曖昧批評

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ヴェゼル X Honda Sensing (ガソリン)1stインプレッション

2019-05-03 12:32:49 | クルマ
平成の終わりの某日にホンダ・ヴェゼルが納車された。グレードはガソリンでXのHonda Sensingである。

まず、太っていて重い。先日の試乗では意外にコンパクトにも感じたのだが、所有して狭い路地含めて色んなタイプの道を運転してみて、やはりフィットとの比較で大きくて重いと感じる。特に助手席のドアが遠く感じる。狭い路地の直角コーナーを左折するときに横腹を擦らないか、左リアタイヤが縁石に乗らないか気を使う。

重さについては、制動時に止めなければならない重量が増えたのを感じる。フィットと同じブレーキ踏力では制動距離が伸びてしまう。簡単に言うと、フィットほどすぐには止まらない。重心は少し高くなったが、フリードやステップワゴンのように前につんのめる感じはない。

16インチホイールだがタイヤの外径も大きく、扁平率は60なので乗り心地はいい。フワフワではないが上下動が柔らかい。でもホンダらしく芯は硬い。ゴツゴツ感のない硬さ。ライン装着タイヤはエナセーブ。

ミッドナイトブルービームメタリックは予想以上にキラキラしている。日陰で見れば黒だが、日が当たると結構明るい色だ。そして意外に地味。フェンダーモールやバンパー下部が無塗装の黒い樹脂だからかも。ドアグリップはストリームRSZみたいなダーククロームメッキでかっこいいんだけど。

アイドリングストップ禁止ボタンは遠いけど押しやすい位置にある。禁止したかどうかがメーター内に表示されるのがありがたい。アイドリングストップからの再始動は、フィットほどではないがショックがある。もうこれはL15B型エンジンとこのCVTユニットの特性なんだろう。

加速はややもっさり。Dレンジがフィットのエコモード、SモードがフィットRSのDとSの中間って感じ。同じエンジンで重量が100キロ以上違うからなあ。Lは特殊用途の超低速ギアかと思いきや、40キロくらいから使っても平気だ。
困っているのはとりあえず二点。パドルシフトがないのでブレーキ踏みたくないけど減速したいときに困る。都度Sモードに入れてるが、行きすぎてLレンジに入ってしまうことがある。D>Sはボタンなし、S>Lはボタンありの方が使いやすく安全だと思う。

もう一つは左のドアミラー。下部3割を占めるプリズムアンダーミラーが邪魔だ。僕はもともと車の足元を確認するために、普通の人よりドアミラーをかなり下向きに設定している。具体的にはミラーを縦三分割して下三分の二が地面。それで後方の車の確認には十分だし、空を見てもしょうがないのでね。

しかし、ヴェゼルの左ドアミラーは下に向けると流石に後方の車が見づらい。でもプリズムアンダーミラーで見えているものをどう活かせばいいのかわからない。ボディ左端がどこを通過しているかを確認できればいいのだが、像が歪んでるし、微妙にぼやけていて、下が欠けてもミラー部分の方がよほど確認しやすい。多分、SUVなど背の高い車に義務付けられた?左前下方用セカンドミラー?みたいなの(小さな子供がいても気づくようにとかそういう)の代用なんだと思うけど。

そんなわけで、慣れるかいい方法を編み出すまで、取り回しに苦労しそうだ。

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