
ここ数日、年末の片付けや掃除、新年を迎える準備などに追われ、なんとなく気忙しく
落ち着かない毎日を送っています。
あぁ~ごみを出し忘れたーーー
年越しゴミ
もう肩は凝るし、腕は筋肉痛ですわ
そんな合間を縫って、見てきました「レ・ミゼラブル」。
子供の頃に読んだ児童向け「ああ無常」と「厳窟王」がごっちゃになって…
「ああ無情」がヴィクトル・ユーゴ―原作の「レ・ミゼラブル」。
「厳窟王」がアレクサンドル・デュマ・ペール原作の「モンテ・クリスト伯」だったんですね。
なんで混乱したのかしらと、今になって改めて調べてみると、
パン一切れとはいえ、盗みをはたらき服役、神父の優しさに触れ改心し真っ当な道を歩み富を得て、
孤児となったコゼットを無償の愛で育てるジャン・ヴァルジャンと、
無実の罪で服役し神父の助けを得て脱獄、巨万の富を得て復讐に燃えるエドモン・ダンテスこと
モンテ・クリスト伯爵。
どちらも19世紀フランスが舞台、監獄で十数年過ごしたのち脱獄、その後富を手にし…ってあたり
やっぱり似てる~。
そして「ああ無常」と「厳窟王」というタイトルが、インパクトはあるのだけれど、
子供にはなんだかよくわからなかったというところも共通点があったのかもしれません。
フランス語はわからないので「Les Misérables」と言われても特段何も感じませんが、
「miserable」と英語になると「悲惨、あわれな」や「不幸な人、落ちぶれた人」という意味。
フランス語、英語、日本語と随分雰囲気が変わりますね。
「ああ無情」という訳は詩的でうまいなぁ~。
***************************
レ ・ ミ ゼ ラ ブ ル
Les Mierables
***************************
< ストーリー >
19世紀のフランス。ジャン・バルジャンはパン一切れ盗んだ罪で19年間投獄された後仮釈放される。
しかし前科者には仕事もなく倒れていたところを助けてくれた教会の銀食器を盗み捕まってしまう。
ところが、かばってくれた上、燭台までくれた司教の慈悲に触れ、改心し生まれ変わろうと決意する。
マドレーヌと名前を変え、事業で成功し市長にまで上り詰める。だが警官ジャベールは執拗に彼を
追いかけてくる。そんな中、娼婦に身を落とし窮地に陥ったファンテーヌに再会し、死の間際に
幼い娘コゼットを託される。ジャベールの追跡をかわし、コゼットに父親として愛を注ぎ、
美しい娘に育てあげる。だが、パリの下町で革命を志す学生たちが蜂起する事件が勃発。
学生の一人と恋に落ちたコゼット共々、激動の時代の波に呑まれていく。
ミュージカル「レ・ミゼラブル」って1985年から世界各国で上演されるロングランなんですね。
映画を見て、舞台も見てみたいなぁっと思いました。

ヒュー・ジャックマン ラッセル・クロウ
主演のヒュー・ジャックマンはマッチョでハンサム、アクションをこなし、
ブロードウェイの舞台に立って、トニー賞の司会で歌って踊って足揚げて、
それに来日時のインタビュー映像なんて見るととってもいい人じゃな~い。
一体何拍子揃ってんねん?!
まぁ、ヒューがミュージカルバッチリ
なのはわかっているとして、
他の出演者も歌が上手いのには驚かされます。
昔はオードリー・ヘップバーンもナタリー・ウッドも口パクで別人が歌うのが普通でしたが、
最近はウィザースプーンも、メリル・ストリープも皆さん自分で歌ってらして、
本作ではとうとうラッセル・クロウまで
それもリアリティーを追求するため全編ライブで録音撮影ですって
司教の慈悲に触れ、改心し善行を積むバルジャン。
彼に間違われ逮捕された男を助けるか、自分の身を守るかで葛藤し、築き上げた地位を捨て
自分こそがバルジャンであると名乗り出る。
クロウ演じる警官ジャベール。
職務に忠実に、執拗にバルジャンを追い詰めるが、彼に命を救われたことで
自らの信念・正義が揺らぎ葛藤する。
この二人の葛藤が本作の見どころですが・・・コゼットの恋人マリウス。
自由を求める民衆を率いて蜂起する学生の一人として篤く語りあい、
恋より革命を選ぶのか?
この民衆蜂起って成功するの?
あぁコゼットの恋の行方は?と身を乗り出したのですが・・・あれ?
いくら意識が無かったからといって、仲間の学生がみんな亡くなったというのに
裕福な祖父のもとに帰りコゼットと豪華な結婚式って、
マリウス、君に葛藤はないんかい? ってところでちょっと引いてしまいました。
デュマの原作はどうなっているんでしょう?

