平日、17時からの映画館って閑散としています。
「団塊ボーイズ」を一緒に見たのは、たったの10人。
映画館には催行最低人数はないから、たった一人でも上映してくれるんですよね?
お気に入りだった「藤沢オデヲン」は昨年3月末、惜しまれつつとうとう閉館になってしまいました。
オデヲンという名にふさわしく、レトロで落ち着いた雰囲気。
いつでも使える6回分で1枚おまけの回数券の残りを払い戻しに行った時、
ブースの中にいた二人の職員の方々がすっくと立ち上がり、
「長らくの御愛顧ありがとうございました」と深々と頭を下さって、
「こちらこそ、残念です」と恐縮してしまいました。
東京のミニシアター系の映画を上映してくれる頼もしい映画館だったのに、残念です。
昨年、前を通ったら選挙事務所?になっていました
川崎は大丈夫でしょうが、利用者の協力が必要ですねえ~。
「コンセッション」(売店ね)でコーヒー買って、
超・超微力ながら映画館を応援するぞー(微力すぎるって?)
*********************
団塊ボーイズ WILD HOGS
*********************
主役の4人は、一人でも主役をはれる方ばかり。
いわずと知れたジョン・トラボルタ。
ウッディ:モデルを妻に、誰もがうらやむ実業家かと思いきや、
妻に一方的に離婚を言い渡され自己破産で家も失った。
落ち葉拾いのバイトにきた小学生にも、おとな気ない喧嘩をする始末。
失うものはもう何もない状態。
コメディーもアクションもこなす、
ナインティーナインの岡村さんに雰囲気が似ているマーティン・ローレンス。
ボビー:夢は小説家の下水配管工。妻や娘、義母に甲斐性がないとがみがみ言われる日々。
サンタクロース役が多いティム・アレン。
ダグ :只今メタボでダイエット中、一人サラダしか食べさせてもらえない、ごく普通の歯科医。
何となく記憶に残る名脇役のウイリアム・H.メイシー。
ダドリー:未だ恋愛に縁がなく、出会いを夢見るドジなパソコンおたく。
バイクの運転もへたっぴーで、あちこちで笑いを誘います。
シンシナティーに住む中年4人組。
ダグの奥さんが手作りしてくれた「ワイルド・ホッグス」というチーム名ロゴを背につけた革ジャンで、
休日に近場をツーリング。
原題はこのチーム名「WILD HOGS」、野生のブタ、つまり猪。
それだけだと「何のこっちゃ?」ですが、この原題には深~い意味があるのを発見。
「go hog wild」で「普段やらないような胸の高鳴るようなことを、突然行なう」、
「go whole hog」には「とことんまでやる」、
hogそのものにも、(大型)オートバイ、特にハーレー・ダビッドソンを意味すると、
辞書にもあるじゃあ、あ~りませんか。
私にはわかりませんが、4人ともハーレーに乗ってんのね。
な~んてこの映画にピッタリの題名ざんしょ座布団4,5枚いっちゃいましょう。
日本語の題名「団塊ボーイズ」も「少年の心を忘れていない中年のおっちゃん達」という想像はつきますが、ストーリーの展開までは思い至らないですよね。
げに、タイトルは難しい~。
タイトル次第で観客動員数って、絶対影響ありますよね。
日々の生活にそれほど大きな不満はないが、
これでいいのかな~とストレスがたまる毎日を送っている3人が、
失うものなんてもう何~んにもない、ウッディー(トラボルタ)にそそのかされて
ボビーなんて奥さんに嘘までついて、
週末にちまちま近所を走ってライダーを気取りストレスを解消するのではなく、本格ツーリングを開始。
ケータイを投げ捨て(ここでもダドリーが笑わせてくれます)、
家族や日常から離れ、「ルールなし・計画なし」で一路西海岸を目指します。
気持ちは若いが、肉体的な衰えはどうしようもない。
開放感を味わいながらも、なかなか常識的な行動を捨てられない。
一歩一歩小さなことから変えながらトラブル続きの旅は続く~。
本物強面の無法者ライダーグループ(いわゆる族?ってやつですか)の溜り場に、
そうとは知らず入ったことで、とんでもないトラブルに巻き込まれることになる。
原因を作ったのは、これまたウッディー。
自分がしでかしたとんでもないことを、仲間に言い出せず、
カッコをつけて窮地に追い込まれるトラボルタが子供みたいでキュートです。
族といってもオッチャンばっかり。ハーレーは高価で若者が手を出せるもんじゃあないらしい。
リーダーを演じるのはレイ・リオッタ。
「フィールド・オブ・ドリームス」や「ドグ・ソルジャー」の頃は良い役をやっていたのに、
いつの頃からかず~っと切れキャラばかり。
ダドリーの恋愛話(紅一点はマリサ・トメイ)もからめて、族グループと対決!するしか道はなく、
破れかぶれの4人。
もちろん自信を取り戻し、ハッピーエンディングになるのはアメリカ映画のお約束
ここでびっくりする人が登場!ピー*ー・フ**ダです。
わぉ!「*ー*ー・ライダー」だ~。わかりますよね。
なんとシャレのきいたカメオ出演!サングラスをかけているのであれれ?だよね?って感じで、
エンドロールでしっかり確認。にくいな~。
間違いなくある年齢以上(何歳?)の大人の男性が元気を取り戻す映画ですよ。
場合によったらバイクを始めてしまうかも?
