映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

セックス・アンド・ザ・シティー

2008-09-13 | 映画 さ行
実は私、6年位前からテレビシリーズの「セックス・アンド・ザ・シティ」の全エピソードを見ました。
何にそんなに魅かれたのか?
毎回、キャリーの新聞コラム「セックス・アンド・ザ・シティー」のテーマに沿ってストーリーが展開し、
キャリアと恋愛を求めながらもこれでいいのかなぁ~?と揺れる
30代(サマンサは40代?)独身女性の本音を、
飾らずに、あるときはカッコよく、あるときはかっこ悪く。
大都会NYといえど、パーティーやなにかカップルで出席が求められるアメリカ社会では、
キャリアを希求し独身で生きていくのはなかなか大変なんだなぁ
思わず「ガンバッテ!」とエールを送りたくなる話でした。

第4シーズンくらいまでは面白かったんだけれど・・・最後のシーズンはちょっと、
サマンサの癌克服とスミスの献身的な姿には泣かされましたが、
結婚に憧れていたのはシャーロットだけじゃなかったっけ?
キャリー、キャリアを捨ててどうすんの?やっぱりビッグか・・・

あれから4年、その後の4人は?といわれてもちょっと・・・
最終シーズンはイマイチだったし、その上TVのイメージ潰すんじゃないの?と心配しつつ鑑賞。

どうもファッションやアクセサリーにのみ注目が集まって、どこそこのブランドなんてことが
大きく取り上げられ、女性雑誌が軒並み特集を組んでいるそうな。
でもTVシリーズでは、
金持ちの若い娘達がブランドで固めてなかなか予約が取れない有名クラブに出入りしているのを見て、
サマンサが「自分でしっかり稼げるようになってから買うものよ」と憤慨していたっけね。

  
 バーゲンでTV全シーズンをカバーしたこんな本も買っちゃいました



                  

  セックス・アンド・ザ・シティー   SEX AND THE CITY

                  

女の子達は二つのL:LABELLOVEを求めてNYを目指す。


ブランド物に全く興味のない私ですが・・・
ウエディングドレスはデ・ラ・レンタのがシックで素敵でしたね

オープニングの4人の紹介は短いけれど的確。
4人は、年も職業も違うけれど、経済的に自立したハンサムウーマン達。

   
新聞のコラムニスト、現在作家のキャリー・ブラッドショー。
PR会社社長で、恋人スミスのマネージメントの為LAにいるサマンサ・ジョーンズ。

       

ハーバード卒の弁護士だがバーテンダーのスティーブと結婚し一児の母となったミランダ・ホッブス。
画廊勤務後医者と結婚するも離婚。現在弁護士と再婚、不妊に悩むシャーロット・ヨーク。

        

全員違う分野で働いていおり、性格も全く違うからこそ、こんなに仲良しになれたのだろう。
できれば四人の出会いとかキャリアを築くまでのお話なんて、今後やってくれればうれしいなぁ~。


愛し合っていても男と女はひょんなことでずれちゃうんだねぇ。
男と女の間には、暗くて深い川がある~なんて、むかし野坂昭如氏が歌っておられましたが
男女の考え方にずれがあるということを認めなくてはなりますまい。

「形式(結婚式)なんてどうでもいい、ただ君がいれば」と言うビッグ。
一方のキャリーは、シンプルでな~んて思っていたのに、回りに煽られすっかり舞い上がり、
ビッグの憂鬱に全く気付かない。
そもそも結婚式ってものは女性の為にするもので、男性はあくまで脇役です。
(最近は主役をやりたがる男性も増えているらしいけれど・・・)
初婚でファッションリーダーのキャリー、ブランドドレスを並べられたらそりゃ舞い上がるよなぁ。
ビッグとのこれまでの長~い、何度かの裏切りも含めた長過ぎた春を思えば尚のこと。
一方、3度目の結婚で地味に市役所式を済ませてもいいと言うビッグ。
年も年だしあんだけ派手にされて晒し者にはなりたくないってことですね。
確かに男性は引くかも・・・愛する彼女のために我慢して欲しいとは思うけれど。

指輪を自分で買いたいサマンサと買ってあげたいスミス。

仕事と子育て、痴呆の姑のことで頭がいっぱいのミランダと、愛を求めるスティーブ。

子供ができないことでかなり参っていたシャーロットも、旦那さんの勧めで養女受け入れ・・・
あのままいってたら「ジュノ」のカップルみたいに、不妊治療で暴走する妻に夫が引いて離婚なんてことになったかも?