コゼットとマリウス バリケードの上で蜂起する学生たち

アン・ハサウェイも美声です。髪もバッサリ、アカデミー賞ノミネートなるか?
幼いコゼットをこき使う調子のいい宿屋の夫婦役に
ヘレナ・ボナム・カーターとサーシャ・バロン・コーエン。
このお二人はインパクトありますね。 「スイニ―・トッド」を思い出しました。
本作は158分の大作です。
この長さを感じさせないほど、次から次へと難題が降りかかり葛藤の中力強く生き抜くバルジャン。
見応えありました~
隣に座った20代とおぼしき女性が、ほぼ2時間ずっと横で泣いておられました。
掃除の合間、ふと気が付くと頭の中であの民衆蜂起の歌が流れてます
タタ、タタタタタ~ン タララ タラタラターン

***** 見た 映画 *****
12月26日 「レ・ミゼラブル」 @109シネマズ横浜MM
「二つの祖国で 日系陸軍情報部 MIS」 @横浜ニューテアトル
落ち着かない毎日を送っています。
あぁ~ごみを出し忘れたーーー


もう肩は凝るし、腕は筋肉痛ですわ

そんな合間を縫って、見てきました「レ・ミゼラブル」。
子供の頃に読んだ児童向け「ああ無常」と「厳窟王」がごっちゃになって…

「ああ無情」がヴィクトル・ユーゴ―原作の「レ・ミゼラブル」。
「厳窟王」がアレクサンドル・デュマ・ペール原作の「モンテ・クリスト伯」だったんですね。
なんで混乱したのかしらと、今になって改めて調べてみると、
パン一切れとはいえ、盗みをはたらき服役、神父の優しさに触れ改心し真っ当な道を歩み富を得て、
孤児となったコゼットを無償の愛で育てるジャン・ヴァルジャンと、
無実の罪で服役し神父の助けを得て脱獄、巨万の富を得て復讐に燃えるエドモン・ダンテスこと
モンテ・クリスト伯爵。
どちらも19世紀フランスが舞台、監獄で十数年過ごしたのち脱獄、その後富を手にし…ってあたり
やっぱり似てる~。
そして「ああ無常」と「厳窟王」というタイトルが、インパクトはあるのだけれど、
子供にはなんだかよくわからなかったというところも共通点があったのかもしれません。
フランス語はわからないので「Les Misérables」と言われても特段何も感じませんが、
「miserable」と英語になると「悲惨、あわれな」や「不幸な人、落ちぶれた人」という意味。
フランス語、英語、日本語と随分雰囲気が変わりますね。
「ああ無情」という訳は詩的でうまいなぁ~。
***************************
レ ・ ミ ゼ ラ ブ ル
Les Mierables
***************************
< ストーリー >
19世紀のフランス。ジャン・バルジャンはパン一切れ盗んだ罪で19年間投獄された後仮釈放される。
しかし前科者には仕事もなく倒れていたところを助けてくれた教会の銀食器を盗み捕まってしまう。
ところが、かばってくれた上、燭台までくれた司教の慈悲に触れ、改心し生まれ変わろうと決意する。
マドレーヌと名前を変え、事業で成功し市長にまで上り詰める。だが警官ジャベールは執拗に彼を
追いかけてくる。そんな中、娼婦に身を落とし窮地に陥ったファンテーヌに再会し、死の間際に
幼い娘コゼットを託される。ジャベールの追跡をかわし、コゼットに父親として愛を注ぎ、
美しい娘に育てあげる。だが、パリの下町で革命を志す学生たちが蜂起する事件が勃発。
学生の一人と恋に落ちたコゼット共々、激動の時代の波に呑まれていく。
ミュージカル「レ・ミゼラブル」って1985年から世界各国で上演されるロングランなんですね。
映画を見て、舞台も見てみたいなぁっと思いました。


