~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

雪とコンサートと10年ぶりのあの曲

2017年01月16日 22時10分25秒 | ピアノ

今年が始まってまだ2週間ほどですが、まさかこんな雪に見舞われるとは・・・・

雪が降らない土地ではないのですが、うちの周辺ならまだしも、市街地までこんなに積もったのは、

2001年にこちらに越して以来、初めてではなかろうかと。・・・いや初めてです。

14日はそこまでではありませんでしたが、15日はそれはもう・・というわけで、

14&15日のセンター試験、受験生とそのご家族の方々、ほんとにお疲れさまでした。

本来ならば要らぬ宿泊代が出て行ったり、超早朝に家を出たり・・・・もうもう、なんとかならんかセンター試験(泣)。

 

そんな中、一昨日はお隣の県まで出かけて参りました。

 

初めての岡山ルネスホール。

ベートーヴェンピアノソナタ連続演奏会。

有森博、川島基、松本和将の3人のピアニストが、3年(9回)をかけて全32曲を演奏する(した)最終回だそうです。

5番、7番、32番で、もちろん広島でも、松本和将ベートーヴェンソナタ全曲演奏会で聴いているのですけれども、

初めて聴いたくらいの新鮮さでした。

楽器も音響も会場の広さも全然違いますし、広島のチクルスからちょっと時間も経ってますから。

ペダルがかなり見える位置で、最初は全然見てなかったんですけど、7番の2楽章あたりからふと気になってずっと見てたら、

びっくりすることがいろいろあり・・・

どうかかっているのかはよくわかったけれども、実践はまた別なんで、気づきは気づきに終わる可能性大ですけれども(笑)、

10年経って初めて気づくことあるわけですねえ。

 

10年経ってと言えば、ですが、

実は2007年3月、初めてのレッスン(といっても単発の公開レッスン)でみていただいた曲を、また今日みていただいたんですね。

その初回と2回目というのはたしか1年は間が空いていたはずなんですが、

当時私は誰にも師事していなかったので、そのレッスンの内容で、約1年は独学してたようなもんです。

というのは、2007年の2月に、自分的には「冥途の土産」的意識でもって、好きな曲を集めて、友人たちに聴いてもらう会を開いたんです。

別にたいした会でもないんですけど、60分程度のプログラムを弾くというのは再開後7年では大変なことで、

今考えると(というか実際聴き直してみると)、とても人様にお聴かせできるようなシロモノではない。

当時の気持ちとしては、「今後子供の受験や親の介護が次々にあるだろうから、今しかない」ということで、一生に一回モノだったので、まあそれでも良かったんです。

その後たしかに受験や介護等々あったわけですが、上記のような覚悟は大ウソで、

今しかないどころか、そこから始まって今に至ってしまっている・・・・こんなはずではなかった・・・・というのは、胸に手を当てて反省中。

・・・その反省はまたおいおいするとしてですね、

その「冥途の土産のはずコンサート」を終えて、簡単にいうと、目標がなくなった。

うまくはなりたかったですけど、うまくなってどうしようとも思わないし、これ以上は趣味の域を超えている。先生にもついていない・・・。

で、まあそこで、今の師匠に出会ったということで(その時は師事予定はまったくなかったわけですが)、なんかひとりでぼちぼちやろうか、という気になった。

というわけで、勇気を振り絞って、当時の日記を読んでみる(大汗)

・・・・・おおおおおおお、汗かいた(泣)。

今日は最後の2曲、「バーバヤガー」と「キエフの大門」を弾きましたけれども、

一周してきたな、って感じがしましたねえ。・・・ここまで10年か、みたいな。

で、ここから二周目だな、と(笑)。

「10年なにやってたんだろう?」とは思わないので、よしとします。

というわけで、二周目もどうかよろしくお願いします。