2月4日10時29分配信 京都新聞
市民団体「城陽生きもの調査隊」は、京都府城陽市内で続けてきたセミの抜け殻と、青谷川の生態系に関する調査報告会を、7日午前10時から同市市辺の青谷コミュニティセンターで開く。国内最小級のチッチゼミ(全長約2~3センチ)の抜け殻の激減ぶりなどが発表される。
同隊は1996年に発足し、地元を中心に約80世帯が加入する。
抜け殻調査は、2003年から市東部の3カ所の森に15メートル四方の調査区域を設けて、毎年7~9月に採取を続けてきた。
チッチゼミは04年の33個をピークに減少し、08年はゼロ、昨年は1個だけ確認できた。またアブラゼミは03年1124個、04年248個のように奇数年に増えて偶数年に減る傾向が浮き彫りになった。
チッチゼミの激減に関して、隊員で府立高教諭の久田晴生さんは「大きな生息地だった宇治市南部の森が開発された影響では」と推測する。
一方、青谷川本流の調査は、井上泰江・同志社大講師を中心に2000年にスタート。毎年春に濁度と水生昆虫を調べてきた結果、近年の濁りは当初に比べて半分以下に解消されたほか、ほとんどいなかった水中昆虫が10種類ほど確認できたという。井上講師は「多種多様な昆虫が川に戻りつつあるが、個体数が増えるには時間がかかる」とみている。
報告会は定員50人。無料。申し込み不要。問い合わせは、城陽生きもの調査隊の田中昭夫さんTEL(64)4036へ。
市民団体「城陽生きもの調査隊」は、京都府城陽市内で続けてきたセミの抜け殻と、青谷川の生態系に関する調査報告会を、7日午前10時から同市市辺の青谷コミュニティセンターで開く。国内最小級のチッチゼミ(全長約2~3センチ)の抜け殻の激減ぶりなどが発表される。
同隊は1996年に発足し、地元を中心に約80世帯が加入する。
抜け殻調査は、2003年から市東部の3カ所の森に15メートル四方の調査区域を設けて、毎年7~9月に採取を続けてきた。
チッチゼミは04年の33個をピークに減少し、08年はゼロ、昨年は1個だけ確認できた。またアブラゼミは03年1124個、04年248個のように奇数年に増えて偶数年に減る傾向が浮き彫りになった。
チッチゼミの激減に関して、隊員で府立高教諭の久田晴生さんは「大きな生息地だった宇治市南部の森が開発された影響では」と推測する。
一方、青谷川本流の調査は、井上泰江・同志社大講師を中心に2000年にスタート。毎年春に濁度と水生昆虫を調べてきた結果、近年の濁りは当初に比べて半分以下に解消されたほか、ほとんどいなかった水中昆虫が10種類ほど確認できたという。井上講師は「多種多様な昆虫が川に戻りつつあるが、個体数が増えるには時間がかかる」とみている。
報告会は定員50人。無料。申し込み不要。問い合わせは、城陽生きもの調査隊の田中昭夫さんTEL(64)4036へ。
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