「もうひとりの息子」を見た後、もう1本見ようと上映時間を確認したら本作が丁度よかったので
躊躇しつつ鑑賞決定。
ハリウッドが作る日本を舞台にした映画や日本映画のリメイクは危険です。
以前マシュー・ブロデリックやジャン・レノ主演で松田聖子や加藤雅也もちょこっと出た
ハリウッド版「GODZILLA ゴジラ 1998」。酷評されましたが「ゴジラ」でない別の名前の
怪獣映画だったら、十分面白かったのに…と思いました。
本作も「四十七士」「忠臣蔵」とは別の、ファンタジー戦闘映画だったらよかったのかも?
来年の夏、またまた「GODZILLA 2014」が公開されるようですね。
「キック・アス」のアーロン=テイラー・ジョンソンにジュリエット・ビノシュ、
渡辺謙に宝田明のカメオ出演まであるらしいですが、どうでしょう?
人気を博すかどうかは、やっぱりゴジラの造形にかかってくるでしょうね。
1998年版のティラノ・サウルスみたいなGODZILLAはあかんよ~。
********************
47 R O N I N
********************
キアヌ、殺陣頑張ってます。
< ストーリー >
赤穂の領主浅野は吉良と妖女ミヅキの企みにより、将軍から切腹を言い渡され、大石率いる
赤穂のサムライたちはRONINとなり領地を追われる。1年後、喪が明けたら浅野の娘ミカを妻に
迎えようとする吉良。吉良の野望を阻止し、主君の仇を討つべく集まった47人の浪士たちは、
混血青年カイを仲間に入れ、仇討ちに向かう。
そもそも、何故「忠臣蔵」だったんでしょう?
「忠臣蔵」が武士道の「義」や「忠」を体現する物語だから?
ところが、西洋物にトロールやドラゴンが登場する如く、怪獣や大蛇?を退治する
ファンタジー映画でもあるのです。
監督さんのインタビューを拝見すると、
忠臣蔵に日本の神話や民話の要素を大胆に導入し、新たな世界観を作りあげた。
しかし、忠臣蔵に根付く“精神”は決して変えなかった。この物語で最も惹かれ
たのは「忠義」と「名誉」そして結末で復讐の連鎖が閉じる部分だ。大石たちは
復讐を果たすのと引き換えに大きな代価を払い、そこで復讐の円環が閉じるんだ。
四十七人は勇気と忠義を持って復讐の結果を受け入れたことを注意して描いた。
っと、仰っています。
日本の神話や民話を描くなら「日本武尊」とか「素戔嗚尊の八岐大蛇」なんか
よさそうです。そこに「忠義」と「復讐」を入れちゃうと……
「南総里見八犬伝」はどうでしょう?
「忠臣蔵」に妖怪や大蛇はあまりにもミスマッチで、
抑揚つけて「Asano~」とか「Kira」とか言われても・・・。
城や装束が見慣れた江戸時代のデザインとかけ離れているし、
白塗りにおちょぼ口のメイクにも笑ってしまって。
極めつけは将軍の被り物がヴァイキングのように角があり、下駄を履いて
カタカタ階段を降りてきたところでした。
高校の漢文の授業でT先生が「義士」の「義」について熱く語られたのを
覚えています。ウン十年前なので内容はおぼろげなのですが、
主君の仇を討ったことで浪士は義士になったのですというくだりだけ覚えています。
本作の流れでは「忠や義」の描写がいま一つ、外国の方々には結末がなんだかよくわからない
のではないでしょうか? 全員並んで切腹って?
グローバリゼーションのもと、敢えて異文化の代表作をベースにハリウッド映画を
作リあげたチャレンジ精神にはエールを送りますが、「忠義」にファンタジー、
そして許されぬ恋っと、ちょっと盛り沢山過ぎだったのと、
子供の頃から大河ドラマや映画などで何度も見てしっかり刷り込まれている「忠臣蔵」の
イメージを私が引きずっていて「ファンタジー忠臣蔵」を楽しむことができなかったのかも
しれません。
アメリカでの公開は12月25日からのようですが、果たして彼らの反応は
どうなのか?興味ありです。
忠臣蔵を全く知らない方が、エキゾチックファンタジーとして素直に楽しめるのかもしれません。
柴崎コウちゃんが綺麗でした。
真田広之さん、ハリウッド作品にも沢山出演しておられますが、生まれるのがちょっと早かったかも。
いま彼が20代だったら…カッコよかったし、アクションもこなせるし、もっともっと国際的なスター
になれたでしょうに。
これからもがんばって欲しいです。応援してます。
***** 見た 映画 *****
12月18日 「ゼロ・グラビティー」@TOHOシネマズららぽーと横浜
「鑑定士と顔のない依頼人」@TOHOシネマズららぽーと横浜
12月19日 「ダニーのサクセス・セラピー シーズン1⑨~⑫」DVD
躊躇しつつ鑑賞決定。
ハリウッドが作る日本を舞台にした映画や日本映画のリメイクは危険です。
以前マシュー・ブロデリックやジャン・レノ主演で松田聖子や加藤雅也もちょこっと出た
ハリウッド版「GODZILLA ゴジラ 1998」。酷評されましたが「ゴジラ」でない別の名前の
怪獣映画だったら、十分面白かったのに…と思いました。
本作も「四十七士」「忠臣蔵」とは別の、ファンタジー戦闘映画だったらよかったのかも?
