~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

似たもの母娘

2007年10月31日 21時51分54秒 | 家族・友人等
ここ数日の日記を読んでくださっているかたはすでにお気づきかと思うが、
私は、こう見えて(?)かなり緊張症だ。
ステージにあがってからの状態に関しては、そうでもないかもしれないが、本番1週間くらい前から3日くらい前まではかなりひどい。

以前、身の程知らずのコンペにエントリーした時は、自分でエントリーしたくせに「会場が火事になればいいのに」と半分以上本気で思ったほど追い詰められた。
よくテストが嫌で「学校が火事にならないかな」と思う子どもがいるとか聞くけれど、この年になって自分がそんなことをチラとでも思ったのは少々情けなかった。

この前、友人にきいた話だが、大変気難しいピアニストの本番ピアノの調律に当たったチューナーさんが、「あのピアニストさん、病気とかにならないかなあ・・・・」といったりする(殴)とのことで、そういう情けないことを考えるのは私だけではないようだ、とちょっとだけ安心した。



話は変わるが・・・・

今日は娘の幼稚園で10月生まれのお誕生会があった。
一人ずつ「10月○日に生まれました。○歳になりました。好きな遊びは○○です」というトーク(?)をやらなければならないということで、娘はここのところ毎晩毎晩一段高いところに上がってマイクを持ち、繰り返し練習していた。
楽しみにしているのはよくわかったのだが、「・・・あ、また止まっちゃった・・」とスムーズにいえるまで練習しているもので、
「ちょっとくらい間違えてもいいんじゃないの?」と言ってみたのだが、「だって、舞台に上がるとドキドキするし、言う時もドキドキするし」と相当真剣な模様だった。

今日、実際見てみたところ、たしかに声が小さくてきこえない子や、恥ずかしくてなかなか言えない子もいた。そりゃそうだろうと思う。
娘は、練習の甲斐あって、無事トークを終えた。
一人一人が話すと、担任の先生がその子について「○○ちゃんは、今朝、廊下に落ちていたゴミを拾って捨ててきてくれました。やさしくてしっかりした○○ちゃんです」
「○○ちゃんは、なかなか崖を登れない子に(ここの幼稚園は山があるので)、手をさしのべてくれる力持ちで、やさしい子です」などと、紹介してくれるのだが、娘の時は、
「カコちゃんは、とーっても声が大きくて、挨拶も<おはよう!>としっかりできる子です」と言われた。
この後半部分は、おそらくつけたしで(殴)、娘を語るには<声が大きい>の一言に尽きる(爆)。
テレビをみている時に、娘がなにかしゃべろうもんなら、まったくセリフはきこえない。
息子によると、自室で勉強している時、ドアも閉めて、イヤフォンまでしていても、その二重の壁を突き破って娘の声が侵入するそうだ。
家族としてはなんとかしたいのだが、注意する声自体が掻き消されてしまい、結局娘が語り終えてから「も少し小さい声でいいよ」ということになる(泣)。


ふだんデカイ声でしゃべりまくっている娘が、神妙にトークの練習をしているのも変な感じだったが、ふだんデカイ態度をとっている私が、真剣にピアノの練習をしたりもするわけなので、「それはそれ、これはこれ」というオチをつけるしかないのだった





レッスン

2007年10月31日 11時59分45秒 | レッスン&セミナー
以前一度モーツァルトをみていただいた若いピアニストさんに、またレッスンをお願いし、昨日行ってきた。

エチュードは、曲としての流れの作り方やフレーズの間の取り方などを教えていただいた。
一方で、細かくひとつひとつの音型についての手のポジショニング、脱力の微妙なタイミング、そして練習のバリエーションなどを、実際に弾きながらご指導いただけて、とても有り難かった。
これまで一人でああでもないこうでもないと回り道をした気がするが、かなり弾きこんでいったからこそ、教えていただけることに反応できるという面もあり、必ずしも早く行けばよいというものでもないかもしれない。