私も十分楽しませてもらいました。
ここでちょっと、昔みた「シティー・スリッカーズ」を思い出しました。
ビリー・クリスタル扮する主人公が、幼馴染二人と休暇でカウボーイになって牛を追うお話。
最初はふざけたおっちゃんの話かと気乗りがしなかったけれど、途中からぐいぐい引き込まれ感動、
見てよかった~と思った映画です。
こちらも、懐かしのジャック・パランスが牧童役でスパイス効かせてましたね。
それにしても、アメリカでは大ヒットしたらしいし、
TVでコマーシャルまでしていたのに、何でこんなに上映館が少ないんでしょう?
若者には受けないという判断でしょうか。
トラボルタも出ているし、もうちょっと拡大上映してもいいんじゃな~い?
おじ様4人は、真面目にやればやるほど可笑しく、キュートでした。
中年よ、夢を抱け!ってか。
何でおっちゃんばっかりなのよ。 中年のおばちゃん応援青春映画はないんかい?
******* 今週 見た 映画 *******
2月24日 「ガスパール 君と過ごした季節」 DVD フランス映画
2月25日 「はさみを持って突っ走る」 DVD
2月26日 「団塊ボーイズ」
「団塊ボーイズ」を一緒に見たのは、たったの10人。
映画館には催行最低人数はないから、たった一人でも上映してくれるんですよね?
お気に入りだった「藤沢オデヲン」は昨年3月末、惜しまれつつとうとう閉館になってしまいました。
オデヲンという名にふさわしく、レトロで落ち着いた雰囲気。
いつでも使える6回分で1枚おまけの回数券の残りを払い戻しに行った時、
ブースの中にいた二人の職員の方々がすっくと立ち上がり、
「長らくの御愛顧ありがとうございました」と深々と頭を下さって、
「こちらこそ、残念です」と恐縮してしまいました。
東京のミニシアター系の映画を上映してくれる頼もしい映画館だったのに、残念です。
昨年、前を通ったら選挙事務所?になっていました
川崎は大丈夫でしょうが、利用者の協力が必要ですねえ~。
「コンセッション」(売店ね)でコーヒー買って、
超・超微力ながら映画館を応援するぞー(微力すぎるって?)
*********************
団塊ボーイズ WILD HOGS
*********************
主役の4人は、一人でも主役をはれる方ばかり。
いわずと知れたジョン・トラボルタ。
ウッディ:モデルを妻に、誰もがうらやむ実業家かと思いきや、
妻に一方的に離婚を言い渡され自己破産で家も失った。
落ち葉拾いのバイトにきた小学生にも、おとな気ない喧嘩をする始末。
失うものはもう何もない状態。
コメディーもアクションもこなす、
ナインティーナインの岡村さんに雰囲気が似ているマーティン・ローレンス。
ボビー:夢は小説家の下水配管工。妻や娘、義母に甲斐性がないとがみがみ言われる日々。
サンタクロース役が多いティム・アレン。
ダグ :只今メタボでダイエット中、一人サラダしか食べさせてもらえない、ごく普通の歯科医。
何となく記憶に残る名脇役のウイリアム・H.メイシー。
ダドリー:未だ恋愛に縁がなく、出会いを夢見るドジなパソコンおたく。
バイクの運転もへたっぴーで、あちこちで笑いを誘います。
シンシナティーに住む中年4人組。
ダグの奥さんが手作りしてくれた「ワイルド・ホッグス」というチーム名ロゴを背につけた革ジャンで、
休日に近場をツーリング。
原題はこのチーム名「WILD HOGS」、野生のブタ、つまり猪。
それだけだと「何のこっちゃ?」ですが、この原題には深~い意味があるのを発見。
「go hog wild」で「普段やらないような胸の高鳴るようなことを、突然行なう」、
「go whole hog」には「とことんまでやる」、
hogそのものにも、(大型)オートバイ、特にハーレー・ダビッドソンを意味すると、
辞書にもあるじゃあ、あ~りませんか。
私にはわかりませんが、4人ともハーレーに乗ってんのね。
な~んてこの映画にピッタリの題名ざんしょ座布団4,5枚いっちゃいましょう。
日本語の題名「団塊ボーイズ」も「少年の心を忘れていない中年のおっちゃん達」という想像はつきますが、ストーリーの展開までは思い至らないですよね。
げに、タイトルは難しい~。
タイトル次第で観客動員数って、絶対影響ありますよね。
日々の生活にそれほど大きな不満はないが、
これでいいのかな~とストレスがたまる毎日を送っている3人が、
失うものなんてもう何~んにもない、ウッディー(トラボルタ)にそそのかされて
ボビーなんて奥さんに嘘までついて、
週末にちまちま近所を走ってライダーを気取りストレスを解消するのではなく、本格ツーリングを開始。
ケータイを投げ捨て(ここでもダドリーが笑わせてくれます)、
家族や日常から離れ、「ルールなし・計画なし」で一路西海岸を目指します。