ヒュー・ジャックマン ラッセル・クロウ
主演のヒュー・ジャックマンはマッチョでハンサム、アクションをこなし、
ブロードウェイの舞台に立って、トニー賞の司会で歌って踊って足揚げて、
それに来日時のインタビュー映像なんて見るととってもいい人じゃな~い。
一体何拍子揃ってんねん?!
まぁ、ヒューがミュージカルバッチリ

他の出演者も歌が上手いのには驚かされます。
昔はオードリー・ヘップバーンもナタリー・ウッドも口パクで別人が歌うのが普通でしたが、
最近はウィザースプーンも、メリル・ストリープも皆さん自分で歌ってらして、
本作ではとうとうラッセル・クロウまで

それもリアリティーを追求するため全編ライブで録音撮影ですって

司教の慈悲に触れ、改心し善行を積むバルジャン。
彼に間違われ逮捕された男を助けるか、自分の身を守るかで葛藤し、築き上げた地位を捨て
自分こそがバルジャンであると名乗り出る。
クロウ演じる警官ジャベール。
職務に忠実に、執拗にバルジャンを追い詰めるが、彼に命を救われたことで
自らの信念・正義が揺らぎ葛藤する。
この二人の葛藤が本作の見どころですが・・・コゼットの恋人マリウス。
自由を求める民衆を率いて蜂起する学生の一人として篤く語りあい、
恋より革命を選ぶのか?
この民衆蜂起って成功するの?
あぁコゼットの恋の行方は?と身を乗り出したのですが・・・あれ?
いくら意識が無かったからといって、仲間の学生がみんな亡くなったというのに
裕福な祖父のもとに帰りコゼットと豪華な結婚式って、
マリウス、君に葛藤はないんかい? ってところでちょっと引いてしまいました。
デュマの原作はどうなっているんでしょう?


コゼットとマリウス バリケードの上で蜂起する学生たち


アン・ハサウェイも美声です。髪もバッサリ、アカデミー賞ノミネートなるか?
幼いコゼットをこき使う調子のいい宿屋の夫婦役に
ヘレナ・ボナム・カーターとサーシャ・バロン・コーエン。
このお二人はインパクトありますね。 「スイニ―・トッド」を思い出しました。
本作は158分の大作です。
この長さを感じさせないほど、次から次へと難題が降りかかり葛藤の中力強く生き抜くバルジャン。
見応えありました~

