やっと横浜の映画館で公開になったので、雪の予報にひるむことなく行ってきました。
時折みぞれにはなりましたが、雪にならず。ただ寒かった~。
スクリーンの中では、プロダンサーを目指して辛く苦しい練習に励む子供たちの
熱い戦いが繰り広げられ、圧倒されました。
****************************
フ ァ ー ス ト ・ ポ ジ シ ョ ン
夢に向かって踊れ!
****************************
< ストーリー >
毎年ニューヨークで開催される世界最大のバレエコンクール、ユース・アメリカ・グランプリ。
名門バレエスクールの奨学金やバレエ団の入門を目指し、9歳から19歳の若者たち5000人が
世界中から応募する登竜門。
最終選考に残った6人の子供たちを追うドキュメンタリーです。
・アラン(11歳) イタリア在住 父は米軍軍医で片道2時間かけレッスンに通う。
・ミコ(12歳) 母は日本人。IT企業の経営者の父は彼女のレッスンのため会社を移転。
バレエに打ち込むため学校へは行かず自宅学習。
・ジュールズ(10歳) ミコの弟。姉と共にレッスンに通うが、コンクール後バレエを止める。
・ジョアン(16歳) コロンビア出身。バレエの為に家族と離れアメリカに住む。
・ミケーラ (14歳) シエラレオネ出身。内戦で孤児となり4歳の時アメリカ人夫婦の養女になった。
・レベッカ(17歳) メリーランド在住の高校生。遊びで始めたバレエだがプロを目指している。
・ガヤ(11歳) イスラエル在住。アランに触発され練習に励む。
バレエで思い出すのは2000年の英国映画「リトル・ダンサー」。
14歳のジェイミー・ベルがエネルギッシュに踊る姿と家族愛のストーリーに感動しましたが、
「男ならボクシングを。バレエなんて女がするもんだ」と父親から強制され、
友人からも揶揄されるシーンがありました。
ドキュメンタリーの本作でも「学校ではからかわれるからバレエをやっていることは言わない」という
少年の発言から、世間一般の認識としてやはり華麗な衣装のバレエは女性的というイメージがあるって
ことですね。
最近ロシアのボリショイバレエ団で起きた芸術監督硫酸襲撃事件。
まるで少女漫画で読んだ筋書きそのもので、やっぱりバレエ界って恐ろしいわぁ~なんて
これまた刷り込まれたバレエのイメージに基づく反応ですね。
本作はそんなドロドロ話は全くなく、少年・少女たちがプロを目指して真摯に稽古の励む姿を
追っています。
バレエの華麗で華やかな舞台からは想像もつかない過酷なレッスン。
子供らしい遊びとは無縁のバレエ漬けの生活。
練習時間を増やすため学校にも行かず自宅学習をしている子もいます。
好きじゃないとできないなぁ。
10歳やそこらで将来の目標をこれほど明確に決め、一直線に突き進めるって…、
只々凄いなぁ~という思いと、何がそうさせるのかなぁ?という純粋な疑問。
自分の才能に早くに気付き、その才能を伸ばせる環境にあるということは非常に幸せなことですが。
家族や先生の期待を背負い、緊張の中舞台で踊るプレッシャー。
怪我をしても痛みに耐えながら年に1度の数分の舞台に全てを賭ける。
見ているこちらまでピリピリした空気が伝わってきました。
親のスタンスが洋の東西で違うんだなぁということもうかがえました。
西洋の母たちも、夜なべで衣装作りに励んだり、レッスンの送り迎えなど、バレエ中心の生活に変わりは
無いのですが、バレエそのものについてはコーチに一任し見守っているという印象をうけました。
一方、ミコとジュールズのお母さんは日本人。
一番ステージママ色が強く、コーチからも口を出すなとたしなめられるほど。
姉のミコは自らの意志でバレエの道を進んでいるけれど、弟のジュールズは姉に付いてやってみたら
結構できるので通っているという感じで、バレエ以外のことにも興味津々。
コーチも彼の子供らしい姿を認め、そんな姿を楽しんでいる感じ。
彼がバレエを止めると言った時のお母さんの狼狽えぶりと、立ち直りの速さと方向転換には
驚きました。やはり教育熱心なアジアの母は「タイガーママ」ですねぇ。
そんな母のプレッシャーに動じることなく笑っているジュールズはなかなかの大物です。
本作に登場する子供たちは、みな才能にあふれ、バレエが好きな子供たち。
放っておいても上手くなりたいと自ら厳しいレッスンを求める子供たちです。
「才能+好きであること」その上にたゆまぬ努力。
それでもユース・アメリカ・グランプリで受賞することは難しい。世界の層の厚さを感じました。
そんな中、昨年ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝したのは神奈川県の高校生、菅井円加さん
最近は各国から集まるコンクールで多くの日本人が決勝に残り入賞を果たしているそうで、
今年も石川県の男子高校生山本雅也さんが3位入賞です
スゴイね~!
厳しい練習とプレッシャーはバレエに限らず、
スポーツや音楽に勉学、何かを身に付ける過程には欠かせないもの。
性格も才能も、環境も個性も、一人一人違う子供たちの能力を伸ばすには、どうすればいいのでしょう?