男と女は難し~い。
女の気持ちを理解してくれる男性という意味ではゲイの友人が一番よいのかも?
キャリーとスタンリー、シャーロットとアンソニーの関係ね。
私も、スタンリーみたいな友達が欲しいなぁ。

ヴォーグの編集長を演じるのはキャンディス・バーゲン!TVシリーズにも出ておられました。

ミスター・ビッグの本名は今まで知らんかった~!TVシリーズではずっと「ビッグ」だったよね。
しか~し、ビッグも年をとったもんだ・・・
初めて登場した時のカッコよさったら
  
彼を見たさに全シリーズ見たといっても過言ではありません。

それにしてもサマンサ!寿司の女体盛りって・・・日本じゃそんな食べ方せんよ!
あらぬ誤解を生むではないか。

第6シーズンでガンになって化学療法をし髪が抜け坊主にし落ち込むサマンサを励ますため
自分もトレードマークの長髪をバッサリ切ったスミス、泣かせるなぁ~。
だからこそ、あれほど男をとっかえひっかえのサマンサがダンテの誘惑にも負けず
3年間もスミス一筋で尽くしたんだね


仕事にも恋愛にも貪欲で、妥協することなく自分にピッタリの相手を探し続ける4人の姿は、
セックス描写は過激だったけれど、とても純粋で、
年収何千万円以上でなきゃあダメなんていう日本のタレントと違って
打算のない純愛ドラマを思わせます。

やはりサマンサ姉さんはみんなのリーダー。
50歳を過ぎあんなに愛してくれる年下の彼氏がいるのに、
「あなたより自分が好き」と言ってNYに戻る姿に喝采
彼女はハンサムウーマンの鑑、メンタリティーと経済力はほとんど男です
いやいや男以上に男かもね。


映画についての予備知識は全くなしで見たので、ジェニファー・ハドソンの登場にはビックリ!
彼女を起用して歌うシーンは(アシスタントだもんな~)無し・・・もったいない!
と思ったらエンディングであの迫力ある声!!!うま~いなぁ
   

それにしても現実問題として、女同士でここまで堅い友情を築くことができるのかしら?



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 ***** 今週 見た 映画 *****

 9月10日 「この自由な世界で」@渋谷シネアミューズウエスト
                ケン・ローチ監督の社会派

 9月12日 「アニー・リボウィッツ レンズの向こうの人生」DVD

    「ラブ・アぺタイザー Feast of Love」 DVD
         モーガン・フリーマン、グレッグ・キニア主演

 9月13日 「ウォンテッド WANTED」先行上映@109シネマズMM横浜


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12 コメント

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Sex and The City (ミッキーラブ)
2008-09-14 11:34:38
初コメさせていただきます。実は観に行こうか迷っていて・・・・・評判より良くなければがっかりするし、観なければ後悔するかも・・・なら 観れば???って事ですが、何かに付けてまず考えてからの私はまずはケチつけてみたくなるんですよ~~~
と言いながらこの連休とくに予定ないし、直ぐに行ってたり(笑)また感想などコメさせて頂きますね。
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初めまして! (ミッキーラブさんへ(ryoko))
2008-09-14 23:16:59
お越しいただきコメントまで、ありがとうございます。
是非行って、感想お聞かせください。
正直、大丈夫?と思い、私も公開すぐには行きませんでしたが、楽しめましたよ
TVシリーズを見ていなくても楽しめるようにできていましたし、見ていたら「あぁ、そうだった」と別の楽しみ方もできました
お待ちしてま~す
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びっくり、です。 (kat)
2008-09-15 19:29:07
こんばんは、はじめまして。

私、正直言って日本で今頃になって
SATCがこ~~~んなに流行るとは、
夢にも思いませんでした~。
7-11に雑誌が売っていたのを見て
「ここまできたか~」とびっくりしています。

初めて観たのは初回の衛星放送wowowでして、
多分7.8年くらい前?でしょうか、、、。
初回からVHS(その頃はDVDは持っていませんでした)
に毎週毎週録画して観たもんです、、、。
今でも、思い出しては、初めから最後まで、
テレビ代わりに愛用しています。
(冬に見たくなります、、、なぜか、、、。)
話し方まで移ってしまいました。

映画の宣伝力なのか、今の時代に合っているのか、、、。

映画はきっと、DVDレンタルで観ると思います。
SATCは私にとって、あくまで「テレビのショウ」なのです。
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こんばんは! (由香)
2008-09-15 22:18:03
お邪魔します♪
ドラマは面白かったですよね~
WOWOWで初めて観た時は、シリーズの途中で、サマンサが激しくハッスルしているシーンにぶち当たっちゃって・・・「なんじゃーこりゃ?!」って思ったのですが(笑)、、、どんどんハマっていきました♪
私は最終シーズンも大好きです。
先日WOWOWで再放送をしたのですが、見ながら感激して涙が出ちゃった。

映画も良かったですね~良く出来た物語だったと思います。
4人の友情とパワーが昔と変わらなかったのでジーンとしました。
続編も・・・なんて話もあるそうですが、実現するといいなぁ~
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はじめまして、いらっしゃいませ! (katさんへ(ryoko))
2008-09-15 22:25:28
コメントありがとうございます。

私はWOWWOWに加入していないので、ビデオ(DVDは無かったです)でのレンタルでした。
最終シーズンが終わって4年も経って、何故今?
日本では「アラサー」だの「アラフォー」だの中高年女性にマスコミが注目していますが、アメリカではどうなんでしょう?

