~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

古巣のコンサートを聴いて

2012年03月31日 22時37分15秒 | ピアノ

昨晩は、かつて通っていたピアノ教室のスプリングコンサートを聴いてまいりました。

今年で35回目。発表会とはちょっと違って、アンサンブルとオリジナル曲しかやらないんです。

私はこのコンサートの第1回目に出ましたが、その後まもなくやめております。

「音楽に進路をとらないので」という理由で円満に教室をやめたので、なんのわだかまりもなかったのですが、

音楽と無縁な期間もけっこうあったので、音信が途絶えた時期もありました。

ここ数年、また今の自分があるのはとにもかくにも恩師のおかげと感謝が深まり、

また年賀状くらいのご挨拶はさせていただくようにしております。

 

さて、行ってみて驚きました。

私が出演させていただいた第1回目は、2台ピアノ中心で、

私は先輩とシャブリエの「3つのロマンティックなワルツ」を演奏し、あとは、自作曲(リコーダー&ギター)を披露したのですが(あ、私がリコーダーです)、

今回ステージ上にあったのは、なんとピアノ4台。

ピアノ4台のコンサートって費用が費用が・・・・(ゼーゼー・・・)

いや、そういうウラの想像は置いといてですね、

5時半開演で9時終演、ソロはまったくなしって、いったいどんなプログラムなんだ~?!

女手ひとつで、音楽学院(ピアノ、声楽、ヴァオリン・チェロ、コンピューターミュージック、トランペット・トロンボーン、ソルフェージュほか、リトミック)をおっ建ててしまった恩師のやることは、スケールが違いすぎる(驚)。

今は、自前のホールまであって、コンクールの会場にもよくなっているようだし。

私は、ふつうのおうちの二階の一部屋でレッスンされていたころからの生徒なんですけど、その後改装に改装を重ねて、ずごいことになっちゃってるようです。

 

*****プログラム******

1.威風堂々:  エルガー     (ピアノ4台)

2.ドレミの歌 オスカー・ハマースタイン2世  (ピアノ4台・・・8人16手、ハンドベル)

  めだかの学校     (ピアノ4台・・・・8人16手)

3.スペイン舞曲:  モシュコフスキー (ピアノ4台・・・・8人16手)

4.管弦楽組曲第1番よりブーレ:  J.S.バッハ (ピアノ2台)

5.6つの子供の小品 Op.34 <1.妖精のお話、 2.カッコウ、 3.涙、 4.ワルツ、5.子守歌、6.ロシアのテーマに基づくフーガ> :アレンスキー (ピアノ2台)

6.夏の思い出 :中田喜直  (ピアノ4台)

7.楽しき農夫:シューマン (ピアノ4台)

8.火祭りの踊り:ファリャ (ピアノ2台)

9.舞踏への勧誘:ウェーバー (ピアノ4台)

10.ロンド ハ長調:ショパン (ピアノ2台)

11.軍艦マーチのよるパラフレーズ :中田喜直 (ピアノ2台)

12.3台のピアノのための行進曲 石田匡志(ピアノ3台)

13.ヴァイオリン協奏曲:メンデルスゾーン(ヴァイオリン&ピアノ)

14.信愛なる言葉:カサド (チェロ&ピアノ)

15.オリジナル曲 ぶっちー:小3女の子の作詞作曲  (テノール&ピアノ)

   オリジナル曲 夕陽に染まる空:大学4年女子の作曲 (フルート、クラリネット、ヴィオラ、チェロ、ピアノ)

16.至福:シューベルト

   歌劇「愛の妙薬」より<人知れぬ涙>     (テノール&ピアノ) 

17.理想の人:トスティ

   歌劇「トスカ」より<妙なる調和>       (テノール&ピアノ)

18.朝の歌:レオンカヴァッロ

   歌劇「リゴレット」より<女心の歌>     (テノール&ピアノ)

19.ソナタハ長調作品521第1楽章:モーツァルト (ピアノ1台 4手連弾)