バッハは、ご自分では弾かれたことのない曲だったのではないかと思うのだが、原典版を読むときのよりどころをいくつか示してくださった(これは漢文の白文に返り点やカナをふるようなものだ)。
自分が今まで、いかに「ただ音を並べていたか」を思い知らされた次第。
もちろん非常に丁寧で柔らかい方なので、「こういう方法もあります」という表現ではあったのだが・・・。


私にしても、ただボーっと譜をみてきたつもりではないのだけれど、彼女が合わせて歌ったり、弾いたりしてくださるのをきいて、自分がどれだけなにも感じずにただ弾いてきたかがよくわかった。

猫になんとか、豚になんとかというが、まさにおいしいもの楽しいものの前を素通りしていた気分だ。
・・私、バッハセンサーいまひとつです・・

また帰ってからなのだが、この期におよんで、エチュードの音違いを発見!
何ヵ月弾いていても、音違いはいつもなぜか直前に見つかる(泣)
なぜだ・・





ワラはつかめたか?

2007年10月29日 13時52分07秒 | レッスン&セミナー
十分練習も積んで、音もしっかり頭と手に入っているのに、ミスが多いとかうまく弾けないという場合、なにかが間違っていることがある。
本番が近づくと、きっとテンポの取り方がまずいのだろうと、やたらメトロノームをかけたくなったり、確実に音を押さえようとゆっくりの練習をしたくなったりするのだけれど、それでもどうにもならないことがある。

私に関していえば、テンポをあげた時点で
1.頭で奏でているテンポと指先に伝わるテンポに誤差が生じている。

というテンポ上の問題がまずあり、それと同時にテンポをあげるための基礎的な指先の修練がもう一段階必要で、これができてないので、テンポを上げるのは危険だということも発覚した。

次にイメージしている音に近づけようとした時点で
2.イメージしている音がかならずしもイメージしているタッチから生み出されるわけではない。

というタッチ上の問題も出てきた。こういうことは実はたびたびあることなのだけれど、軽やかにコロコロと耳に届くような音でも、実はタッチとしてはコロコロしているわけではなく、指先をしっかり使って手首を下げて安定したポーズでないと出しにくかったりする場合もないわけではない。


ここのところ練習で人前で弾いてみて、「鍵盤の底が感じられずに弾いた気がしない」という、非常に気分の悪い状態が続いていて、いろいろ考えてみた結果、このふたつをまずなんとかせねばと思うに至った(いまさら・・という感じもするのだが)。

1については、弾きたいテンポと弾けるテンポをしっかり一致させなければないない。器用な人ならどんなテンポでも本番いけるのかもしれないのだけれど、私は「これしかありえない」というくらいに突き詰めていかないとまずうまくいかない。弾くたびに違うなどというフレキシブルなことはできない。

2について、ない知恵をしぼって考えつつ昨日の朝練習していたところ、当日午前に某所で、「演奏を生かすも殺すもタッチ次第」という指導者向けのセミナーがあることを思い出し、担当である友人にメールを送ってみたら、「今からでも入れます」ということだったので駆けつけた。

講師は、中部地方の有名なピアノの先生(男性)だったのだが、ご自分が長年考え続けてこられたタッチについて大きく11に分けて名前をつけ、それを実演しながら、楽曲の中での使い方を示すというものだった。
私は、さまざまなピアニストの映像を<師匠>と思ってよく見るのだが、この先生も巨匠や現在活躍中のピアニストの例をあげながら、説明してくださったので、漠然と「こういうタッチかなあ?」と考えつつ自分にフィードバックしていた私としては、大変楽しく勉強になる時間だった。

この先生、ショパン国際コンクールの予選から決勝まですべてのコンテスタントの、椅子の高さ、タッチの種類、選んだピアノの種類を書き込んでこられたそうで、このオタク度(失礼???)が私にはたまらなく、ぜひ機会があればもっともっとそのあたりのお話をきかせていただきたい、と思ったことだった。


