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森羅万象 ~ 歩く印象派

中国の旅(大連、瀋陽、撫順訪問)その6 中国水事情

2006年05月11日 12時14分06秒 | 中国の旅(大連、瀋陽、撫順)
まずは、再会を祝し、よく冷えた青島(チンタオ)ビールで乾杯!
この「よく冷えたビール」というのは、市中のお店ではほとんど
ない。(あるのは日本料理店など一部。)冷えたビールを飲む習
慣はない。(お腹を冷やすからとか。)蛇足だが冷たいビールを
注文時には「冰的啤酒!」と叫ぶ。ここで大事なことがある。運
良く冷えたビールが運ばれてきたからといって、安心してはいけ
ない。追加注文の際にももう一度「冰的啤酒!」と叫ばないと、
なまぬるいビールが平然と運ばれてきてしまうからだ。
まことに中国的というしかない。
 
水だが、生水は絶対厳禁!日本人は飲めば必ずお腹をこわすそうだ。
うがいや歯磨きにも使わないくらい注意している人もいるとKING父。
では、ここで暮らすには飲料水をどうやって確保しているのだろう?
なんと水のデリバリーサービスがあるのだ。(下の写真)
専用の給水設備に飲料水の入ったタンクを逆さにしセットする代物。
各家庭にあるそうだ。価格は18リットル入りで10元(150円)位だという。


上の写真に青と赤の2つのレバーが見えると思うが青のレバーを押す
と冷水が、赤を押すと温水がでてくるという優れものだ。

私は旅行者なので、ペットボトルのお世話になった。街の中を歩い
ている時も水の入ったペットを携行している人を沢山見かけた。

大連は都市部だけで人口200万を超える大都会だ。これだけの人口を賄
う水源はいったいどこなんだろう?半島ということで周りは海だが大きな
河川は見当たらない。離れた山間部から水を引いているのかもしれない。
翌日、旅順に向かうときに一ヶ所貯水池を見かけた。あまり大きくはなか
ったが、このような水源地が各所にあるものと思われる。ともあれ水の事
情は深刻だ。かなり昔、ロスアンゼルスを訪ねたときにあそこも「砂漠の
上に都市を作ったようなもの」(現地ガイド)で水源ははるか400キロ離
れたコロラド川から引いているとのことであった。印象深かったのはロス
市の水道局の建物が市役所などよりはるかに立派で大きくかったことだ。
水の供給が市政の第一義的課題であることがひと目でわかる。

水に限らず中国では資源の消費が急ピッチで進行している。石油や鉄鋼な
どに加え紙類や木材も不足しているという。日本の古紙市場の価格が上が
ったのは有名な話である。しかるに、効率的というかきめ細やかなリサイ
クルのシステム確立からは非常に縁遠いところにいるのが正直なところだ。
路上に大量のゴミを巻き散らし、それをわざわざ人手をかけて回収して
(分別して)いるのはその最たるものだ。
(まあ、人手はいくらでもあるからなんだろうけど)


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3 コメント

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チンタオなビール (SHOKO)
2006-05-11 18:58:49
ではありませんか!

イイですね~

日本で飲んだら特においしいとは思いませんが

中国で冷えた(でも、キンキンではナイ)青島ビールはウマイですよね。

んで、ZEROサマの言うとおり、冷えたの!

って言わないとありえないくらいぬるいビールが出てきますよね。

そしてこの水、覚えてますよ。

買い付けの時に各テナント、コレと同じモノがあって

出してくれるんですケド、どのテナントもナゼか熱い方をくれた・・・・

外がかなり暑かったから冷たい方が欲しかったのに・・・

更に、うっすいプラッチックの使い捨てコップ。

熱くて持てない(笑)

そんな感じでしたよ。
返信する
おっ? (太鼓叩き)
2006-05-12 11:35:33
おっ?

壁紙も変わりましたな~。



チンタオビール、いいな~。



大連の水、よくないのですね~?

まっ、東京の水もいただけないですが。



あっ、削除方法、ありがとうございました。

無事にできました。ありがとう。
返信する
文字が読みやすく (ZERO)
2006-05-12 13:10:23
なったと思います。(←壁紙)



青島(チンタオ)ですが、生ビールタイプ



もありました。旨かったです。



それと中国のビールは一般的にアルコール度



低めですね。3%くらいです。



日本に帰ってきて



日本のは濃くていいなあと思いました。
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