスキーが圧巻でした。

ソロリサイタルとか室内楽は私自身でもプロデュースできるんですが、
コンチェルトはどうにもならないので、
これまでも、東京2回(ショパン、モーツァルト23番)、岡山(ラフマニノフ2番のゲネプロ)と遠征してます。
コンチェルト、押し出しの良さとアンサンブルの巧さで、ほんとに向いてると思うので、
もっと呼んであげてください〜(笑)。

いや、ほんと良かったです!
感動したのでサインもらいました(笑)。>

 

そして28日は、友人プロデュースのコンサートにスタッフとして参加。

・上原琢矢リサイタル

 

9月28日 Facebookより

<子供の頃から横山幸雄先生ひとすじのお弟子さんで、
今年の浜松国際ピアノコンクールのコンテスタントでもあり、
すでにオクタヴィアからCDも出ている21歳。

今日3時半に会場入りしたところ、ちょうど到着されたところだったようで、すぐに楽屋にご案内しました。
私、本番はもしかしたら聴けないかもしれないとリハーサルに潜入。単に指ならしするのでなく、ピアノのクセや音を調えていく感じが、すでにプロの演奏家。ピアノに向かう姿が実に自然で、こちらの方が安心感に包まれます。

息をするように紡ぎ出される音、
でも、ごーっと、あるときは底鳴りがし、
ある時は、さーっと、音のベールが漂う。
非常に整った美しい演奏でありながら、
あたたかい心臓を感じる、そんなピアノです。

なんとなくリパッティを思い出しました。>

 

9月29日Facebookより

<昨日の上原(かんばら)くんの演奏を聴いて以来、

ずっと考えてるんですが…

ちょうど彼は、私の子供世代で、
もちろん天性のものとか個性はあるにしても、
なんというか、あの世代独特の空気感はあるよな〜と。
少なくとも、昭和中期生まれとは、感覚も思考も方向性も違う。
違うんだけど、それがなにか新しいと同時に懐かしいというか、
大事なものを取り戻しつつあるというか…
今の学校とか教育、いろんなシステムのほうがそれに追いついてないのかもしれない。

もっと彼らの音を真摯に聴き、
「刺激・変化」ではなく、「醸成」によって生まれつつあるなにかを汲み取っていかなければならないような気がする。>

 

演奏のほうは、仕事6回、ボランティア1回でしたが、

ホール試奏会にも2回行きましたし、娘の体育祭はありましたし、

ヒマだと思っていたのに、振り返ってみると意外に忙しかったっぽい9月(笑)。