~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

カンマームジークアカデミーin呉

2013年03月27日 20時37分24秒 | 室内楽

3月25日からすでに「カンマームジ―クアカデミーin呉」が始まっておりまして、実は今日が中日でありました。明日もう一日セミナーがあったあと29日は修了演奏会です。

アカデミーについての記事は「カンマームジ―クアカデミーin呉」というタイトルでFacebookに少しずつ掲載中。私が管理人を務めさせていただいております。

初日、なんと7時20分に目が覚めてしまい、大慌て。7時30分にバス停で車に乗せていただく予定になっていたんです(汗)。その日まで学校のあった(終業式)娘を起こし、なんだかわからないけどなにか食べさせ、私は食べるとか化粧するとかそういう悠長な時間はないので、とにかく着替えてダッシュ・・・・間に合いました、よかった(涙)。

呉文化ホールに到着して、楽屋周り・練習室・受付かれこれのセッティング。1600席の大ホールでレッスンがあるというぜいたくさ。練習室もけっこうあり、空き時間も有効利用。

25日は人手もけっこうあって聴講も何時間かできました。昨日は一日お休みをいただき、本日また朝から4時くらいまでだいたい受付にすわってました(セミナーそのものは朝10時から夜9時ちかくまでやってます)。

レッスン聴講は明日までです。時間割その他はこちらをご覧ください。

そして修了演奏会は29日(金)16:00~20:00で、講師演奏は19時くらいからになりそうです。

 みなさん、どうぞご来場くださいませ。

(ちなみに修了演奏会は無料ですが、セミナーの聴講は1000円です。)

 


友人のコンチェルト本番

2013年03月24日 07時59分48秒 | 交響曲・管弦楽曲等

昨日、朝から用事だらけ。

午前中、娘のヴァイオリンレッスンに同行、

13時半より某おさらい会を聴きに行く(ここ数年毎年聴きに伺ってます)。

14時15分某おさらい会を抜け出し、H区民文化センターへ。

15時15分、H区民文化センターよりふたたび某おさらい会会場へ。

17時半、某おさらい会会場よりH区民文化センターへ。

・・・・これだけ見ると、いったいこいつはなにをやっているのであろう???というただの不審者。

おさらい会で弾く生徒さんたちは大半が知り合いというか、小さいころからずっと聴き続けているので、なんとしてでも聴きたく参上したわけですが、

なんということか、昨日は友人の一世一代(?)のコンチェルトの本番日(彼女自身が主宰するアマチュアオーケストラとの共演)とも重なってまして、本番には間に合うとしても、その前にゲネプロというものがある。

前日(つまり金曜)午前に合わせた感じでは、これまでにないデキだったし、「あとは運を天にまかせましょう」的な状況で、ゲネプロはもういいかな・・・と思っていたのですが、時間が近づくとやっぱり心配になって、タクシーで往復してしまいました(汗)。

というわけでこの間に聴き逃してしまったおさらい会出演の方、ほんとうにごめんなさい。

 

友人の本番(サン=サーンスのチェロコンチェルト第1番)、結果からいうと「奇跡のデキ」でした(・・・スマン、笑)。

いくつか難所があって何回かに一回はスベッたりしていたのですが、そういうところがほぼすべて決まり、音程も非常に安定していて、かつ牽引力も感じ、・・・素晴らしい!

1年以上前、ほぼ初見に近い段階から一緒にやり始め、何回かの人前での本番(ピアノ伴奏)を経ての昨日でしたが、それまでには、山あり谷あり。

友人はチェロについてはほぼ大人になってから始めた人ですので、それなりに弱点があり、なかなか克服できないところもありました。

今回、直近の2~3か月かは人が変わったというかやればできるじゃん(失礼)・・というストイックな練習に励んでましたけど、ふだんはその結果がなかなか反映されず、反映されるどころかますます悪くなるような錯覚にも陥ったようで、たびたび凹んでました。

大きな本番を控えた場合、努力というのは基本誰しもがすることなのですが、なかなか成果を発揮できないことが多いのが世の常。

でも、さすがにこれだけやって思うようにいかなかったら気の毒だな~~と老婆心全開。

ゲネプロもやっぱり聴かねば・・・とおさらい会途中で行ってしまったわけです。

ゲネプロも悪くはなかったですけど、本番はもう全然違いましたね。

「本番はどうなるかわからない」「本番には魔物がひそんでいる」というのはよくきくことですけど、

今回得た教訓・・・・・「本番は正直だ」。

もちろん彼女自身の努力だけではなく、周囲のサポートがあってのことで、なかでもご家族(コンサートマスターはご主人、中学生のお嬢さんは受付に立たれてました)の気遣いは大変なものだったと思います。