二時間お話をきいて、少し「ワラをつかんだ」気分になり、イメージトレーニングに励んだのだが(タッチを変えるときは、いきなりは弾かないことにしてます)、少しは弾けるような気になってきた。
今日、友人とコソ練をしてきたのだが、表れる音としては今までと大差ないとしても、「弾いた気」が全然違う。
今回のステップに間に合うか合わないかは別として、昨日のセミナー、1000円ポッキリで(ある会員なので、そういう料金になってます)、私にとってはなかなか有益だった気がする。



練習会

2007年10月27日 20時38分04秒 | ピアノ
私の頭が確かならば、今日は10月27日だ。そしてあと数日で11月だ。

昼ごろ、えらく風が強いので、「この風なんだ?」といったところ、息子が「台風だよ」と。
「はは、ご冗談を」といったところ、新聞の天気図までみせて、台風20号が接近していることを教えてくれた。ただ接近しているだけではなく、東海とか関東とかでは交通の乱れなども出ている模様で、名づけるならば「ハロウィン台風」か?という感じだ。

デパートではすでにクリスマスの飾りつけがされていたが、そこを歩く私はタンクトップを着ていたりで、もうなにがなんだか・・・。


本日の練習会は、人数少なめで11人。うち2人はもともとのメンバーではない私の友人で、ステップのリハーサルをかねての参加。
先日結婚したメンバーからの差し入れチョコ(モーツァルトチョコ)を食べたり、しゃべったり、いつもと変わらない和やかな雰囲気だった。

今日は(も?)連弾が飛び出したのだが、これが<ミスター初見>のM氏大活躍。
先日私たちがやった6手カルメンに、かじやんの代わりに入り、軽々とこなしたかと思えば、クリスマスメドレーでY氏の相方に急遽入ったりで(最初私に声がかかったのだが、<かじやんみたいにやさしくないけどいい?>といったところあっさりクビに・・爆)、さすがミスター初見氏、面目躍如!
6手では「両手に花!」という声もかかったが、いえいえ両手にドライフラワーでしょ・・・・ということで(逃)。
次回は両手にみずみずしいお花をご用意いたしますよ。

ああ、練習会でもクリスマスよねえ・・・とちょっと焦りの気分も出たが、まだまだクリスマスでない時期に、のんびり聴かせていただくクリスマス曲もなかなかオツだ。

また、<ミスター爆音>O氏の結婚行進曲も会場を沸かせた。
「タタタタ~ン、タタタタ~ン・・」というおなじみのファンファーレのあと、なぜかミッキーマウスマーチが続き、そのあと
「ドーシーファラレソファレ~」とまた結婚行進曲に戻り、そのあと、「これぞリスト」というアルペジオや装飾音全開の調べになる。
・・・笑うなといわれても、笑ってしまう、これはひとつの<芸>だ。


いくつか新曲も聴いたし、みなさんそれぞれに研鑽を積んでおられる様子。
久々に聴く友人のモーツァルトも清々しかったし、つい先日聴いた友人の演奏も確実に前進していて、いろいろと刺激を受けた。


・・・あ・・・私ですか・・

言いわけは大盛りで用意してます。
ええ、うちではもっと弾けるんです・・2回目だと少しマシなんです・・・・少しテンポが速くなっちゃうんです・・・ちょっとピアノの勝手が違って・・・・それにGパンもきつかったし・・・・

要は、人前で弾くレベルまで弾けてないってことなんですけどね。
練習はそりゃしてますけど、練習がなんの役にも立たないくらい本番が恐ろしく難しい曲ってあるんですよね(泣)





過去問で笑う その2

2007年10月26日 22時37分30秒 | 見る・読む
関西のある中学の入試算数過去問


ある日、女王さまは15人のお客様をお招きになった。

(・・・・・い、いきなり女王さまですよ・・・)


