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森羅万象 ~ 歩く印象派

撫順へ(その2)中国の旅(大連、瀋陽、撫順訪問)その27 

2006年07月18日 05時58分25秒 | 中国の旅(大連、瀋陽、撫順)
いきなり目の前に現れた風景にくらくらっとした。
巨大なすり鉢状に掘り下げられた露天掘りの現場は
あまりにも広過ぎるためと舞い上がる砂塵ならぬ炭塵
で底の方はかすんでいる。また幾重にもとぐろを巻く
ようにすり鉢の中をぐるりと走る線路を眺めていると
まるで精密にできた鉄道模型のジオラマみたいだ。

さらに下の部分の拡大写真。
一番深い所までは280mあるという。

炭坑の上には火力発電所。実にわかりやすい構図だ。
旧満鉄時代から引き継がれている。

驚いたことに今みている西露天鉱の東には東露天鉱
があってここよりももっと広いらしい。
人口200万人を超える一大工業都市の撫順は石炭だけでなく
石油も採掘されている。


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8 コメント

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すげえ! (RESANDO)
2006-07-18 23:57:49
ラスベガスの砂漠のどこかに、

こういう場所があって、そこから

カジノやホテルに電気を供給してる、って

聞いた事があります。



この火力発電所は炭坑の大きさに較べて

小規模ですね。

電車を動かすのに使っているんでしょうか?
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パワフル (岡花見)
2006-07-19 12:52:49
おおいう大きさって、「大陸的」って感じます。

「その1」のバスの運転手さん&車掌さんも、

いい味出してました。



土地も、ヒトも、パワフルですね。
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Unknown ( ZERO)
2006-07-19 16:51:17
>RESANDO様:圧倒的な!スケール感です。

ここでスターウォーズのロケやってもおかしくありません。

火力発電所もこのスケールだと小さく見えますが近くに行くとかなり巨大でした。



>花見様:「大陸的」まさにその表現ぴったし!です。

「人民」これこそがこの国の「資源」です。パワーの源だと思います。中華「人民」共和国、この名は伊達ではありませんでした。

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国民性 (peco)
2006-07-19 23:01:36
夫が初めて中国のひとたちと仕事をして感じたのは、

良い意味でも悪い意味でもその大らかさだったそうです。

やはり、この雄大な土地が国民性を作るのでしょうかね。
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何日くらい (NOB)
2006-07-19 23:14:06
いかれたんですか?

かなり密度が濃いのに色々なところにゆとりをもっていかれているように思えます。

それと、ZEROさんが中国に興味を持たれた理由が知りたいなあとちょっと思ってしまいました。
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国民性 (pecoさんへ  ZERO)
2006-07-20 08:45:28
それは確かにあるんでしょうね。

あとでブログに載せる予定ですが,今

読んでいる「海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会議事録」(1954年)にも引揚者達が参考人として証言していますが、中国とソ連で捕虜の扱いが大きく違うのがわかります。「罪を憎んで人を憎まず」とでもいうのでしょうか。現在の「靖国参拝」も「罪」をぶり返す日本側の「挑発」が引きがねとなっているのは間違いないと思います。
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今回の旅行は (NOBさんへ  ZERO)
2006-07-20 08:50:12
5泊6日です。

それと旅の目的というか理由みたいなものについては長くなってしまいますので(近日中に)ブログ本編でご紹介したいと思います。
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すごいなあ (賽目)
2006-07-22 13:13:26
なんだかものすごい景色ですね。中国はこうしたところも自由に旅行できるのですか?
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