日本ではタイトルが過激ってことで、レンタルは関東地方の都市部でしか流行らなかったらしいですよ。
ファッション担当の赤毛のパトリシア・フィールドが「プラダを着た悪魔」の衣装を担当し、再度大きく注目されたので、映画化にあたってファッション雑誌やオンラインショップが争って取り上げ大騒ぎですね。
ましてやウエディングだから、キャリーじゃないけど止まらない!
高級ブランドに興味のない私には目の保養ではありますが、ストーリー展開に力を入れて欲しかったですね。
TVシリーズでの疑問の投げかけはもっと洗練されていた気がするし、第4シリーズあたりから結婚が目標っぽくなって詰まらなくなりました。
シャーロット以外はそういうタイプじゃなかったですよね?
その点サマンサは期待に違わぬハンサムウーマンでした

又、お越しくださいね

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コメントありがとうございます~。 (由香さんへ(ryoko))
2008-09-15 23:13:03
たった今、たまたまチャンネルを変えたら・・・
SMAP×SMAPでパロディーの「SEXY AND THE CITY」やってました!
中居くんのミランダが似合ってる~!
で、スミス役のジェイソンくんがアロハを着て出演。
ホントだ~、お顔がしわしわ・・・老けちゃってる。
こりゃ、ビッグの老けどころじゃぁありません。映画では気づかなかった・・・というよりビッグに気を取られておりました。
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Unknown (kat)
2008-09-15 23:31:59
ryokoさんへ、

またお邪魔します。
”予備”的な要素もあったんですね、、、。

シーズン1の皆さんは、ラストとは違いますよね。
女優なので、”見た目”にもお金がかかり、
ヒットしたために、製作側の予算も増えて、
最後には、見違えるようにきれいで輝いてましたね。

producerが変わったり、プラスされたりした頃から、
「???最近ちょっと、観ていて心底面白くないかも、、、」
と思ったかもしれません。
確か、ミランダとキャリーが、同じ頃妊娠したんですよね(実生活で)。
そのころかな?
また、やたらと「豪華に、豪華に、、、。というところも
後半は多かったですよね。

TVの方は内容が濃かったので(私にとっては、ですが)
映画にする、というのはある意味で「すごい挑戦」だと思いました。

全くTVの方を観たことが無い、という方が
逆に楽しめるかもしれませんね、、、。

私としては、映画でなく、TVショウとしての続編を観たい、、、、です。
でももうありえませんよね、、、。

きっと、このようなTVショウは、たぶんアメリカでもしばらく出てこないような気がします。
「パクリ」系はいろいろあるらしいですが、、、。

余談ですが、最初にSATCを観たときに
「Waiting to Exhale」という映画を思い出しました。
展開などは違うのですが、匂いが似ているな~、
と思いました。

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お返事遅くなって申し訳ありません。 (katさんへ(ryoko))
2008-09-18 23:55:22
お越しやす~
producerが変わったりしてたんですか・・・
その上人気が上がったりすると力が入って豪華路線になったんですね~。
サラ・ジェシカはプロデューサーに名前を連ねていませんでしたっけ?
私は「SATCビギンズーNYに出てきてここに至るまでの4人の足取り」見てみたいです。どうですか?
「Waiting to Exhale」って日本語のタイトルは「ため息つかせて」ですね。ホイットニー・ヒューストン他アフリカ系女性4人の友情物語。
なるほどね、未見なので見てみます。
またいらしてくださいね
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こんばんは (rose_chocolat)
2008-09-21 00:49:07
いつもありがとうございます。

私はほんのちょっとドラマをかじっただけですので、ほとんど忘れちゃってたんですね。その状態で観に行った人です^^
ですけど、なかなか考えさせられるところもあったり、楽しめました。
こんなにお詳しい記事を読ませていただくと参考になります。映画とドラマってやっぱり微妙に違いますもんね。。。
返信する
コメントありがとうございます。 (rose chocolatさんへ(ryoko))
2008-09-21 22:03:39
こちらこそ、記事読ませていただいております。

映画は映画で結構楽しかったのですが、どんどん豪華になっちゃって・・・
日本での扱いはやはりファッション重視でしたね。
日本とアメリカ、特にニューヨークとなると夫婦や恋人同士の関係に大きな違いがあるのでしょうね。
夫々の関係のずれや食い違い、なかなか勉強になりましたね。
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