   ~~~休憩~~~

20.2台のピアノのためのアルメニア狂詩曲:アルチュニアン (ピアノ2台)

21.フィレンツェの街角、 薩摩伝承  :  満田昭人   (ピアノ2台)

22.4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調BWV1065:J.S.バッハ (ピアノ4台)

23.組曲第2番より<ロマンス><タランテラ> :ラフマニノフ (ピアノ2台)

24.組曲「パリ」  <モンマントル><サン・ルイ島><モンパルナス><バトー・ムーシュ>

<ロンシャン><エッフェル塔>:ミヨー (ピアノ4台)

********************************************* 

プログラムを手打ちするだけで大変・・・(泣)

演奏者は、幼稚園生から小中高校・大学生、普通の大学に進学しながらピアノや作曲をやっている人、

演奏家や指導者となったOB・OG、音楽学院の講師・・とさまざまでした。

感心したのは、ピアノだけのものについては、2つくらいのプログラムをのぞいてあとは全部暗譜、

見て弾いているものについても譜めくり人なしでやっていることでした。

それがいいとかわるいとかは別として、どれも非常に弾きこんでいることは明らか。ラフマニノフの2台はさすがに楽譜を置いてましたけど、自分で時々めくりつつ余裕でした。

ラフマ二ノフはOGの演奏で、非常にウマいと思い、名前を見てみました。第1ピアノの方は、姓は変わっていましたけど、あきらかに1つか2つ下の後輩で、当時は小学生だった子(今や立派な指導者&演奏家であるわけですが)。

あとびっくりしたのは、バッハの「4台のチェンバロのための協奏曲」で、これまたOG・OBの演奏でしたが、なんと全員暗譜。お互い顔見ながら弾いてる。そう長くない曲とはいえ、全楽章ですよ~。プロフィールを見ると勤め先もバラバラだし、だいたい4台の練習ってどうやってやるの??と思うのですが、信じられないくらい息が合ってて驚愕でした。これまた、1つ上の先輩と2つ下くらいの後輩がメンバーにいて、いやほんとにみんな立派になられたもんだ~・・と感動。 

講師のおひとりは、一時期作曲のレッスン等で一緒に旅行したりしていた方なので、終演後ご挨拶にいきました。

しばらく「??」って感じでしたけど、下の名前で思い出していただき(私のほうが4つ下なもので、自分で言うのもアレですけど、当時は<Y子ちゃ~ん>とマスコット的存在・・・笑)、実に実になつかしゅうございました。

もちろん恩師には開演前に息子ともどもご挨拶。

ずっと舞台に立たれている先輩方は、遠目には全然年をとっておられず、姿勢やスタイルも高校生や大学生のときより良いくらいで、なんだかオーラも放たれていて、ほんとに素敵でした。

たどってきた人生が違うので当然といえばと当然ですけど、ちょっと・・じゃない、深く、わが身を反省。。。。

これまで、あまり同窓会というか、昔のあれこれをたどる気になれなかったのですけど、昔というより、まさに現在進行形の先輩後輩を見、またとうに70は越えておられるはずの恩師のバリバリ現役のお姿に接し、エネルギーをいただいた気分です。

一方で、「自分はこういうところで育ったから、ああいう(どういう?)傾向のある人間になったのかも・・」とも思ったり(笑)。3つ子の魂かもしれないですねえ。幼少期の教育をあなどってはいけないと、今更ながら痛感。


灰掃除

2012年03月31日 22時16分26秒 | 雑感

昨日は、朝から灰掃除。

玄関、外階段、庭、裏の溝とやりました。そこまでの分量ではなかったのですが、

灰掃除初体験(もしかすると小さいころやったかもしれないですが・・・)の息子は、

「こんなところにオレ住めない」と思ったとか(汗)。

たしかにちょっと掃除しただけで、灰袋(克灰袋)5~6袋分、

母が運べずに置いてあったものを合わせて、10袋を運んだ彼としては、

かなりの消耗度だったのかもしれません。

どれだけ掃除しても、一発ドカンと大きいのがくれば、また数袋分積もっちゃうわけですから(泣)。

 

庭はこんな感じ。

   

最後の写真は馬酔木(あしび)にしては大木なんじゃないかと思うのですが、

近くで見るとこんな花がついてます。

ちょっとだけ万葉集の世界。

 

父は、おかげさまで意識を取り戻してまして、息子も一昨年の年末以来、会うことができました。

娘はICUには立ち入り禁止(小学生なので)、会うことかなわず。

 


帰省

2012年03月29日 23時47分31秒 | 雑感
今日の帰省はもともと予定していたもので、子供二人と一緒に父を見舞うのが目的。

父のその後についてはこちらにはほとんど書いてませんでしたが、昨年12月9日転倒により発症した急性硬膜下血腫がいったん治まったあと、術後の感染症、そのあとにまた頭の血腫の再手術、その直後一時危険な状態もありましたが、徐々に回復して、2週間前にリハビリのために転院したという状況です。


今朝、うちに電話したら母が出ず、まあこれは買い物とか病院であろう…と考えたのですが、
