OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

外見に、惑わされます(爆)

2006-10-12 17:31:38 | Weblog
わたしの住まいする地域は、田舎と都会の境目あたりに位置する。わたしが子どもの頃には、間違いなくド田舎だったけれど、どんどんと開発が進み、みるみる人口が増え、そこそこ華やかな街の様相を呈するようになったという感じの地域だ。

だから、神戸や大阪といった、かけねなしの都会とは逆の方向に少し進むと、十数年前の我が地域と見まごうような、純粋な田舎が広がっている。そして、そういう地域では、意外に多くの公共事業が展開されている。

というわけで・・・我が地域には、『飯場』と呼ばれる、土木建築関係の会社が、本社や支社とは別に、現場近くに作る仮の事務所&作業員の宿舎となる施設が、たくさんある。中には『飯場』だったはずが、いつのまにか立派な建物になって、支社規模になったものもある。

が・・・こういう『飯場』は、地元の住民には、あまり歓迎されないのが一般的だ。住民たちの意識には、かなり偏見による差別的なものがあるとは思うが・・・やはり、定住者ではない者に対する警戒心というのは、ある程度、あっても仕方がないかなと思う。

なのだが・・・我が地域の『飯場』に、いつも掃除がビシッと行き届いている、めちゃくちゃキレイ好きな事務所が一つだけある。と・・・これは、かなり好感度が高くなる。掃除が行き届いているから、そこの人たちは人格者の集まりだとか、優しい人ばかりの会社だとは限らないのだけど・・・・なんだが「ちゃんとしている」=「大丈夫(トラブルを起こす人たちじゃない)」と思えてしまうのだ。

それにくらべて、草はボウボウ、ゴミは散らかしっぱなし、洗濯物がダラシナク干してある『飯場』の人は、実は、とっても好い人たちかもしれないけど、どうしても胡散臭く見えてしまう。

ちなみに、夕方に、いつも掃除が完璧に行届いていている『飯場』の外の道を通ると、美味しい夕飯の臭いと共に、作業員さんたちの談笑する声が聞こえてきて、ものすごくアットホームで幸せそうな状況が目に浮かぶのだ。しかも、食堂らしき建物の横の、事務所らしき所では「只今戻りました」「はい、ご苦労様でした」と、とても礼儀正しい挨拶が交わされていたりして・・・まさに模範的な会社像を見せられた気分になる。

こういう体験をすると・・・無駄と思えるような校則の厳守に躍起になっている先生たちの意見も、一概に否定できないかなと思ったりするなぁ(爆)。