曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

Netflixの実写阪「カウボーイビバップ」第1話の感想

2024-05-12 16:49:00 | テレビ・映画
子供たちが加入しているNetflixに便乗して「カウボーイビバップ」の実写版第1話を見たので感想。

僕は元々アニメ版が好きで、軽く10周は見てる(全26話)。劇場版は映画館に見に行ったし、DVDとサントラも買った。実写版のことは制作発表の段階から気になってはいたが、当時はネトフリ入ってなかったので存在を忘れてた。

これも知らなかったのだが、この実写版は10話で速攻打ち切りになったらしい。第1話は、そんなに悪かったのか?という視点から見ることになった。

まず、作品について簡単に説明すると、人類が地球を出て太陽系全体で暮らすようになった近未来が舞台。主人公スパイクとジェットは、警察が追い切れない犯罪者を捕まえるのが仕事のカウボーイ(賞金稼ぎ)。二人とも訳ありの過去を持ってて、途中からフェイという女賞金稼ぎと犬のアイン、天才少女ハッカーのエドが加わる。

実写版第1話は、アバンタイトルでカジノを襲った強盗団を捕縛・・・しようとしてカジノをめちゃくちゃに破壊。主犯格だけ捕まえてカジノの修理代もとられてほとんど稼ぎなし。まあ、ビバップではありがちな話。

テーマ曲「TANK!」が流れ、原作のOP映像を実写に置き換えた(一部違う)のが流れる。原作を見てれば分かる各シーンとキャラクターが出てきて、この映像だけで総集編というか、実写版はこんな感じなのね、というのを把握できる。教会でビシャスと一騎討ちするやつはやるのね、とか。

本編は「カウボーイ・ゴスペル」となってるが、内容は原作第1話の「アステロイド・ブルース」だった。僕が好きなエピソードの一つだ。原作とはまたちょっと違うエウロパの空気感(アメリカ南部っぽい)が好きだな。

アシモフと彼女、3人のじいさんの再現度が高い。が、レッドアイ(目薬タイプの麻薬)の効能が異常な動体視力ではなく、単に肉体強靱化になってるのが謎。レッドアイのおかげでかなり強いはずのアシモフが、ややしょぼい。

各シーンのシチュエーションは半分くらい変えてあるが、大筋は一緒で最後は火星に逃げようとした二人がISSP(警察)に銃撃されて死亡。SEE YOU NEXT COWBOY...で次回へ。

・・・・・

やっぱり、アメリカ人がアニメを実写化するとこうなるんだな、という典型的なパターンかと。過度に再現しようとして、しかもアメリカ的な解釈が入る。全体的にキャラの造形が濃いんだよね。

スパイクはイメージ通りではあるが、もうちょっとハンサムで若々しくてもいいんじゃないか?

ジェットは悪いけど見た目汚すぎかなあ。バツイチ?で娘がいるのもどうなのか。昔の女と再会する「ガニメデ慕情」とか、やりにくいじゃん。

第1話からフェイが登場するが、これが一番違うかな。もっと普通に美人のはずだが。アメリカ人て時々いい女の解釈間違うよね。最初のスパイダーマンのMJとか。

ビシャスがなー。言いたいことは分かるけど、もっと細くて顔小さいが方が良い。顔でかすぎだわ。


スパイクがいいことを言った

とまあ、文句がないわけじゃないが、1ヶ月で打ち切りにするほど悪くはないと思う。でもそれは僕が原作を知り尽くしているから、実写で見ることに意義を見い出せてるからであって、原作未見の人にとっては、どこまでコミカルで、どこがシリアスなのかわかりにくい作品なのかなあと。

ネトフリは、家族が見まくってて僕が見られる機会は少ないのだが、隙を見て最後(10話)まで視聴したいと思う。


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