うちに着く前、夜の7時半くらいに電話しても出ない。…悪い予感しかしないですよ、もう。携帯の使い方を昨年12月に教えたのに、充電方法がわからず、まったく使ってないので、うちにいなければ連絡の取りようがない。いや外にいるとは限らない。昨夜あたりに倒れたままとかもあり得る…

うちに近づいたら玄関灯がついてましたので、ちょっと安心しましたけど、やはり何事かは起きてました。
夕方父が急変して、もとの病院のICUに逆戻り。で、母も呼び出され今戻ったばかり、という状況でした。
「急変」は初めてではなので、こちらも慌てても仕方ない…という反応になってしまったわけなんですが…。


今後のために、子供たちが母に携帯使用の特訓をしてました。
充電はこうでしょ、かけるときはこう、受けるときは…あ、お母さんおばあちゃんの電話にかけてみて…
はいはい、とかけましたところ「あなたの番号を表示してください」という音声が流れるんですね。
え?なんで?ちゃんとお互い番号登録してるのに。

こちらが非表示になっていることに実は気づいてなかったのですが(以前は普通に通じてたので、おそらく1月の機種変以降そうだったのでしょう)、ならばと息子が母の携帯を非表示も受けられる設定に変えてくれたんですが、なぜか私の携帯だけハジかれる。
結局こちらの設定を変えたのですが、たとえ母が持ち歩いてても、実はとっさにこちらからかけられない状態に陥ってました…汗。

気づいてよかった(泣)。

ほかに特にやることもなく…寝るとしますか(笑)。

それが日常

2012年03月27日 16時59分20秒 | 雑感

くだらないことが、三度のメシより好き・・・と言いうのは、言い過ぎですけど、

私、とにかくバカバカしいことには目がありません。「ニッポンの誤植」「バカ画像」等の書籍も大好きです。

こういう人間には、もれなくそういう友達が天から授けられるようで、

私の友人のひとりは、電話の子機を両手で押し戴いては「・・・・笙!」とポーズをとるような人です。(40歳のおばさんのやることか・・・汗)。

 

ところで、うちは、家の中でアニメが流れている時間が大変多いのですが(別に私が率先してみているわけではありません)、

そのなかで、「おっ・・・」と思ったのがこれ、<男子高校生の日常>

一度男子高校生やってみたくなります(・・・・なるのは私だけか)。

「くだらなーい、くだらなすぎる~」と言いながら悶絶。

アニメだからこれほど笑えるのかと思っていたら、うちの息子が昨日、電子辞書をいじりながら

「あれ~、こんな単語、おれ登録してないのに・・・」といいながら、焦ってました。

なんでも、<××>、とか<×××××ャ×>などなど、「???」な単語が登録されていたもよう。

「えーっと、だれに貸したっけ?」と首をひねってました。

それって、まんま、「日常」(笑)。

マジメな男子高校生が大多数とは思いますが、こういうイタズラというか、くだらなさはタマリません。

 

私は高校時代はとりあえずまじめ人間(オモテむき)やってましたが、大学でハズれましたからねえ(殴)。

ほんと、今思い出しても、

「恥ずかしいっていうより・・・・・・・死にたいっ」 


趣味的独演会のお知らせ

2012年03月26日 22時44分25秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

ちょうど2か月前になりましたので、覚悟を決めて(?)アップいたします。

前半はいわゆる「関係者」の曲をほぼ年代順に並べておりますが、まあまあなじみのある方々です。

問題は後半で、「ええっ?」「どうして?」「なにかあったの?」などなどの反応をいただいておりますが、

別に私はドイツ人でもフランス人でもない上に、専門でもないので、

たとえ「ベルサイユで煎餅」「パリで牛丼」な感じになろうとも、それから勉強が始まるというものでございます。

あと15年くらいはなんとか弾きたいので、とりあえずフランス事始め(笑)。

 

なにしろ、7曲が新曲なもので、難易度のわりに苦戦中。

レッスンにも毎回毎回(今日も)マイナーな曲ばかりもっていってまして、まことにすみません(汗)。

ちなみに、2007年2月のときプログラムは、

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ベートーヴェン:パイジェルロの歌劇「水車小屋の娘」の<喜び我を見捨てぬ>による6つの変奏曲

ベートーヴェン:ソナタ「月光」

ベートーヴェン=リスト:交響曲第5番第1楽章

シューマン:「子供の情景」より抜粋

ムソルグスキー:「展覧会の絵」より抜粋

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・・・・でした。こちらは命知らずの超メジャー曲揃いでしたが、

今回はひとりで地味に1曲ずつに向き合ってる感じですね。

 

こちらにはとりあえずのせましたけど、チラシは知人にしか渡してないですので、

もし、なにかありましたら←の<メッセージ>からお問い合わせくださいませ。