私よりははるかに、仕事として楽器に関わる機会の多い彼女ではありますが、一日に数時間も練習し続けるというのは、子どももいるような奥さんには普通ムリで、やはり恵まれた環境であったということは否めません。

同じようなことをするのは状況的に私にはとても難しいことですけど、

大きなステージにあえて挑み(自分からやるといったわけですから)、足りなかった技術を補い、自分の中からあらたな音色を掘り起こした友人を心から讃えたいと思います。

ちなみに(プロフィールに書いてあったのでバラしますけど)、友人は1967生まれです。45歳です。

まだまだイケますね、40代(笑)。

 

【追記】 今回の入場者数は430人超だったそうです。オーケストラのみなさん、おつかれさまでした。前プロの「メンデルスゾーン:フィンガルの洞くつ」、後半プログラムの「ドヴォルザーク:シンフォニー第7番」、どれも楽しませていただきました。客席とステージの距離が(心理的に)近いアマオケのコンサート、音楽っていいな・・としみじみ感じました。


今週のできごと(ほぼ前半)

2013年03月22日 00時08分26秒 | 雑感

書きかけのコンサートレビューもあるのですが、そちらをなんとかしようと思っているうちにどんどん日がたってしまい、お彼岸も終わりそうです(汗)。しかたなく・・・ほぼ一行日記(笑)。

17日(日)・・・・午後チェロレッスンのお供、いや、お伴。「ソリストはこうやって主導権発揮するんです」的見本を先生がやや極端に示されたので、ヒーヒーいいながら伴奏させていただきました(汗)。

18日(月)・・・・朝から暴風雨で、とくに風がすさまじい。そんな中、自分のピアノのレッスンのために外出。ただでさえやかましい曲を師匠と2台ユニゾンしたので、防音室も真っ青の大音量(だったらしい)。だんだん本気で鼻血出そうなテンションになってまいりました。ほぼ方針は決まってきたので、あとは練習(汗)。・・・・レッスン後は区役所で印鑑証明の受け取りというとってもリアルな日常。

19日(火)・・・・9時半頃の新幹線に乗って母と娘と一緒に鹿児島へ。着いたらデパートで香典返しの発注・支払、市役所で戸籍謄本についての確認、病院で払い戻し金受け取り。実家に着いて、引っ越し屋さんと相談、五十日祭の準備(葬儀屋さんが手伝ってくださいました)、家の片付け。夜は街中で東京からついた叔父夫婦と会食(さつま郷土料理。きびなごの刺身、さつまあげ、鳥刺、豚しゃぶ、など)。食事帰り、タクシーで中央駅に回って、遅くに到着した息子を拾って実家に帰宅。

20日(水)・・・・早朝、ずっと雷が鳴り続ける。おそらく落雷もあったかと。10時に葬儀屋さんがきて、祭壇の野菜等のお供え。11時に神主さんがいらして、まずは神棚の中の掃除(汗)。父の五十日祭と祖母の二十年祭(この4月でちょうど亡くなって二十年ということについ先日気づいた)。午後はひたすら家の片付け。16時過ぎにお墓に行き、銘碑の確認と墓承継の手続き。18時の新幹線で帰宅。

21日(木)・・・・午前、銀行の用事など。夕方~夜、ピアノ&フルートの演奏会を聴きにいく(ちょっとだけ手伝いも)

 

とりあえず、おもなできごとはこんなところですか。だんだん手続きも進んできた感じがします。ここのところ咳が出てあまり眠れないんですけど、けっこうそういう方が多いような気も。咳警戒中のため、演奏会聴くのもなかなか大変です。

 


たぶん初ミュージカル

2013年03月17日 12時51分54秒 | 見る・読む

ただでさえ聴きたい演奏会の多い今月なのに、この期におよんで娘が突然「Catsを見たい」と(汗)。

私、観劇についてはほぼビギナーなので、「千秋楽まで間もないのに、チケットとれるんだろうか?」「いや、12月から延々あの大ホールでやってるんだからもしかして楽勝??」などまったく予想もつかぬまま、残席をネットで検索。やっと15日(金)夜公演をとりました。

