(2020年秋宿泊)
いつもタイムリー性の無い記事ばかりで申し訳ございません。だいぶ前ですが、岩手県台温泉「松田屋旅館」に一晩お世話になりましたので、今回記事ではその時のことを書き綴らせていただきます。こちらのお宿は本館と別館の二棟に分かれているのですが、私は本館の客室を利用しました。
一般的に本館と別館があるならば、文字通り本館の方に営業や運営のメイン機能が備わり、別館はあくまでテンポラリーな位置づけとなるものですが、こちらの場合は別館が実質的なヘッドクォーターで、本館がサブという主客逆転したような関係になっています。私の利用時は予め到着時間を伝えておいたので、仲居さんが本館側の帳場で待機してくださったのですが、基本的にスタッフの方は別館にいらっしゃるので、何か用事があれば別館を訪ねるようにしましょう。
木造の建物自体は年季が入っているものの、内部は綺麗に維持されており、特に1階ロビーには滞在中にゆっくり寛げる空間が広がっています。
仲居さんに館内を案内されながら、客室へと向かいます。階段の壁には宮沢賢治などご当地に所縁がある作家などの書籍が置かれ、飾りになっているのみならず、滞在中手に取って読むことも可能です。また随所でお香が焚かれ、館内にはその香りが漂っています。
さて今回案内された部屋は2Fの「爆湯の間」。
温泉マニアにふさわしい名前じゃありませんか。
客室の内部は一般的な温泉旅館そのもの。入室時には既にお布団が敷かれていたので、本音を申し上げればそのまま布団へ潜り込みたかったのですが、この時はご飯もお風呂もまだでしたので、眠い目をこすりつつ、まずは腹拵えです。
お食事は夕食朝食ともに別館へのお食事処へ移動します。
夕食はご覧のような献立。仲居さんの手により、色鮮やかなお皿に盛りつけされた山海の幸がバランスよく提供されていきます。中央に置かれた蓋を閉じているものは・・・
宿泊予約時に選んだ岩手牛でした。実に美味。ついついビールもすすんでしまいます。
こちらは朝食。旅館らしさと家庭的な味をミックスさせたような内容で、とても美味しくいただきました。
さて肝心のお風呂については次回以降の記事でご紹介いたします。
次回に続く。