お菓子を、自分の気に入りのお客には7個ずつやり、嫌いなお客には3個ずつやり、
どちらでもないお客には6個ずつ与えたところ、全部で64個でした。


(・・<どちらでもない>といいつつ、気に入りのお客と1個しか違わないあたり、結構いい女王様のような気もするが・・。)



女王様のきらいなお客の人数は何人ですか。考えられる場合をすべて答えなさい。


(・・・知ったことではないです・・)


私はこういう、つるかめ算だかなんだかが大嫌いで(だからといって、とくにイタイ目に遭ったわけでもないのだが)、問題を読みながら「なんでそんなこと確認もせんで配るのか?」とか突っ込み続けて解く意欲を失う人間だ。
なので、こういう問題を解かねばならない中学入試算数はハナから降りてしまって、塾と息子にすべておまかせである。

それにしても、この問題を出題された先生はなぜ「女王様」を主語になさったのだろうか?
日常的に女王様をほうふつとさせる方が身近におられるのか?それとも「女王サマ」そのものがお好きなのか?


たぶん私が受験生だったら、こういうくだらん妄想にとりつかれて、この問題を解く以前にボツになっているに違いない。


文明は開化したか?

2007年10月25日 22時19分56秒 | 家族・友人等
ここのところ、ご飯の炊き上がり具合がいまひとつで、水量はいつもと同じなのに、なんだか軟らかめになってしまう。
さすがに、炊飯器買い替え時か・・・・と思うのも当たり前。この炊飯器は私が社会人になったころに買ったか貰ったかしたもので、ということは20年くらいは使っているということになる。

・・という話を夕飯の時にしてたら、主人が
「炊飯器もだけど、食器洗い機買ったら?」という。
「食器洗い機はあるよ」と私。
「え?どこに?」
「ビルトイン。もともとマンションについてた」
「そうなの?で使ってるの?」

ここで息子が加わる。
「お母さんは、乾燥機としてだけ使ってる。洗浄機として使うのは嫌みたいだよ」
「なんで?お母さんは文明開化以降のものは受け付けないの?」
「・・・・使い方がわからんから。乾燥機としてすら最初は使ってなくてただの食器入れになってたし・・・・」

ヲイヲイというわけで、主人と息子で洗剤を探し、説明書を探しして、めでたく食洗器として初稼動。
でも、私は見てなかったので、やり方いまだわからず(逃)。


こちらへ越してくるまでは、実は掃除機も持っておらず、茶殻をまいて座敷箒ぼうきで掃いていた人間なので、家電に関心が薄いのはナミのレベルではない。
ただ洗濯機と冷蔵庫は壊れたら困る。


関心が薄いといえば、横文字のいわゆるブランドといわれるものに関してもそうだ。
そうはいっても、最初にお勤めしたのはデパートだったので、まったく知らないかといわれるとそんなことはない。

今日昼下がりに、シャワーを浴びて、限りなく自由人なイデタチでいたところ、玄関に人がきた。某百貨店の外回りの人だ。

「仮装さんのお宅はおせちなんかは・・・」
「はあ、自分で作りますが」
「そうですか。じゃあデパートでとったりとかは」
「・・ないですね」
「私あす、メンズの催しで出ているのですが、ご主人はスーツのオーダーとかは」
「・・・しませんねえ」
「それから、来週の火曜日に○ホテルで催事があるのですが、仮装さん、ブルガリなんかは」
「(一瞬、<ぶるがり>がピンとこなかった)興味ないですね」


・・・いつも来てくれるのはいいですし、カタログくらいは見ます、私だって。
でもね、私のどこをみてぶるがりなぞという、ミスマッチなものを持ち出すかね?炊飯器ならまだしも。