2階席で、さすがに連番ではとれませんでしたが、2列違いで行き来できる席。

大がかりな装置、音響、ダンス、歌、・・・ワンシーズンに何回も通う方がいるのもうなずけます。客席を巻き込む仕掛け、何千回(通算公演8300回数だそう)ものステージのなかで試行錯誤し磨かれてきた型。圧倒的な力です。

クラシック音楽をやっていると、たくさん電気を使用しているステージというのはどうも落ち着かなくて(殴)、「もし停電とか配線トラブルがあったら、マイクも装置もアウトだよなあ」とそんなことがたまに頭をよぎる~。以前、素人オーケストラの中で自分ひとり電気を使う楽器を演奏したことがあり、慣れないもんだから、「音量大丈夫なのか」とか「アンプついてるか」とかもうドキドキバクバクして演奏どころではなかった(殴)ことが思い出されて仕方ない。・・・・困ったもんです。

一番たまげたのは、最初のほうで、「猫に名前をつけるのは難しい」というセリフがあって、それをキャスト全員といっていいくらいの人数で復唱というか斉唱というか、ようするにユニゾンする場面があるんですけど、

気がついたら、目の前にこてこてのメイクをしたオス猫がきていて(席の前は通路)、こちらを見ながらセリフを言っているわけです。すぐ移動するのかと思ったら、ずっとそこにいて、しかもさすが役者さん、視線がブレない。

至近距離で見るには刺激の強すぎるメイクのまま、プロの眼光でガン見され、にらめっこ状態・・・・・・負けました、降参。

それにしても、歌は歌わないといけないうえ、ものすごい運動量。マイクとおした音声だから、もし息上がってゼーゼー言ったらもろバレ。身体の鍛え方が違うのはわかりきってますけど、それにしても驚異の世界です。尊敬。

もう1回くらい、できれば1階席で観てみたいもんです。


美容院&写真館

2013年03月13日 14時50分12秒 | 家族・友人等

本日、この時間にしてもうヨレヨレです。。。なんとか夜のコンサートまでには復活しなければ(汗)。

なぜヨレヨレかというと、苦手なこと二連発を強行してきたからなのです。

午前中に美容院、お昼に写真撮り。

どちらも私の生活にとって必須事項ではないため、よほど気合を入れないと実行しません。なので二日前に必死で予約を入れました。

写真はチラシ用。これまでのように証明写真ボックス内でひとりアヤシイ撮影会ををやるのもいいんですけど、一回くらいは写真屋さんに撮ってもらうか、という程度の動機。

スナップはまあいいんですけど、どうもちゃんと写真を撮るというのは「魂を抜かれるんじゃないか?」レベルで抵抗のある人間。

気の進まないことを一つやるも二つやるも同じなので、ついでに美容院も・・・という程度のやる気のなさ。そのやる気のなさゆえ、昨晩はすっかり予定を忘れておりまして、超夜更かし。寝たのはむしろ朝に近いという(汗)。

若くても夜更かしはアレですのに、いい年してですから、朝起きて鏡見てみたら、・・・・・オワッてました。

ああ、オワッた~~と思って、娘が登校した後ふて寝してたら、ほんとにギリギリの時間に目がさめてしまい、今度は空腹のまま飛び出すという参事。

・・・・・オワッタ×2

しかも、外は大雨。ドレスと靴と化粧品と傘持ってテクテク、いやトボトボ。もう泣きたい。

してこういうときに限って、美容院でも眠気がこない。いつも目が覚めたら終わってるというほど爆睡するのに、やはり「魂抜かれるレベル」で苦手なことが控えてると眠気も襲ってこないらしいです。

写真屋さんは知ってる方でしたし、どうも知人友人何人もがそこで撮影をしたらしいことが行ってみて判明。あちらはもちろん慣れておられるんですが、こっちがおそらく、ひとりで撮られるのは結婚式以来?・・・だとすると20年ぶり。

しかも、今日びの画素の多いカメラなんかで撮られた日には、約半世紀生きた私なぞ、もし修正なしだとしたらモザイクかけるしかないです(汗)。

まあなんとか撮ることはとって、た~くさんの写真から2ショットだけ選んだのですけどね、

「え~っと表情はどちらがいいかな・・・」とか超拡大するのはやめてください(泣)。モザイクかけるよ、もう。

まあ、そういうわけで、なんか知らんが撮ってしまったものは仕方ないので、機会があったら見て笑ってやってください。

時間にして1時間もかからなかったのに、終わったら、腰痛くてヒーヒー言ってました。肌や髪がうんぬんより、どちらかというと、たったこれくらいのことで腰が痛いほうが大問題。ビシッと立つだけでどれだけ筋肉使ってるんだかというより、日頃いかにぬるい姿勢で暮らしているんだか・・・・激反省しました。

 


ある作曲家らしさとは?

