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<福島第1原発>2号機建屋湿度下がらず 冷却機能稼働後も

2011年06月05日 00時42分41秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)

 

2011年6月4日 21時33分 (2011年6月4日 21時47分 更新)

無人ヘリが4月10日に撮影した福島第1原発2号機の原子炉建屋=東京電力提供

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 東京電力は4日、使用済み核燃料プールの循環型冷却システムを稼働させた福島第1原発2号機 で、原子炉建屋に作業員4人が入ったが、湿度の低下などは確認できなかったと発表した。4日午前の調査では、湿度約99%、気温約34~36度と、5月 26日調査の99.9%、32.2~36.7度から変化がなかった。

 建屋内の作業環境が改善され次第、水素爆発を防ぐための窒素注入や原子炉冷却設備の設置作業などを予定していたが、着手は遅れそうだ。東電は「建屋がほぼ密閉状態で、なかなか湿気が逃げないのではないか。換気装置を設置するか、除湿の方法を検討したい」と話している。

  また、同原発1号機では東電が4日、原子炉建屋内に原子炉圧力容器の仮設圧力計を設置した。同日正午の容器内圧力は0.1263メガパスカルで、これまで 測定されていた値の約5分の1より低く、大気圧(0.1013メガパスカル)とほぼ同程度だった。東電は「大気圧よりは高く、圧力容器が全く密閉されてい ない状態ではない」としている。

 同原発では降雨や地下水の増加で汚染水が増加傾向にあることから、東電は4日、福島第1原発から出た汚 染水を保管している集中廃棄物処理施設の貯蔵容量を拡大すると、経済産業省原子力安全・保安院に報告した。現在よりも1500立方メートル多い1万 1500立方メートルとする。

関雄輔藤野基文、中西拓司


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