ブランドではないけれど、私は10何年前、クレジットの請求書にあった「amazon」というのを見て、旦那があやしげな店にでもいったかと思い、友人にきいたみたら
「それは本屋だ」といわれ、そんな名前の本屋が新しくできたのかと感心して
「じゃ今度行ってみよう」と言ったら、
「それはパソコンから行くんだよ」といわれ、考え込んだことがある。


・・・・・以上はネタではありません。



手をつなごう

2007年10月24日 21時32分49秒 | ピアノ
先週のことだが、娘のお友達とそのお姉ちゃんが遊びにきてくれた。

ふたりともピアノを習っているというので、うちのピアノで遊んでもらった。
この姉妹のお宅には電子ピアノがあるのだが、お姉ちゃんは始めてから2年くらい、妹は9月に始めたばかり。

子どもさんを複数お持ちのお母さんとか、姉妹兄弟を教えておられる先生ならばよくご存知のことと思うのだが、同じ親から生まれてもまったく性格も違えば、ピアノの弾き方も違う。おおむね下の妹とか弟が、見よう見真似で器用に弾いてしまったりなんかする。

この姉妹も、お姉ちゃんは苦労している割になかなか進まない。一方で、妹はさっさと進むし、素直に練習するしで、お母さんとしてはお姉ちゃんをなんとかしなければ・・という気持ちが強い。自然厳しくなるし、怒鳴りつけながら練習させるハメになる。
・・・・・ある意味、下はお得だ。お姉ちゃんが怒られるのをみてそれを回避する・・・

そういういろいろな事情をきいていたのだけれど、それ以前にこの姉妹、手の形が全然違っていて、妹は自然に卵型になるのに、お姉ちゃんは手の甲がつぶれた形にしかならない。どうしても、いちいち腕を振りながら大変ふぞろいな音で弾くということになってしまう。
お母さんにこっそりきいてみたところ、ピアノだけでなくほかのこと、たとえばご飯をこぼすとか、鉛筆をうまく扱えないとか、指先の器用さについてはいまひとつなのだという。(一方、妹は大変器用らしい)


私はピアノの教師ではないので、ほかのお子さんのことはわからないのだが、自分の子どもふたりに関してだけでも、こういうことは随分違っている。
母親というのは、「子どもが手を離れる」という表現があるくらい、ずっと子どもの手をとっているもので、生まれてから小学校に入るくらいまでは手をつないでばかりなのだが、その何年間で自分の子の手の筋肉につき方というのはだいたいわかる。
上の子にしても、下の子にしても、ピアノを弾くとしたらこういう手つきであろうということはおおむね予測できたし、実際ほぼその通りであったといってもいい。
上手下手は別として、ある程度は「生まれつき」というものがあって、あることがすんなり出来る子もいれば、やってもやってもできない子もいる。

あまりにできないとしたら、まだ幼い子は練習の仕方の問題だけでなく、生来の機能の問題も大きいと思う。「指を立てなさい」といってもすぐに無理な子は無理だし、出来ないと嫌になるし、嫌になって練習しないと怒られるし・・・・でいいことはない。

うちにきた姉妹のお姉ちゃんも、そういう悪循環に陥っていたところだったらしい。
親としては、子どもが「もともと苦手なこと」というのを認めるのはあまりいい気持ちのするものではないが、なぜ妹のようにスイスイといかないか・・ということを考えたとき、もともといまひとつな、指の筋肉をつけるような練習がいるよねえという話になった。ただむやみに繰り返し練習するだけでは本人も苦痛かも・・ということで、練習方法をお母さんと検討した。


今日きいた話では、昨日のレッスンで先生に「スタッカートがよくなったねえ」(お母さんは「おだてかもしれないけど・・」とおっしゃっていたが)とほめられ、ここのところ絶不調だったお姉ちゃんが、珍しくやる気を出したということだった。


「うまくいかないこと」とか「できないこと」には必ず理由があるものだと思うのだが、それを分析するのはなかなか本人には難しい。こういうとき先生とかアドバイザーがほしいところだ。

