-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

白くてもモンシロチョウじゃないよ。それは、〇〇…

2014-06-02 18:34:23 | 自然

 5月下旬の畑沢で、沢山の白い蝶が花々を飛び回っていました。昔の私でしたら、「白い蝶・春=モンシロチョウ」と短絡的に判断していました。ところが、ブログを始めてから少しはましな人間になっています。投稿する以上は、ちゃんと確かめようとするようになりました。かなりの進歩と思っています。私はいい加減な人間ですので、昆虫マニア、蝶マニアの気持ちを理解していませんでした。私の頭の中には、生き物ならば魚しかいません。度量の狭い人間です。

 さて、写真の白い蝶に戻ります。よく見ると、モンシロチョウよりも少し大きくて、モンシロチョウよりも模様が多くあります。それではちょっと前にテレビで見たアサギマダラかなと思い、畑沢が有名になると喜んだのですが、全く違っていました。昔からずっと生息していたウスバシロチョウと言うアゲハチョウの仲間でした。今まで何十年も気づかなかったことになります。あらためてよく見ると、中々きれいな蝶です。拡げた羽には、たれ状の猫の目の模様があり、真ん中には黒い太い鼻が下がって愛嬌もあります。

 成虫は、菜の花の外にも私が名前を知らない様々な花々の蜜を吸っていました。

 幼虫は、ムラサキケマン等の葉を食べているそうです。ムラサキケマンと聞くと、たいそうな植物かと思ってしまいますが、実は畑沢では見慣れた植物です。簡単に言えば、どこにでもある雑草です。それだけに、ウスバシロチョウの食べ物は豊富にあるということになります。