OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

おたがいさま・・・本当に、おたがいさま?

2007-01-23 17:58:52 | Weblog
少し前だけど、少々関わりのある人に、迷惑をかけられるようなことがあった。が、きちんとした態度で、詫びと共に頼み込まれたことなので、わたしも納得して了承したし、遺恨は全くない。

と、今度は、わたしの方が、その人に迷惑をかけるような事態が発生した。いやらしい言い方だが、正直、迷惑の程度には大きな差がある。が、それでも迷惑をかけたことには違いはないわけで・・・プライドの高いワタシにとっては、かなり気ずつない状況になった。謝るのが嫌ということではない。それは、むしろ、全然平気。それより、なんていうか・・・自分が相手に風下に立っているようなこの感じが、傲慢なワタシには我慢ならないわけだな(爆)。

そんなワタシは、無意識に自分の安いプライドを守ろうと、心の中でこんな弁解をしていた・・・「おたがいさまじゃないか」と。うわっっ!!こわっ!! なんて危険な発想なんだろう。

「おたがいさま」という発想、それ自体は決して危険ではない。いや、むしろ好ましい考え方だと思う。人は誰でも、誰にも迷惑をかけずに生活していくことなど出来はしないのだから、迷惑をかけたりかけられたり、助けたり助けられたり、支えたり支えられたりしながら、お互いがお互いを、そして自分自身を、許し許され生きていくしかないと思っている。

けど、先に貸しを作ったものが、それを盾に「あたがいさま」と発想するのは、それは全くお互いさまの精神に反することだと思うのだ。そこには、許す側の自由意志がない。「おたがいさま」は、ポイントカードで貯めていくポイントとは違うのだ。ためれば、自動的に「1回許される」が獲得できるというようなものではないのだ。なのに、わたしは・・・なんて卑しい発想をしたんだろう(涙)。

プライドが無駄に高い奴は、許すことは平気で出来ても、許されるということが受け入れられないことが多い。だから、何があっても、自分は決して許してもらわなきゃいけないような立場じゃないと思い込めるよう、カッコ悪い工作をしちゃったりするわけだ。その方が、よっぽどカッコ悪いのにねぇ(^^;。