2013年03月11日 13時20分37秒 | ピアノ

3月に入り、リサイタル・発表会目白押し。

もちろん全部には行けないし、全部のレビューを書くこともできないので、漠然とした感想になってしまいますが、今月は「行く」ことをまずは目標として、書く方は簡単に気楽に・・・でご容赦を。

 

3月上旬(3日と10日)、海外のコンクールでも活躍している、地元出身の若き才能二人のリサイタルを聴いてまいりました。

年齢も性別も、コンサートの形式(トークの有無)も違うものでしたけど、ショパンとリストがプログラムに入っており、シューマン=リストの『献呈』はお二人とも弾かれました。

『献呈』は、いい曲だなあと思いつつ、理由なく自分ではまったく手をつけない曲のひとつ(汗)。

聴き比べというつもりはなかったのですが、結果的にどちらも面白く聴かせていただきました。片や非常にリスト的、片や非常にシューマン的。

思えば、それぞれがリスト、ドイツロマン派を得意としておられ、その名を冠したコンクールに入賞しておられるので、当然といえば当然なのですが、

ではどこをどう弾けば、リストに聴こえて、シューマンに聴こえるのか・・・となると意図的に弾き分けるのはおそらく難しい。

以前、リストの曲ばかりを弾く会で、ある演奏者がこの『献呈』を弾かれ、「私は、リストを弾いてるつもりはさらさらありません」と言い切られて、私としてはウケてしまったのですが(シューマンにしか聴こえなかったので)、

リストが残した膨大なトランスクリプション群のなかでも、この『献呈』は弾く人によって、リストにもシューマンにも聴こえるという面白い曲のような気がします。

そういう意味では聴き比べがいのある曲かもしれません。

 

さて、どちらの方もショパンを弾かれました。

曲はまったく重なっていませんでしたし、それぞれどちらも巧いし、個性があったのですが、私にはどちらも「これがショパンだ!」な感じはしませんでした。

ショパンが得意でもなんでもない私がどれほどのものを聴き取ったかはあやしいものですし、まあ個性といえば個性なんでしょうけど、逆に「ショパンらしさ」とはなんなのか?というぐるぐる思考に陥りました。

これはあくまでも私の趣味なんですけど、・・・・ショパンの曲というのは、一見美しく綺麗に見えたり聴こえたりしても、パッと裏返すとヒリヒリするような痛みがつねにある。喩えが変ですけど、まぶたを裏返すと血管が張り巡らされた粘膜が露出する・・みたいな。

演奏者があまりにも精神的に疲弊しすぎても痛みは表現しにくいし、(精神的に)健康すぎても難しい。

一見普通に元気に暮らしているけど、ほんとは免疫力が弱くて、風邪をひいても、お腹を壊しても重症化の危険がある・・・みたいなあやういところに演奏者のメンタル面があると(というかそういうところに自分をもっていくんでしょうけど)、今鳴っている音の裏に、一瞬燐光のようなものが見える。

そのような演奏だった場合、テンポがどうこうとか、テクニックがどうこうという問題は抜きにして「ああ、ショパンだ」と私は感じるわけですけど、お前やってみろと言われたら一生にできそうにないことであります。

「らしく」真似することは、達者な子なら小さくてもできることなのかもしれないですけど、大人になってきちんと自分のものとして表現することが実に難しい作曲家のひとりであるなあ・・・・・と考えこまされたことでありました。

 


一日帰省

2013年03月08日 00時23分35秒 | その他音楽

母と鹿児島日帰りしてきました。

新幹線で九州に入ったくらいから、それまで皆無だったのに咳がたまに出始め、きっと乾燥なんだろうなあ・・と思っていたのですが、あとから考えてみたら、もしかしたら、黄砂はじめとするいろいろだったのかかもしれないです。

