2日目最初の種目、男子3000m障害がすでに気温36℃を超えた10時からTBSの中継が始まった、この炎天下のもとハードルを28回と水壕を7回も飛び越えなければならない相当過酷な格闘レースである、1組ではあまりの熱さに頭が朦朧(もうろう)となり集中力が切れたのか何人もの転倒者が出た、特にオーストラリアの選手だったと記憶したが、ハードルの直前でつまずき思い切りあごをハードルに強打して失神した、競技続行中も起き上がれず競技者達はハードルの右寄りを飛び越えて避けて行った(>_<)
8′18″93の日本記録を持つ岩水嘉孝(トヨタ自動車28歳)が2組で中盤から大きく他を離し先頭に飛び出し自分のレースに挑(いど)んだが惜しくも最後の2周で集団に吸収され後退した、タイムは8′36″73の7位に終わり3着+タイム上位6名から外れ予選敗退した・・・
中継はされなかったものの朝8時から行われた男子20キロ競歩も多くの選手が熱さで照り焼きにされ倒れ消えて行った・・・エクアドルのペレスが1°20′24″で金メダルを勝ち取った☆☆日本人最高は1°24′46″11位の森岡紘一郎(順天堂大)だった☆☆競歩でこのタイム!!凄~~い☆☆
フィールドで男子円盤投げ予選が始まったが・・・日本の畑山茂雄は予選通過ライン64m50に遥か届かず55m71で敗退した、この世界の経験を糧にしてもらいたい・・・トラック女子400m予選4着+4名では福島大の丹野麻美が5組に登場、順位は6着だったものの上位タイムで拾われ52″13で準決勝に抜け出た☆☆
女子砲丸予選では豊永陽子が17m02の投てきにとどまり19mの通過ラインに届かず姿を消した、各組上位3着が決まる女子100m1次予選には丹野と同じく学生組、平成国際大の高橋もも子が初の国際舞台に挑んだが11″98の6着で敗退した、今何が足りなかったのか肌で感じたことだろう・・・
それにしても昨夜の最後の種目女子1万メートル決勝の最後の1周、ディババ(エチオピア)とアベイレゲッセ(トルコ)の物凄いラストスパートはまるで200m競争そのものだった☆☆日本勢トリオ10位福士、14位絹川、15位脇田もあのラストのスピードを身につけないと簡単に世界を捕れないのでは・・・
今日の午後東京フレンドパーク再放送で以前に観た世界陸上チーム成迫、澤野、室伏由佳、信岡沙希重を為末がキャプテンとしてうまくまとめて色んなゲームにアスリートのオーラむんむんで挑んでいたが、“大将”が消えた今となって・・・為末のいない世界陸上なんてあまりにも寂しい!!考えられない!!為末大よ必ず北京で戻ってきてくれ!!
今ナイト競技が進行中である、昨晩予選で残った成迫が準決勝1組で決勝進出を賭けて果敢に攻めたが最後もう一伸びせず5着48″44に終わり敗退した!!昨晩100m準決勝の進出を決めた浅原宣治(大阪ガス35歳)が10″36とタイムが伸びず8着で姿を消すこととなった・・・ようがんばった☆☆
女子棒高跳び予選では近藤高代が善戦した、彼女の自己ベスト4m35をクリアしあと1cmで日本記録まであと1cmに迫ったが、4m50に挑んだが3回とも失敗に終わった・・・それまでタオルを顔にかけ横たわっていた話題の美人エレーナ・イシンバエワ(ロシア)が一回目の試技で4m55を簡単にクリアして5m01の世界記録保持者の貫禄を見せた・・・参った参った(*^。^*)
女子砲丸投げ決勝は最後まで熾烈な怪力女の戦いが続いた、最後気合闘魂の逆転投てき20m54でベラルーシのオスタブチュクを破りニュージランドに初の金メダルをもたらした☆☆
驚いたことに女子100m2次予選にあのマリーン・オッティの顔があった!!往年の切れのある走りではなかった、順位は5着ぐらいで予選落ちしたが、少し身体を揺らす豪快な走りだった!!1960年5月の生まれで47歳!!オリンピック7大会連続出場の大大大~~べてらんである!!彼女は100より200mのスペシャリストである、もしかしたら200m予選にも顔を出してくるかも・・・今はスロベニアに移住しているが1983年から競技人生を始めたジャマイカの英雄である、1993年のシュトゥットガルト世界陸上で1度200mで金メダルを取っているものの銀よりも銅メダルが多かったゆえんに“ブロンズ・コレクター”の偉名を持つ・・・
この日最後の種目男子100m決勝はタイソン・ゲイ(米)が後半ぐいぐい伸びてパウエルをかわして9″85という素晴らしいタイムで優勝した、アサファ・パウエル(ジャマイカ)は9″96で9″91のアトキンス(バハマ)に次いで3位に終わった・・・