-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

今冬2回目の雪降ろし

2018-01-29 10:20:07 | 近況報告

 1月22日ごろに始まった寒気がようやく止み、28日に妻と一緒に畑沢へ雪降ろしに行きました。

 山形からの途中で、「道の駅むらやま」に立ち寄りました。楯岡も新雪の輝く白に覆われていました。下の写真の高い山は、甑岳(こしきだけ)です。昔は山岳信仰で賑やかだったようで、畑沢方面からも大勢が登ったそうです。

 その手前に見える少し黒っぽい低い山は、楯山と呼ばれている山で、最上家が改易されるまで楯岡城があった場所です。さらに手前の白壁の大きな建物は、楯岡中学校です。「楯岡」の名前ですが、少子化が進んでしまい楯岡以外の地域からも登校しているようです。どこでも同じような社会状況です。

 この日の積雪状況をNHKテレビのデータで確認したところ、尾花沢市は185cmと出ていました。急に積雪が増えたようです。尾花沢の町に入ったら、どこもかしこも雪降ろしをしていました。畑沢と違って尾花沢の町中は家屋が密集していますので、屋根から自然に落下させることができません。そのために屋根の表面に雪崩止めと言う金具を取り付けています。屋根に降った雪は、そのまま屋根に積もり続けますので、隣家に迷惑をかけないように気を付けながらスコップで雪をおろさなければなりません。その作業は危険で重労働です。

 尾花沢でさえも大変な積雪量でしたので、いつもそれよりも多く積もる畑沢はさぞかし大変なことになっているのではないかと心配でした。ところが、畑沢は尾花沢の町中よりもかなり少ない積雪でした。嬉しいことなんでしょうが、拍子抜けの感じもありました。下の写真は下畑沢の状況です。道路の両脇に雪の壁ができていますが、まだ例年の高さになっていません。高さは2m弱です。

 実家には姉夫婦が一足、早く到着していました。屋根に登ってからも、嬉しいことがありました。雪が軽くて、それでいながらさらさらと崩れることなくブロックに纏まりやすい雪質でした。これは雪降ろしし易い絶好の雪質です。やはり作業は順調に進み、昼間には完了してしまいました。

 昼食を食べて帰る途中、この降し易い雪質は、「降ろさなくても勝手に落ちやすい」性質も見せていました。所々の家の屋根から大きな雪の塊が道路に落ちた跡が見えました。落ちてくる雪の塊に人や車が下敷きになったりすると、大変な惨事になってしまいます。幸いにも、そのようなことはならなかったし、これまでもそのような事故を聞いたことがありません。我が地元の人は「感がいい」のでしょうか、暮らしの知恵でしょうか。私も危険なことには敏感ですし、危険な人にも敏感です。一番、危険な人が私ですから。

 



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