こぶしでしょうか、鹿児島中央駅前に咲いてました。こんな晴天なのに、桜島は見えず。空がただただボーっと白いんですね。灰じゃないようなので、やっぱりアレなのか・・・。

何をしに実家に帰ったかというと、実家の整理と運び出す家具の採寸だったのですが、日中の数時間でやっつけようとするには無理がありすぎ。

古書店さんにおいでいただき、父の本をひととおりみていただきました。父がこれでもかというほど、どの本にも、傍線をひき、マメに書き込みをし、署名をしていたおかげで、ほぼ売り物はありませんでしたが(汗)、画集を中心に段ボール3箱程度は引き取っていただけました。とにかく、欲しい方の手に1冊でも渡れば、もうそれでよろしいです。

古本屋さんならではの巡り合いやご縁のお話、今人気の「ビブリア古書堂の事件手帖」のお話、蔵書からしのばれる故人の読書のあれこれなど、良いお話をたくさん伺えて楽しいひとときでした。

こんなものも出てきました。

  

左はソノシートってやつですね。古書屋さんが探してらしたので、状態がよければ差し上げたかったのですが、ペラペラなだけに折線がついてしまってたりして、差し上げるのも難しい・・・

右はグラモフォンのドーナツ盤。ボロディン「中央アジアの草原にて」のようです(両面で1曲)。

売れるようなものでもなさそうだけど、捨てるのも難しい・・・・(汗) 

 


桑田氏のピアノ

2013年03月06日 22時56分02秒 | 見る・読む

体罰についての論説を読んで以来、どうも気になって仕方がない桑田真澄氏ですが、こんなこともやっておられたのですね!

CMのピアノ演奏(演奏風景はありませんけど)

<あなたの幸せと健康を願い、一緒に人生を歩んでいく様子を表現しています。桑田さんの奏でるオリジナル楽曲は、穏やかなピアノの旋律で、主人公にそっと寄り添う“あの人”の存在を表現 しています>

 

桑田氏は、現役時代、右肘の手術のリハビリの一環としてピアノを習得したことで有名なのだそうです(知らなかった・・・汗)。個人レッスンを二年間重ね、腕前はなかなかのものとか。(・・なかなかのものです、ほんと)。

以下、ネットニュースからの引用です。

**************************************

■ 撮影エピソード

<スタッフ全員が感嘆したピアノ演奏と集中力>

ピアノ演奏の収録は、WBC日本代表の宮崎キャンプ取材で多忙を極める中、スケジュールの合間を縫って行われました。収録場所は、宮崎市内にある理想的シューボックススタイルのクラシック音楽専用ホール「アイザックホール」。収録当日、ホール始めて訪れた桑田さんは、その広さと豪華さに驚きを隠せない様子でした。しかし、ステージ上に置かれたグランドピアノに座った瞬間、顔つきはピアノ奏者そのもの。演奏収録は数時間に渡り行われましたが、桑田さんの演奏技量と集中力に会場にいたスタッフは感嘆しました。

<垣間見せるピッチャー魂>
収録の合間には、周囲のスタッフと数日後に迫ったWBCについての話に花を咲かせる場面もありました。大きなホールでの収録に、緊張感溢れる中、時折、強張った上半身をほぐすために、シャドーピッチングをするなど、現役時代さながらの「ピッチャー 桑田真澄」を垣間見ることができました。

<桑田さんらしいスタッフへの気遣い>
収録当日、桑田さんのピアノ演奏指導という大役に緊張していたインストラクター榊原明子さんからはこの様な感想が聞けました。「桑田さんのピアノのご指導という(…より横で応援させて頂いただけですが…)、大変光栄なことながら重要な役割に緊張しました。時折そんな私を気遣ってくれたのか、かけてくれる優しい言葉に安らぎました。そして、何より桑田さんのピアノに真摯に向かう姿勢やお人柄に触れることができ、とても感動いたしました。」

■ 桑田真澄さんコメント

-CMを見て
「人生の奥深さを感じました。人それぞれの生き方、出逢い。一生を終えるまでの間に経験する、喜怒哀楽を60秒の中に上手く表現していると思います。私も今を精一杯生き、いい人生を送りたいです。」