まずは、好きなことから…かな?
時折みぞれにはなりましたが、雪にならず。ただ寒かった~。
スクリーンの中では、プロダンサーを目指して辛く苦しい練習に励む子供たちの
熱い戦いが繰り広げられ、圧倒されました。
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フ ァ ー ス ト ・ ポ ジ シ ョ ン
夢に向かって踊れ!
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< ストーリー >
毎年ニューヨークで開催される世界最大のバレエコンクール、ユース・アメリカ・グランプリ。
名門バレエスクールの奨学金やバレエ団の入門を目指し、9歳から19歳の若者たち5000人が
世界中から応募する登竜門。
最終選考に残った6人の子供たちを追うドキュメンタリーです。
・アラン(11歳) イタリア在住 父は米軍軍医で片道2時間かけレッスンに通う。
・ミコ(12歳) 母は日本人。IT企業の経営者の父は彼女のレッスンのため会社を移転。
バレエに打ち込むため学校へは行かず自宅学習。
・ジュールズ(10歳) ミコの弟。姉と共にレッスンに通うが、コンクール後バレエを止める。
・ジョアン(16歳) コロンビア出身。バレエの為に家族と離れアメリカに住む。
・ミケーラ (14歳) シエラレオネ出身。内戦で孤児となり4歳の時アメリカ人夫婦の養女になった。
・レベッカ(17歳) メリーランド在住の高校生。遊びで始めたバレエだがプロを目指している。
・ガヤ(11歳) イスラエル在住。アランに触発され練習に励む。
バレエで思い出すのは2000年の英国映画「リトル・ダンサー」。
14歳のジェイミー・ベルがエネルギッシュに踊る姿と家族愛のストーリーに感動しましたが、
「男ならボクシングを。バレエなんて女がするもんだ」と父親から強制され、
友人からも揶揄されるシーンがありました。
ドキュメンタリーの本作でも「学校ではからかわれるからバレエをやっていることは言わない」という
少年の発言から、世間一般の認識としてやはり華麗な衣装のバレエは女性的というイメージがあるって
ことですね。
最近ロシアのボリショイバレエ団で起きた芸術監督硫酸襲撃事件。
まるで少女漫画で読んだ筋書きそのもので、やっぱりバレエ界って恐ろしいわぁ~なんて
これまた刷り込まれたバレエのイメージに基づく反応ですね。
本作はそんなドロドロ話は全くなく、少年・少女たちがプロを目指して真摯に稽古の励む姿を
追っています。
バレエの華麗で華やかな舞台からは想像もつかない過酷なレッスン。
子供らしい遊びとは無縁のバレエ漬けの生活。
練習時間を増やすため学校にも行かず自宅学習をしている子もいます。
好きじゃないとできないなぁ。
10歳やそこらで将来の目標をこれほど明確に決め、一直線に突き進めるって…、
只々凄いなぁ~という思いと、何がそうさせるのかなぁ?という純粋な疑問。
自分の才能に早くに気付き、その才能を伸ばせる環境にあるということは非常に幸せなことですが。
家族や先生の期待を背負い、緊張の中舞台で踊るプレッシャー。
怪我をしても痛みに耐えながら年に1度の数分の舞台に全てを賭ける。
見ているこちらまでピリピリした空気が伝わってきました。
親のスタンスが洋の東西で違うんだなぁということもうかがえました。
西洋の母たちも、夜なべで衣装作りに励んだり、レッスンの送り迎えなど、バレエ中心の生活に変わりは
無いのですが、バレエそのものについてはコーチに一任し見守っているという印象をうけました。
一方、ミコとジュールズのお母さんは日本人。
一番ステージママ色が強く、コーチからも口を出すなとたしなめられるほど。
姉のミコは自らの意志でバレエの道を進んでいるけれど、弟のジュールズは姉に付いてやってみたら
結構できるので通っているという感じで、バレエ以外のことにも興味津々。
コーチも彼の子供らしい姿を認め、そんな姿を楽しんでいる感じ。
彼がバレエを止めると言った時のお母さんの狼狽えぶりと、立ち直りの速さと方向転換には
驚きました。やはり教育熱心なアジアの母は「タイガーママ」ですねぇ。
そんな母のプレッシャーに動じることなく笑っているジュールズはなかなかの大物です。
本作に登場する子供たちは、みな才能にあふれ、バレエが好きな子供たち。
放っておいても上手くなりたいと自ら厳しいレッスンを求める子供たちです。
「才能+好きであること」その上にたゆまぬ努力。
それでもユース・アメリカ・グランプリで受賞することは難しい。世界の層の厚さを感じました。
そんな中、昨年ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝したのは神奈川県の高校生、菅井円加さん
最近は各国から集まるコンクールで多くの日本人が決勝に残り入賞を果たしているそうで、
今年も石川県の男子高校生山本雅也さんが3位入賞です
スゴイね~!
厳しい練習とプレッシャーはバレエに限らず、
スポーツや音楽に勉学、何かを身に付ける過程には欠かせないもの。
性格も才能も、環境も個性も、一人一人違う子供たちの能力を伸ばすには、どうすればいいのでしょう?
まずは、好きなことから…かな?