気持ちは若いが、肉体的な衰えはどうしようもない。
開放感を味わいながらも、なかなか常識的な行動を捨てられない。
一歩一歩小さなことから変えながらトラブル続きの旅は続く~。
本物強面の無法者ライダーグループ(いわゆる族?ってやつですか)の溜り場に、
そうとは知らず入ったことで、とんでもないトラブルに巻き込まれることになる。
原因を作ったのは、これまたウッディー。
自分がしでかしたとんでもないことを、仲間に言い出せず、
カッコをつけて窮地に追い込まれるトラボルタが子供みたいでキュートです。
族といってもオッチャンばっかり。ハーレーは高価で若者が手を出せるもんじゃあないらしい。
リーダーを演じるのはレイ・リオッタ。
「フィールド・オブ・ドリームス」や「ドグ・ソルジャー」の頃は良い役をやっていたのに、
いつの頃からかず~っと切れキャラばかり。
ダドリーの恋愛話(紅一点はマリサ・トメイ)もからめて、族グループと対決!するしか道はなく、
破れかぶれの4人。
もちろん自信を取り戻し、ハッピーエンディングになるのはアメリカ映画のお約束
ここでびっくりする人が登場!ピー*ー・フ**ダです。
わぉ!「*ー*ー・ライダー」だ~。わかりますよね。
なんとシャレのきいたカメオ出演!サングラスをかけているのであれれ?だよね?って感じで、
エンドロールでしっかり確認。にくいな~。
間違いなくある年齢以上(何歳?)の大人の男性が元気を取り戻す映画ですよ。
場合によったらバイクを始めてしまうかも?
私も十分楽しませてもらいました。
ここでちょっと、昔みた「シティー・スリッカーズ」を思い出しました。
ビリー・クリスタル扮する主人公が、幼馴染二人と休暇でカウボーイになって牛を追うお話。
最初はふざけたおっちゃんの話かと気乗りがしなかったけれど、途中からぐいぐい引き込まれ感動、
見てよかった~と思った映画です。
こちらも、懐かしのジャック・パランスが牧童役でスパイス効かせてましたね。
それにしても、アメリカでは大ヒットしたらしいし、
TVでコマーシャルまでしていたのに、何でこんなに上映館が少ないんでしょう?
若者には受けないという判断でしょうか。
トラボルタも出ているし、もうちょっと拡大上映してもいいんじゃな~い?
おじ様4人は、真面目にやればやるほど可笑しく、キュートでした。
中年よ、夢を抱け!ってか。
何でおっちゃんばっかりなのよ。 中年のおばちゃん応援青春映画はないんかい?
******* 今週 見た 映画 *******
2月24日 「ガスパール 君と過ごした季節」 DVD フランス映画
2月25日 「はさみを持って突っ走る」 DVD
2月26日 「団塊ボーイズ」
私からのTBが不調のため、コメントにて失礼いたします。
青春映画でしたよね!
上映館が少ないのが残念なんですが、
中年は勿論、コメディなので若い人も楽しめる映画だなと
思いました。
DVDではまずWILD HOGSがきて、サブタイトルという
感じで団塊ボーイズがきてました(^^ゞ
ryokoさんが記事に書いて下さってるような、さまざまな語呂合わせというか、いろいろな意味を含んだ
WILD HOGSに敬意を表したのかな?なんて思ったり(^ー^* )
そうそう、ピー*ー・フ**ダの出演は、にくいね~!と言いたくなるような、なんとも良い所に
出てきたなぁ、と^^あの腕時計いらない云々の
台詞もきゃぁ~♪いいわ~~~でした(笑)
そういえば中年のおばちゃんの応援青春映画は
ないですね~(^^;;)
そんなの作らなくても、おばちゃんたちのパワーは
世界中どこでもすごいから?なんて思われてるのかな?(笑)
TB&コメント、どうもありがとうございました~♪
トラボルタはじめ、中年のおっちゃんが子供みたいにかわいかったですね~。
結構ドジなんだも~ん。
中年のおばちゃんだとかわいくないのかも・・・
かわいいばあちゃん目指します。
なるほどー、原題の「Wild Hogs」にはいろいろな意味があったんですねー。
>「普段やらないような胸の高鳴るようなことを、突然行なう」
ときどき衝動的に新しいことはじめてしまうことありますよね。
このままじゃいけない!みたいな感じで。
主人公たち4人のような気持ちもなんだか最近わかります。
でも日本語にするのは難しいですねぇ~。
私も時々そういう衝動に駆られます。
胸の高鳴るようなこと、まずこれを探さなくっちゃぁ~ね
おばちゃん応援青春映画も作って欲しいです。
ひらりん的には邦題を観て、劇場鑑賞をスルーしてしまいましたが、
なかなか面白かったので・・・
ホント、邦題のつけ方って難しいなーーー、
と思わせる作品でした。
「団塊ボーイズ」って結構がんばって考えたかな?という気はするのですが、残念ながらいま一つ「よし、見に行こう!」という気にはならないタイトルですね。