僕は通勤中に音楽を聴いたり動画を見たりするのに機種変する前に使っていたスマホを使っている。つまり、Xperia Zに機種変した時はその前のXperia acroが、Xperia XZに機種変してからはXperia Zがその任に就いていたわけだ。
しかし、ウォークマン的用途に転換したXperia Zは、半年ほど後にタッチ切れが発生し、使えなくなった。一部タッチに反応しないのではなく、一部しか反応しなくなった。画面中央指一本分ほどの幅のエリアだけ反応するという状態。
そのZは、バッテリー交換しに行ったら全部取り替えを勧められて手に入れたリフレッシュ品だ。見た目は綺麗だが、実際には中古。前の持ち主の使い方で何か潜在的なトラブルを抱えていた個体なのかもしれない。
Zの文鎮化により、acroがウォークマン用として現役復帰することになった。音楽を聴き、動画を見るだけなら、まだなんとか使えた。タッチ切れも全くない。僕は自分で言うのもなんだが、電子機器の扱いが丁寧なのだ。
しかし、acroは流石に旧型すぎた。Acrobatは、なんと2だ。2だぞ。音楽はプリインのでいいが、動画用のMX Playerはバージョンアップできなくなっていた。世の中の動画フォーマットの進化にもついていけなくなりつつあった。例えば圧縮率の高いmp4の読み込みが遅く、ファイルによっては動かなかった。
次の機種変としてXperia 1を狙っているが、その時が来てもあのデカさに怯むかもしれない。12万円?とも言われている値段に財務省が難色を示すかもしれない。そうなったら老体に鞭打ってacroをこれから1年以上使うことになるかもしれない。
と悩んでいた先月のある日。ハードオフで格安のXperia Z5の中古を発見した。なんと8600円である。一緒に売られていたZ1が1万5千円くらいだった。何故僕のイメージでは名機のZ5がこんな値段で。
店員の話では、付属品が全部ない。見せてもらうと、ぶつけたと思われる小さな凹みがフレームに二ヶ所あった。裸で使われていたようで、フレームの塗装が少し剥げていた。
その代わり、プロに貼ってもらったらしきガラスフィルムがそのままで、画面はきれいだった。動かしてみても、タッチ切れがなかった。その時は気付かなかったが、後で設定を見ると、バッテリーのコンディションか80%以上だった。
というわけで、そのZ5を緊急保護したのだった。ソフトバンク版なので型番的には501SO、色はグリーンである。
早速最新版のMX Playerなど必要なものをインストールして快適に使っている。ほとんど問題ないが、acroよりデカイので、ポケットの中で突っ張って階段を登りにくいこと、もうケースが売ってないので裸運用で手が痛いことが難点かな。