・・・・・というわけで、私も来週レッスンに行こうと思う。






10-4に、10×4(+?)歳で挑戦

2007年10月23日 22時45分00秒 | ピアノ
楽しく6手を弾いたのがすでに3日前で、次は4日のステップへ向けての練習に入っているのだが、こちらは苦行に近い。

余裕のあるときは新しい曲を読んだり、過去の曲を弾いてみたりするけれども、とてもとてもそんな余裕はないので、気がつくと、2時間以上もショパンのエチュード10-4ばかり弾いていたりする。
ほかの曲を弾いても気になるからまた弾く。でもあまり弾くと、あきらかに手に負担をきたしていることがあるので、無理やりやめる。
実際のところは、ここ数日子どもがらみの用事が結構あり、ピアノを弾ける時間は限られているのだが、限られれば限られるほどステップの曲ばかり弾いている


随分前に録音してみたら、粒がそろってないのは当たり前として、弾くだけで精一杯で強弱もなにもなく、いわゆる「音を並べただけ」というありさま。
それ以前に、どういう風に弾いたらいいのかわからないところもある。
なので、CDを聴いてみた。

ポリー二盤・・・・・・・速い!!・・・・・・2分


今の私は2分30秒近くかかるので、別の曲みたいな感じだ(泣)


気を取り直して、うちにあったショパンばかりを集めたお買い得CDを聴いてみる。


・・・・・もっと速い!!・・・・・・1分50秒
(これ、山本貴志氏の演奏だった)


別に、速く弾こうと思うわけではないのだけど、なんとか「速さを感じる」引き締まった音を出したいとは思う。

これまで「革命」をちょっと弾いたことがあるだけで、40超えてエチュードを弾き始めるということ自体、アンチエイジングだと思うのだが、
40肩と相談しながら、少しでも「らしく」聴こえるくらいに弾けたらなあ、と思う。






フルコンサートピアノ演奏会

2007年10月20日 22時21分34秒 | ピアノ
本日二つ目の用事、某センターの「フルコンサートピアノ演奏会」に参加してきた。

集合が1時だったので、某男子校で学食ランチを食べたあと、電車とバスを乗り継いで会場に直行する予定だったのだが、少し時間に余裕がありそうだったので、某センターに激近のメンバー宅に寄り、直前リハーサル。
ついでに着替えまでして徒歩で某センターへ。

某センターのこの催しはサークルのメンバーが情報を得てきたもので、「タダで弾けるし、記念品ももらえるし、写真も撮ってくれるらしい」という、主婦が飛びつかないはずはないというオイシイ話だった。
それだけに、「どんなとこなんだろ?ピアノは新品のフルコンっていうけど調律はしてあるのか(殴)」というさまざまな疑惑が我々の頭をかすめていた。だいたい会場が「大アリーナ」となっているのだが、ということは小もあるのだろうか・・・・・・

行ってみてびっくりしましたよ、ほんと。
地元のシルバーの方々による軽食喫茶、トレーニングルーム、大アリーナ、小アリーナ、また控え室には、引き戸付のパーソナルサイズの鏡台、化粧室のとなりにはシャワーもある・・・・
なんでこんなものが、このような住宅地のど真ん中にあるんですかっ!これ町立ですよ。区立も頼みますよ、もう(涙)。


アリーナというからには、もとは平場の体育館用のものなのであって、これがまたハンパでないくらいだだっ広いのだった。十分に災害時の避難場所になります。
座席は階段状にしつらえてあったが、これはすべて階段ごと可動式のものであって、歩くと少しパコンパコンというのは仕方のないことだ。
舞台も広く、そこにピッカピカのフルコンが置いてあった。・・・がしかし、椅子がシャレにならないくらい古かったのはご愛嬌。

