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All Things Must Pass

森羅万象 ~ 歩く印象派

豪雨・突風、不安定な大気が原因 各地で数日注意必要

2008年07月28日 22時20分30秒 | カミナリ(雷)は怖~い!
2008年7月28日20時30分朝日COM

 気象庁によると、近畿地方や北陸地方で大きな被害をもたらした突風や豪雨、落雷は、7月としては強い北からの寒気が上空に流れ込む一方、下層に南から湿った空気が流れ込み、大気が非常に不安定な状態が続いているためだという。

 例年なら日本列島はこの時期、太平洋高気圧に覆われて北からの寒気が南下しにくい傾向にある。今年は太平洋高気圧の張り出しが弱いため、寒気が南下しやすく、28日は上空5千メートルで零下6度の寒気が日本の上空を覆うように広がっていたという。

 この下層にやや湿った空気が九州・沖縄地方から流れ込んで冷やされ、急激に大きな積乱雲に発達し、各地で1時間に100ミリを超す猛烈な雨や、突風、落雷などを引き起こしたという。

 7月になってこの傾向は続いているという。今後も数日間は不安定な大気の状況が続き、各地で大雨や落雷、突風が起きる可能性があるとして、気象庁は屋外活動の際には急激な天候の変化に十分注意するよう呼びかけている。

落雷事故 2件  森田さんの落雷避けコメント付き

2007年08月08日 07時00分00秒 | カミナリ(雷)は怖~い!
「道の駅」に落雷か、岡山市の男性死亡 北海道大空町
2007年08月07日21時28分朝日COM

 7日午後6時半ごろ、北海道大空町女満別昭和の「めまんべつメルヘンの丘道の駅」で、ベンチで男性がぐったりしていると、119番通報があった。網走署によると、男性は岡山市福治、商店経営の古市明男さん(59)で、病院に運ばれたが午後7時20分ごろ死亡した。首の金属製ネックレスの周辺などにやけどのあとがあることから、落雷の被害にあったとみて調べている。

 古市さんは妻(53)と北海道を旅行中で、道の駅で車を降り犬を散歩させていた途中だったとみられる。

落雷で海水浴の小3男児が重体 岩手・陸前高田
2007年08月07日21時27分朝日COM

 7日午後2時5分ごろ、岩手県陸前高田市高田町の高田松原海水浴場付近に雷が落ち、同県奥州市水沢区花園町2丁目、自営業渡辺英昭さん(40)の次男で、海水浴に来ていた小学3年の進也君(8)がやけどをするなどして意識不明の重体となった。

 進也君と一緒にいた長男で小学5年の琢巳君(10)はショック症状を起こし、祖父の熊谷寛二さん(67)も体調不良を訴えた。いずれも軽症。進也君と琢巳君は海水パンツ姿だったという。

 県警大船渡署や市などによると、7日午後1時半ごろから雷の音が聞こえてきたため、監視員が放送で海水浴客に注意を呼びかけた。雷とともに雨も降り出したので、遊泳禁止を伝える3度目の放送をしようとしたところ、落雷があったという。岩手県全域に6日午前から雷注意報が発令されていた。

 同海水浴場にはこの日、約1200人の海水浴客が訪れていた。


>追記:今朝(8月8日)のTBSラジオでお天気予報士の森田さんが落雷の危険性について間違った認識が信じられていることについて警告していた。

まずは以下の記事から
2007年07月31日朝日COM

 東東京大会の準決勝が30日、神宮球場であった。雨中の戦いになり、帝京が関東一を7―3の7回降雨コールドで破って昨年に続き決勝進出を決めた。第2試合の修徳―東京実戦は、31日午前10時からに順延された。西大会の決勝戦は予定通り同日午後1時から同球場であり、甲子園初出場を目指す八王子と、12年ぶり5回目の優勝を狙う創価が対戦する。

>この対戦では試合開始後まもなくから雷鳴が響き、審判は両軍に対し「バットを金属バットから木製のバットに変えるよう指示した」のだという。(これは高校野球規則に明記されている。)
森田さん曰く「金属から木製に変えても落雷の可能性は変わらない。」という。
金属・非金属問わず、何にでも雷は落ちるのだという。海にだって落雷はあるので遊泳中はたいへん危険だという。潜っていれば避雷しないというのもウソ。

