現行ホンダ・フィットがビッグマイナーチェンジした

現行の3代目フィットがビッグマイナーチェンジした。ビッグといっても骨格から変える訳にはいかないので、変わったのは主に非金属な部分だ…と思う。

ヘッドランプのデザインが微妙に変わった。微妙にマイルドな目付きになった。

フロントバンパーカバーの左右のエアーインテイク状の飾りがランボルギーニ・ディアブロ風の奴から末期CR-Z風になった（S系とRSのみ）。

グリルが最近のエキサイティングH！デザインに合わせて少し変わった。下のメッキバーの真ん中が切れた。代わりに？ラジエーターの下にメッキバーが付いた。

全体的に燃費がよくなった。プログラムを変えたとかだと思うけど。

マイチェン前RSのオーナーとしては、次の点が直ってないのがダメ。

最小回転半径が依然として5.2mもある。普通のより太いタイヤとはいえ185でしかないので、もっと曲がれないと困る。

天井やピラーが黒いまま。室内が暗い。

インパネの形状が同じなので、たぶんフロントガラスの映り込みは激しいはず。

エアコンの操作部分がまだタッチパネル。運転中の操作がしにくくて危険なので速攻止めるべきなのだが。

そして改悪なのは言うまでもない。フロントバンパーカバーが前方に伸びて全長4メートルを超えた。フェリーに載せたときの料金が跳ね上がる。アゴを突き出してスポーティーに見せる（僕にはそう見えないが）日産ノートのニスモ版とかアバルト500の影響なのだろうか。

いいなと思うのは、ミッドナイトブルービームメタリックの追加。あれが選べたらあれにしてた。家族会議で黒にしたが、僕個人は黒いクルマが好きな訳じゃないんで。

リアバンパーカバーのディフューザー形状はいいな。うちのはマフラーも見せないデザインでおとなしいので。

燃費はどうせ計測プログラム用に最適化しただけなんであんまり気にならないけど、車両本体価格が殆ど変わってないのは頑張ったと思う。ホンダセンシングとか付いてるのに。



結論。これから買う人やディーラーには悪いけど、僕ならこのBMCフィットRSは買わないかな…。

フィット3 RS ロングテスト9 ECONモードの燃費

フィット3 RSに乗り換えて3年目だが、殆どECONモードを使ったことがなかった。使わなくても燃費運転できる自信があるので。

だが先日、特に行きたいところがないのにドライブしていて、暇だったのでECONモードを試してみた。

というか、給油してトリップメーターAをリセットし、20キロ走ったところで思い付いた。平均的な首都圏近郊の道を走ってきたから、ここからECONモードで20キロ走って比較してみよう、と。



通常モード。エアコンなし。特に燃費に気をつけてはいない。14.3km/L。



ECONモードスタート。



出足はすごい燃費。信号少なかったからなー。



激しくブレてますが、16.4km/Lでした。

ECONモードでもいつも通りアクセルを踏んでいたつもりだけど、先行車が飛ばしても、後続車が煽ってきても、「測定中ですから」と心の中で呟いていた。たぶん、それなりに優しいアクセルワークになっていた。

通常モードに戻した時の加速が、やけに鋭く感じた。我慢しないって素晴らしいと思った。

数字的な結論としては信号もそれなりにある郊外の道路で、通常モードでリッターあたり14キロ台、ECONモードで16キロ前後ってところかな。ECONは、燃料噴射量を抑えるだけじゃなく、気持ちも省エネモードになるという効果もあるなと思った。