来年の夏、またまた「GODZILLA 2014」が公開されるようですね。
「キック・アス」のアーロン=テイラー・ジョンソンにジュリエット・ビノシュ、
渡辺謙に宝田明のカメオ出演まであるらしいですが、どうでしょう?
人気を博すかどうかは、やっぱりゴジラの造形にかかってくるでしょうね。
1998年版のティラノ・サウルスみたいなGODZILLAはあかんよ~。
********************
47 R O N I N
********************
キアヌ、殺陣頑張ってます。
< ストーリー >
赤穂の領主浅野は吉良と妖女ミヅキの企みにより、将軍から切腹を言い渡され、大石率いる
赤穂のサムライたちはRONINとなり領地を追われる。1年後、喪が明けたら浅野の娘ミカを妻に
迎えようとする吉良。吉良の野望を阻止し、主君の仇を討つべく集まった47人の浪士たちは、
混血青年カイを仲間に入れ、仇討ちに向かう。
そもそも、何故「忠臣蔵」だったんでしょう?
「忠臣蔵」が武士道の「義」や「忠」を体現する物語だから?
ところが、西洋物にトロールやドラゴンが登場する如く、怪獣や大蛇?を退治する
ファンタジー映画でもあるのです。
監督さんのインタビューを拝見すると、
忠臣蔵に日本の神話や民話の要素を大胆に導入し、新たな世界観を作りあげた。
しかし、忠臣蔵に根付く“精神”は決して変えなかった。この物語で最も惹かれ
たのは「忠義」と「名誉」そして結末で復讐の連鎖が閉じる部分だ。大石たちは
復讐を果たすのと引き換えに大きな代価を払い、そこで復讐の円環が閉じるんだ。
四十七人は勇気と忠義を持って復讐の結果を受け入れたことを注意して描いた。
っと、仰っています。
日本の神話や民話を描くなら「日本武尊」とか「素戔嗚尊の八岐大蛇」なんか
よさそうです。そこに「忠義」と「復讐」を入れちゃうと……
「南総里見八犬伝」はどうでしょう?
「忠臣蔵」に妖怪や大蛇はあまりにもミスマッチで、
抑揚つけて「Asano~」とか「Kira」とか言われても・・・。
城や装束が見慣れた江戸時代のデザインとかけ離れているし、
白塗りにおちょぼ口のメイクにも笑ってしまって。
極めつけは将軍の被り物がヴァイキングのように角があり、下駄を履いて
カタカタ階段を降りてきたところでした。
高校の漢文の授業でT先生が「義士」の「義」について熱く語られたのを
覚えています。ウン十年前なので内容はおぼろげなのですが、
主君の仇を討ったことで浪士は義士になったのですというくだりだけ覚えています。
本作の流れでは「忠や義」の描写がいま一つ、外国の方々には結末がなんだかよくわからない
のではないでしょうか? 全員並んで切腹って?
グローバリゼーションのもと、敢えて異文化の代表作をベースにハリウッド映画を
作リあげたチャレンジ精神にはエールを送りますが、「忠義」にファンタジー、
そして許されぬ恋っと、ちょっと盛り沢山過ぎだったのと、
子供の頃から大河ドラマや映画などで何度も見てしっかり刷り込まれている「忠臣蔵」の
イメージを私が引きずっていて「ファンタジー忠臣蔵」を楽しむことができなかったのかも
しれません。
アメリカでの公開は12月25日からのようですが、果たして彼らの反応は
どうなのか?興味ありです。
忠臣蔵を全く知らない方が、エキゾチックファンタジーとして素直に楽しめるのかもしれません。
柴崎コウちゃんが綺麗でした。
真田広之さん、ハリウッド作品にも沢山出演しておられますが、生まれるのがちょっと早かったかも。
いま彼が20代だったら…カッコよかったし、アクションもこなせるし、もっともっと国際的なスター
になれたでしょうに。
これからもがんばって欲しいです。応援してます。
***** 見た 映画 *****
12月18日 「ゼロ・グラビティー」@TOHOシネマズららぽーと横浜
「鑑定士と顔のない依頼人」@TOHOシネマズららぽーと横浜
12月19日 「ダニーのサクセス・セラピー シーズン1⑨~⑫」DVD
あんな一度に切腹しちゃいけません。
介錯する人用意するのだって大変だし。
忠臣蔵に似た話と思って見ればOKです。
でも・・・やっぱり刷り込まれたイメージが強いんですよ。
別物として作って、日本人がなんとなく忠臣蔵に似てなぃ~?ってくらいで良かったと思います。