他の方の演奏は、娘の子守もあってあまり聴けなかったのだが、大変お上手だった。コンクールや発表会の季節だから、みなさんそれなりに出来上がった曲をお持ちだ。
なかに何人か「愛好家」の匂いのする方が参加されていたが、なかなか味のある演奏をされていた。別にテクニックに難があるとかそういうことではなく、なんというのか、曲に対する思いが濃くて、「おっ」と聴かざるを得ない引力があった。

私たち3人組の前は、同じサークルのひねちゃんで(このオイシイ話を持ってきてくれた本人だ)、「さりげない風を心地よく感じているうちに、いつのまにかぐぐっと歌の世界に引き込まれている」とでもいうような、ひねちゃんワールド全開だった。
こんな雰囲気のあとで、「赤と黒」のおばちゃんチームが場を乱していいのか・・・

<カルメン序曲>
テンポはいちおう舞台袖で確認して出たのに、ああ・・・という感じ(爆)。
自分も相当走ってるんだけど、自分が走らないところでは誰かが走る(笑)、
そしていつもより弾きにくいのは、3人連弾とはいえ、それぞれが多少は緊張していて、自分のパートをなんとか無事に弾こうという考えで頭がいっぱいなためで、
なんというんですかね・・・・・海に投げ出された人間が浮き輪に少しでも多くしがみつこうという、タイタニック状態。
「ゆずりあいの精神」は平和時のものです。


<猫ふんじゃった>
2曲目だし、少し余裕のある曲だし、少し遊べた気がします。
でもでも・・最後のグリサンドのあとの最終音を私、スコーンとはずしまして、最後までお笑い。
練習の時、「ここはずしたら笑える」とはずした練習までしてたのが、正夢(?)になってしまいました(殴)。
でも、この曲はほんとに楽しい。編曲者のM先生にこの場を借りてお礼申し上げます。


私らが弾く間、娘は「中で聴きたい」というもんで、ひとり会場に残っていた。
せっかくなので、録音の仕方を教えて、ダメもとでやらせてみたら、最初が入ってないものの、だいたいは録音できていた。
ただあの広い会場の一番うしろの席で録ったので音が小さい。いや、音が小さいだけでなく、娘の息づかいが妙にきれいに録れている。
・・おかしい・・
たぶん、娘は自分の顔にマイクを向けてボタンを押していたのだ。なので、娘の鼻息がメインボイスで、ピアノはBGMとなっている。
そして、これはこれで貴重な記録だと思うのだが、
カルメンの終わり近くで
「・・・・・がんばって・・・」
とささやいている声を、マイクがバッチリ拾っているのだった(爆)。


というわけで、会場の係のかたに「楽しかったですよ~」とお声かけいただいた、まるで「発表会」のなかの「余興」的、おばちゃんトリオ、
弾く方もなかなかクセになりそうな面白さ。またやりましょ!


こちらはかじやんが録ってくれた音源をまつやんがUPしてくれたものです。


某男子校説明会

2007年10月20日 21時10分54秒 | 雑感
本日午前中は、街中の某男子校の説明会。

校長先生が大変アツい方で、地元のさまざまな方面に優秀な卒業生を輩出している自負と、いわゆる「二番校」と呼ばれる悔しさと明日への野望をみなぎらせながら(笑)、気合い十分のお話をされた。

先日はうちの近くの男子校でも説明会があったのだが、そことはまるで雰囲気が違い、広い広い体育館にぐるりと立ち見がでる盛況ぶり。お話のあとに「いいぞー!」という感じの拍手が起こるのも、おそらくはここのOBであるお父さん方がかなり来ておられるからなのだろうと推測された。

あまりの参加者の多さに、本日の第二の目的、学食でのランチが果たせないのではとおそれ(殴)、説明会が一区切りついたところで脱出。
学食でうどんやラーメンやカレーや牛丼を食べた。娘すらカレー完食。ひとメニューの分量はさほど多くない。中高の男の子だと複数のメニューを取るのだろう。

昨年の学園祭にもお邪魔したが、私なら入りたい・・ってどういう目的なんだか(逃)