
ちょっと前の話になりますが、なかなか評判の良い塩別つるつる温泉に宿泊しました。
この時は北見方面から向かいました。国道39号線を旭川方向へ西進し、温根湯温泉を越えて石北峠にさしかかる手前に位置しています。国道から数百メートル入っていますが、看板があるので迷うことはありませんでした。
駐車場は広いのですが、夕方5時到着時には既に多くの車がとめられていました。賑わっているようです。正面玄関の他、その右側に日帰り入浴客専用の入口もありますが、私は宿泊なので正々堂々と正面玄関から入館しました。一人客でも歓迎してくれ、しかもネット予約ができるので助かります。


外見は山奥にポツンと建つ北海道の一般的な温泉旅館で、通された客室も何の変哲もない普通の和室でしたが、最近増築されたらしい浴場は外来客も積極的に受け入れているためか、とても大きく綺麗で、まるで大規模旅館を思わせる立派なものでした。
大きなガラス窓に沿って20人は余裕で入れそうな広さの主浴槽があり、無色透明なお湯がふんだんに掛け流されています。洗い場の隣にはジャグジー槽も設けられていました。カランから出るお湯も源泉。湯量が豊富なんですね。


内湯から外へ出て、小さな川を渡って露天風呂へ。こちらのお湯も掛け流し。つるつる温泉という名前の通り、お湯はつるつるすべすべ。pH9.51という数値が示す通りにアルカリが強く、つるつるというかヌルヌルと表現した方がより的確かもしれません。女性受けする美肌の湯の典型ですね。湯あがりもさっぱりで、つるつるも持続しました。

脱衣所には飲泉用の蛇口がありました。硫黄泉らしく明瞭なたまごの匂いと味が感じられ、また喉越しもすっきりして飲みやすく、入って良し飲んで良し、両得なお湯です。
なお、この蛇口では匂い・味ともはっきりしていましたが、浴槽では若干弱まっているように感じられました。また、付近に「弱アルカリ性なので貴金属類が変色する」という旨の張り紙が掲示されていましたが、変色するのはアルカリ性ではなくて硫黄が原因だと思います。

大浴場の他に竜神の湯と呼ばれる内湯もあります。現在の大浴場ができる以前はこちらが大浴場だったそうです。写りが悪い画像しかなくてスイマセン。竜神の湯はごく普通のタイル貼りのお風呂で、新設の大浴場に比べたらはるかに小さいのですが、こちらの方が昔ながらの温泉旅館の風情があるように感じられました。お客さんはみな大浴場へ行ってしまうので空いているのもこちらのメリット。ゆっくりできました。

この時はじゃらん経由で6,500円のプランを予約したのですが、ちゃんと夕食と朝食がついてきました。さすがにこの料金設定なので、部屋出しではなく食堂でいただきます。画像は夕食。安いのに結構なボリュームなので大満足です。なお朝食はバイキング。牛乳が美味かった。
お風呂自体はマニア受けするような面白みに欠けるものかもしれませんが、サービスなど全体的に捉えるとコストパフォーマンスがとても優れており、人気があるにも頷けました。この界隈を訪れた際には、北見のビジネスホテルに泊るより、ここのような温泉宿を利用した方がよい時間を過ごせそうな気がします。
単純硫黄泉
44.1℃ pH9.51 300L/min
北海道北見市留辺蘂町滝の湯201 地図
0157-45-2225
ホームページ
8:00~21:00
500円
シャンプー類・ドライヤー有り
私の好み:★★★
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます