革新的な技術やサービスを世に生み出してきた米カリフォルニア州シリコンバレーが、今度はクリーンエネルギーの分野でも革命を起こそうとしている。シリコンバレーの新興企業が提案する、一般住宅の屋上向けに太陽光パネルをリースする事業モデルが脚光を浴びている。設置には頭金が不要で、設備に対する月々の支払額はそれまで電力会社から請求されてきたものより安く済むため、米国で家庭用ソーラーパネルを爆発的に普及させたとされる。
高価なクリーンエネルギーが手頃な値段で手に入る「サードパーティーリース」と呼ばれるこの方式は、一般家庭の屋上に設置する太陽光パネルに革命をもたらした。米調査会社のGTMリサーチと米太陽光発電協会(SEIA)によると、米家庭では現在、太陽光発電導入量が2008年と比べ16倍に拡大している。
世界もこの動きに注目している。世界最大の温暖化ガス排出国である中国は、カリフォルニアでの同方式の成功をまねようと真剣に考えている。中国の太陽光発電製品大手、トリナ・ソーラーのグローバルマーケティング部門長、景甜氏は、中国版のサードパーティーリース方式を考案する必要があると述べた。同様のモデルはメキシコや日本にも広がっているほか、バッテリーやオンサイト廃水処理工場など他の新たなクリーンエネルギー技術の拡販にも応用されつつある。
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家庭向け太陽光発電に革命 シリコンバレー発のリース式、米で普及 (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
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