>また雷の射程距離は半径10キロに及ぶのだそうだ。
音速は大体秒速340メートルだから、ピカッと光ってから約30秒後に雷鳴が聞こえてやっと10キロ。しかし、実際に光ってから雷鳴が聞こえる時は長くても10秒ぐらいだから、音が聞こえたらすで避雷範囲に入っているとみてほぼ間違いない。だから、「音が聞こえたら直ちに避難する。」これが落雷対策の鉄則だ。

>森田さんは帝京VS関東一戦は直ちに中止にすべきだったという。球児を落雷の危険に晒しながら試合を継続したのは間違いだったと。

さらに残念な追記
海水浴場で落雷受けた男児、病院で死亡 岩手

2007年08月08日10時19分
 岩手県陸前高田市の高田松原海水浴場で、7日に落雷を受けて重体になっていた同県奥州市水沢区花園町2丁目、自営業渡辺英昭さん(40)の次男で小学3年の進也君(8)が8日未明、病院で亡くなった。県警大船渡署によると、進也君はやけどを負うなどして、事故直後から心肺停止状態だった。

迅速な夕立の襲来。(昨日の夕方)

2007年08月06日 07時35分38秒 | カミナリ(雷)は怖~い!
図書館に本を返却に行ったその帰り道、北の方の雲行きが怪しかった。
外の気温は36度。まちがいなくあと30分以内に「来る!」と見積もった。
急いで帰宅。布団を取り込み、PCの電源もOff。

いやはや展開の速いこと!「疾きこと風の如し」で10分後にはこの状態。

20分後。このあと一閃したかと思うまもなく降りだした。

気温は36度→28度まで急降下。一気に涼しくなり、雨雲は1時間で消えた。
最近では珍しい、夏らしい夕立であった。

落雷で中3生徒6人に足のしびれ、山歩き中 佐野北中学校ハイキング

2007年06月10日 17時56分33秒 | カミナリ(雷)は怖~い!
>先日、雷は恐いという話「今も昔も雷は恐い」を書いたばかりだが、大惨事にならずによかったものの、実施した学校側の責任が問われる落雷事件が午前中に起きた。

      上:9時54分ごろの落雷状況(東京電力HPより)
>栃木県の岩舟町では、午前11時に約110ミリの記録的大雨となり、関東各地で激しい雷雨の一日であった。

2007年06月10日13時16分  朝日comより

 10日午前9時50分ごろ、栃木県佐野市と岩舟町などの境にある三(みかも)山付近で落雷があり、ハイキング中の佐野市立北中学校3年の男子生徒6人が足のしびれなどを訴えて病院に運ばれた。いずれも症状は軽く、ほかの生徒にけがはなかった。

 佐野署の調べや同校によると、このハイキングは同校の毎年恒例のイベント「三毳・唐沢縦走」で、全校生徒675人と職員42人が午前8時10分に入山した。落雷後はすぐに下山し、引率の職員が同校に連絡。同校に残っていた職員が119番通報した。

 宇都宮地方気象台によると、県内全域で8日から継続して雷注意報が出されていた。同校は「雷までは予期できなかった」と話している。

>学校側は「雷までは予期できなかった」と責任逃れの発言をしているが、3日前から関東地域には寒気が入り込んでおり「雷3日」のたとえそのまま「県内全域で8日から継続して雷注意報が出されてていた」ことを知らないはずはない。たぶん実施に当たって教職員の中でも見合わせる意見もあったかもしれない。しかしバカな管理職が何か根拠のない判断(「雷ぐらいで」の発言をする阿呆はかならずいる。)で強行したことは想像に難くない。山歩きのセオリー完全無視の愚行だ。準備の不足、判断の誤り、危機対処の甘さが厳しく問われる。新田次郎の『聖職の碑』でもよく読んで欲しい。死者が出なかったことが救いだ.

>佐野北中のHPにこの行事が誇らしげに書かれていた!
「三毳・唐沢縦走」より
「本校では、特色ある学校行事の一環として、三毳山・唐沢山の尾根の縦走を含めた学区内を歩く「三毳・唐沢縦走」(約33km)を実施しております。この行事は、ゴールを目指す過程での幾多の困難にも立ち向かっていく「がまんする気力」を養うとともに、体力の消耗やその場の状況に応じてどう決断するかなど、自らの判断力を試される体験を通して、「生きる力」を育むことを目的としております。」

>こんな偉そうなこと書いているが、正に「その場の状況に応じてどう決
断するかなど、自らの判断力を試され」たのが他ならぬ学校側だ。
「がまんする気力」とあるが雷が来ても「がまん」させる気だったのではないかと勘ぐってしまう。

 私も長い距離を歩くことは好きだが全校生徒675人と職員42人で33キロを歩き通すというのは正直言ってあまり意味があることとは思えない。日本人の悪い意味での慣行と言ったらいいのか、ある種の強制の匂いが伴っていて胡散臭い。

今も昔も雷は怖い!

