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森羅万象 ~ 歩く印象派

新閣僚、露と消える就任祝い 落胆おひざ元

2008年09月03日 19時38分36秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
2008年9月3日10時49分朝日COM

 福田改造内閣で入閣した閣僚たちも首相の辞意表明で総辞職を余儀なくされる。準備していたお祝いの場を急きょ見送るなど、大臣たちの地元もあわてた。

 今期限りでの引退を決めながらも初入閣を果たした鈴木恒夫文部科学相の横浜市の事務所によると、11月ごろに入閣祝いの場を考えていたという。しかし、「すべて見合わせることになりそうです」と事務所スタッフ(70)は肩を落とす。「就任してから、横浜に戻る暇なく朝から晩まで大臣業務に取り組んでいた。任期の残り期間も、その姿勢は変わらないと思います」

 鈴木文科相の中学時代の恩師でもある柴崎孟後援会長(81)は、「周りもずいぶん待望していた大臣だから、すごく張り切っていた。最後の任期いっぱい務めてほしかったのに、はしごをはずされたようなもので残念だ」と話している。

 林幹雄・国家公安委員長の地元、千葉県成田市の小泉一成市長は、選挙区内の首長で大臣就任のお祝いをしようと話し合っていたという。「防災担当の内閣府特命担当大臣として学校の耐震対策への助成の強化などに期待をしていた。地元に大臣がいるのは心強いと思っていたのに。急な話に驚いている」と戸惑いを見せた。

 栃木県足利市にある茂木敏充金融・行政改革担当相の事務所。10月下旬に同市内の催事場を借り上げて、後援会連合会による「大臣就任祝賀会」を計画し、すでに予約も取り付けていた。

 「このまま内閣総辞職ともなれば、せっかくの祝う会の開催はどうなるのか」。地元秘書や後援会関係者はやきもきしている。


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