隣に座った20代とおぼしき女性が、ほぼ2時間ずっと横で泣いておられました。
掃除の合間、ふと気が付くと頭の中であの民衆蜂起の歌が流れてます




***** 見た 映画 *****
12月26日 「レ・ミゼラブル」 @109シネマズ横浜MM
「二つの祖国で 日系陸軍情報部 MIS」 @横浜ニューテアトル
リーアム・ニーソン主演の『レ・ミゼラブル』(1998年 アメリカ)は観ましたが、このミュージカル版は新年明けに予定しています。
小学生の頃は、「ああ無常」を読む学友がいました。iinaは読んでませんが、ジャン・バルジャンの名は知ってました。
今宵は年越しソバですが、年越しゴミとは「ああ無常」。
「レ・ミゼラブル」を、拙ブログにこんな風に扱っていました。↓
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/545a7b00a419c0c5a34978337c6660b4
>毛布かタオルに埋もれているのですよね?まさか泡じゃないですよね?
アワててブログにアップしたので気づかなかったですが、指摘されて見直すと、白い毛布にくるんだようでもありますね。
来年もどうぞよろしくお願いします。
「レ・ミゼラブル」感激しました。
長編小説をミュージカル化しているので、ちょっと強引な展開もありますが
それが不自然に感じられないのは歌の魔法なのかもしれませんね。
皆さん歌が、そして表現力がすばらしかったですね。
コゼットに一目惚れした途端に革命より恋。
彼女が遠くに行くと知るとじゃあ、革命。
>裕福な祖父のもとに帰りコゼットと豪華な結婚式って、
>マリウス、君に葛藤はないんかい?
マリウスにとって民衆蜂起って一種のブームだったのでしょうか。
バルジャンもこんな奴に大事なコゼットを任せていいのかしら?と
違う心配をしてしまいました。
私は子ども向けに書かれた「ああ無情」しか読んだことがなく、
また舞台も見ていないのですが、
本当、原作ではどうなっているのでしょうねぇ。
ただ長尺が気にならないくらい、物語と歌声に惹きつけられました。
最近の鼻歌はいつも♪タタ、タタタタタ~ン タララ タラタラターン♪です o(*^ー ^*)o
2012年も残り僅か、良いお年をお迎えくださいませ。
リーアム・ニーソン主演の『レ・ミゼラブル』(1998年 アメリカ)…これ、知りませんでした。DVD探して見てみます。
iinaさんの「レ・ミゼラブル」は「不条理」繋がりでしたか。世の中「不条理」なことが多すぎますよね。
ゴミを抱えて年を越します。5日の初回収日、寝坊しないように頑張りますわ。
*で、あの猫ちゃんは結局何にくるまれているのですか?
あ~、疑問を抱えたまま年越しだー!
来年(あと12分だわ)も、どうぞよろしくお付き合いくださいませ。
子供の頃、児童版を読んだだけで、舞台も見ていないので、ハラハラしながら最後まで惹きつけられました。
皆さんの歌の上手さに圧倒されました。
あっ、いま年が明けました。
明けましておめでとうございます。
sannkenekoさんも、マリウスの変わり身の早さに驚かれましたか?どなたもこの件には触れておられないので、そこにこだわっているのは私だけ?とちょっと気になってしまいました。
原作チェ~ック、してみます。
そうそう、それ以外は素晴らしい歌声と時代の転換という歴史の流れに引き込まれ、2時間越えは全く気になりませんでした。
「民衆の歌」は頭に残りますね。掃除・片付けの間中口ずさんで、立ち上げってました。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
良いお年を!
今年も宜しくお願いします。
良い映画でしたね~「民衆の歌」は今でも口ずさみます(笑)
ヘレナとサシャじゃ、やっぱりトッドさん思い出しますよね(苦笑)
「民衆の歌」ってかなり残りますねぇ。
年末年始、気が付いたらこの歌です。
ヘレナとサシャ、強烈な個性のお二人、インパクトありますね。
今年もよろしくお願いします。
年末にご覧になったんですねー。
そうですか、こちら全部歌をライブで撮ったんですね。
登場人物の心情を見事に歌が表現していたのは、そういうこだわりがあったからでしょうか。
それにしても皆さん演技も歌も上手で!
全編歌だというのに驚きましたが、かえってその方が作品に入り込みやすかったかもしれません。
ヘレナ・ボナム=カーターは僕も「スウィーニー・トッド」を思い出しました。
こういう役はお手の物ですよね。
こちらこそ今年もよろしくお願いします。
本当に皆さん演技のみならず歌もお上手で驚きました。
「歌は想いをのせる内面の声」というはらやんさんのコメントに、言葉にならない思いがあふれ出るものなんだなぁと感じました。
ヘレナ・ボナム=カーターはこういう役が多くなりましたね。このままだとジョニー・デップ同様、普通の役が出来なくなっちゃうんじゃないかと心配しちゃいます