2007年06月01日 17時53分21秒 | カミナリ(雷)は怖~い!
(上記写真は Record Chinaより)

5月23日、中国重慶市開県の小学校に落雷、木の枝が屋根上に張り出す避雷対策の無い校舎に落雷。窓から雷が2教室内に入り、壁に体を接して着席していた7人が死亡、44人が負傷。

この事故を受けて、雷の発生が多い山東省はこのほど、緊急に落雷対策の点検を始めた。同省の過去のデータから平均値を算出すると、年間の死傷者200人、火災発生が約10件。パソコンなど電子機器の増加で経済損失は30億円ともいわれ、見過ごすことができない数字になっている。

梅雨も目前に迫り、雷が多くなる季節。具体的対策として、家を建てる際には屋根に避雷針を設置し左右対称にアースすること、雷雲が出たら作業を中止し、鉄塔や煙突、大木の下で雨宿りしないこと、木から3m以上離れること、雷がひどいときにはシャワーや電話機などを使用しない、などを呼びかけた。

また雷に打たれた人は一時的な仮死状態に陥ることが多いので、紫斑が出ていなければ助かる可能性が高く、人工呼吸と心臓マッサージを根気よく繰り返すよう指導した。5月29日21時1分配信 Record China(翻訳・編集/WF)

>一方、日本でも昨日落雷事故があった。

頭に落雷、男性けが=自転車で帰宅途中-東京

6月1日13時1分配信 時事通信

 東京都府中市日吉町の歩道で31日午後5時半ごろ、自転車に乗って帰宅途中だった男性会社員(41)が落雷に遭った。顔や右腕にやけどなどで約2週間のけがを負ったが、命に別条はなかった。
 警視庁府中署の調べによると、落雷は男性の右側頭部から右腕を通って地面に抜けたとみられる。
 現場は東京競馬場の東門前で、男性は傘を差しておらず、眼鏡を掛けていたが、眼鏡に落雷の痕跡はなかった。
 男性は落雷の衝撃で自転車ごと転倒し、目撃した通行人が119番した。 

>雷は苦手だ。このあいだの利根川歩きでも、一番怖かったのは野田市で出会った雹と落雷だ。間一髪のところで避難できたが、危なかった。
雷はいつ落雷するのか予測は不可能。雷注意報など気象情報に気をつけ、雲行きが怪しくなったら、早めに非難するほかない。

栃木県佐野市にある光産業株式会社の高村勝弘氏によれば
「日本の雷は、20KAが50%~60%と言われており、この20KAの雷エネルギーの雷撃距離が半径60m」なのだそうだ。「今までは、雷は高い所に落ちると言う定説でしたが、昨年の7月JIS規格が改定され、雷の考え方が、国際規格となり、その主流となる設計が回転球体法なる雷撃距離にての考え方になって」「この雷撃距離は、雷のエネルギーが大きければ大きい程距離が長くなり、エネルギーが小さければ距離が短くなるの」だそうだ。

雷用語
「歩幅電圧」:両足に電気が流れ、足を開いた分だけ電圧が違うこと。
「等電位」 :両足をならべて起立した状態ならば、電位差がないためほとんど感電のしびれ等が軽減される。
「雷撃距離」:雷の落ちる範囲、落雷の射程距離のこと。回転球体法といって雷撃距離を半径とする球内に入っていれば、雷はなんにでも落ちる。 金属を外したからといってその確率が下がることはない。
日本の雷の50%~60%が20KAのエネルギーその雷撃距離が半径60m。
ただし、自分がその半球内に入ったかどうかなんてわかるのは被雷してみなければわからない。
以下の用語はまだ未調査。
「雷撃様相」
「雷撃垂直進入角」

※こんな機器も販売されている。買おうかな。
携帯型雷警報器
  「ストライクアラート」 (StrikeAlert)