-野球とピアノの共通点
「野球にはバット、グローブ、ボールという道具が必要です。そしてピアノの演奏にはピアノという道具が必要です。いい結果を出すためには、演奏者の努力の他に、いかに道具と自分が一体になるのかがポイントなのではないでしょうか。」

*********************************************

ぜひ演奏動画も拝見したいです。

 


3月の気になる舞台、映画

2013年03月05日 17時26分47秒 | 見る・読む

まずはこの舞台。「ホロヴィッツとの対話」。

以前、フランツ・モアさんの書かれた本を読みとてもおもしろかったので、期待してます。

*******************************************

三谷幸喜作。ピアニストと調律師の、ある一夜の会話を描いた人間ドラマ。12年ぶりの舞台出演・渡辺謙、初舞台の和久井映見と話題は尽きない。

三谷幸喜の書き下ろし新作舞台を生中継する。2007年の「コンフィダント・絆」、2011年の「国民の映画」に続く海外芸術家シリーズ第3弾のモデルは、20世紀のピアノの巨匠、ウラディミール・ホロヴィッツ。
調律師のフランツ・モアを演じるのは、12年振りの舞台出演となる世界的名優・渡辺謙。彼の妻・エリザベスには、本作が初舞台となる和久井映見が挑む。天才ピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツは舞台「国民の映画」でも好演した段田安則。その妻・ワンダには、三谷作品初登場となる高泉淳子という豪華キャストが出演

************************************************

行けないから見られない~~と思っていたなら、なんと3月30日(土)5時50分よりwowowで生中継があるという(驚)。

詳細はこちら→http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/102962/index.php

 

もうひとつは、映画「愛 ラムール」。

こちらは3月9日(土)より全国公開。広島ではたかのはしのサロンシネマ。

<あらすじ>パリの高級アパルトマンで悠々自適の生活を送る音楽家の老夫婦、ジョルジュとアンヌ。しかしその生活はアンヌの急な発病で暗転する。入院したアンヌを、本人の希望により自宅に連れ帰ったジョルジュは、家で介護する事にするが、アンヌの病状は悪化する一方。看護師に加え雇ったヘルパーに心ない仕打ちを受けた二人は次第に孤立していく。娘のエヴァが心配してアパルトマンを訪ねてみると、そこには憔悴したジョルジュがいた…。

 


トシなひとばかりだった

2013年03月04日 15時16分31秒 | 家族・友人等

父が亡くなってちょうど1か月。正確にいうと、丸4週ということで、日も曜日も同じです。

今日から、母は父が入院していた病院へデイケアに通うことになりました。週2回で、バスでの送迎、昼食、レクリエーション付です。

なにぶんこちらにきて3か月たたないので、出かけようにも行く場所がわからないし、そもそもどこに行きたいという希望もない。結果、ほぼ自宅こもりきりという状態になってしまったので、なんとかせねば・・と先月から行く予定だったのですが、ちょうど父が亡くなって保留になっておりました。

で、行ってみての母の感想・・・・・トシなひとばっかりだった(笑)。

50名以上の出席者のうち、自分がいちばん年若い方である、ということにまず驚いてました。だいたい日頃私たち家族としか接触がありませんから、なんといっても最高齢。足は不自由、記憶もときどきあやしく、「80過ぎてるんだから仕方ない。トシだから」が口癖でした。今日行ってみて、96歳の人がふたりもおられて、普通にしゃべり、普通に行動されているのに仰天。まずは「80だから。トシだから」は通用しない。いいことです(笑)。

そうなんですよね、私もよくいろいろ弾けないものがあったり覚えられないものがあると、日頃現役高校生や大学生ばかり見ているものだから、つい「50近いしねえ」と言ってしまうのですが、

毎年恒例の「ベートーヴェンを弾く会」に行くと、自分は相当若いほう。ほぼ洟垂れ状態(笑)。70すぎて「ワルトシュタイン」や「熱情」を暗譜で弾くかたもおられれば、両親の介護や家事、仕事に一日のほとんどを費やしておられる方もいらっしゃるので、「トシ」も「ヒマがない」も通用しません。「たとえ練習する時間がなくてもとにかく出ましょう」と言われるのはわかってます(汗)。

人と比べることについては良い点も悪い点もありますけど、甘えたことが言えない環境というのは、悪くないです。

母にも、少しがんばってリハビリやってもらい、近所くらいは自力で散歩できるようにしてほしいもんです。