これは決して太平洋側の地域のことではありません。畑沢のことです。日本海側の豪雪地帯には、冬眠をするツキノワグマは生息していましたが、イノシシは豪雪地帯には棲息していないと言うのが私たちの常識でした。ところが今では尾花沢市内でも普通に出没するようになりました。イノシシだけでなく、シカ(鹿)までもがいるのです。イノシシやシカの足は、カモシカと異なり雪の中にめり込んでしまうので、雪深い所には生息できないと言われていた気がしますが、しかし、実はずっと昔は豪雪地帯にも生息していて、狩猟などによって絶滅したらしいと言うのが真相のようです。
熊もイノシシも、大変に危険な獣ですから、絶対に会いたくありません。幸い、あれほど山中に出入りする私ですが、一度も出会ったことがありません。このイノシシの看板は危険を知らせるものです。この看板がない所にも熊やイノシシが出没します。「看板がないのに、熊が出た。誰の責任だ」とは言えません。
ところで熊やイノシシが出るようになってから、悪質な山菜や山野草の盗掘者が減少したような気がします。畑沢などのように人口が減少した地域では、悪質な採集者を見張ることができなくなってきました。村人に代って、熊とイノシシが山を守ってくれているようです。
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