原因が判明したようだ。
2015年4月28日火曜日朝日新聞
22:56
海底が隆起した現場近くでは、大規模な陥没が起きていた=25日午後0時46分、北海道羅臼町、恵原弘太郎撮影
北海道の知床半島で、海岸沿いに海底が隆起し、新たな陸地になっているのが見つかった。25日に現地調査をした専門家は、陸側で地すべりが起き、海底が押し上げられて海の上まで出たとみている。
現場は知床半島南東側の羅臼町。町によると、現れた陸地は長さが300メートル、幅約40メートルで、海面からの高さが6~10メートルと推定されるという。海藻やウニなどが多数付着していた。
一方、地すべりの影響で海岸から約150メートル離れた町道が20~30メートルにわたって陥没し、斜面の上の高台にも地盤の落ち込みがあった。町は25日、災害対策本部を設置し、現場付近を立ち入り禁止にした。
現場を調べた北見工業大の山崎新太郎助教(応用地質学)は、陸側から海に向けて地すべりが起き、海底部分が押し上げられる形で盛り上がったと分析。「雪解け水が地中にしみこんで、地盤が滑りやすくなったのではないか」と指摘した。
新潟大の福岡浩教授(地すべり学)は「一般的には、崖になっている海岸では波にさらされて地盤がもろくなり、地すべりが起きることがある」と話す。
2015年4月25日21時23分
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