映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

トランス

2013-10-29 | 映画 た行
先日「ビトレイヤー」を見て、ジェームズ・マカヴォイは上手いなぁ~と実感。
危険なプロット」の後、本作を鑑賞しました。
監督は「スラムドッグ$ミリオネア」「127時間」のダニー・ボイルです。


     *******************


          ト ラ ン ス  TRANCE

    *******************

    
 < ストーリー >
ゴヤの名画「魔女たちの飛翔」を狙った窃盗団がオークション開場に現れる。万一に備えた
セキュリティー手順に則って競売人のサイモンが名画を守ろうとするが、殴られ気を失う。
病院に運ばれたサイモンは記憶を失っており、退院後自室に戻ると何者かに部屋は荒らされていた。
そこに件の窃盗犯が現れ、サイモンに絵の在処を言えと暴行を受ける。
わけのわからないサイモンは、記憶を取り戻すため催眠療法士のもとに通わされ治療を受けるが…。

           
      窃盗団のボス・フランク    サイモン   催眠療法士・エリザベス 

トランス状態とは…次の三つを指すようです(ウィキ調べ)
 ①催眠によって表層的意識が消失して心の内部の自律的な思考や感情が現れるもの
 ②ヒステリーやカタレプシーにより意識を喪失したもの
 ③宗教的修行によって、外界との接触を絶ち、法悦状態になったもの
本作は勿論①です。
1962年製作の「影亡き狙撃者 Manchurian candidate」も特殊な環境で洗脳された主人公が、
キーワードによってトランス状態陥り大統領を狙撃しようとする政治サスペンスでした。

「催眠術」なるものがテレビでショーとして行われることがありますが、実際のところ
トランス状態になっているのかしら?
日本ではあまり行われていないようですが、催眠療法であがり症や何らかの中毒症状など緩和する
ことって可能なんでしょうか? 興味あります。
         催眠療法士エリザベス

本作はサスペンスなので、あまり内容には触れられません。
競売人サイモン・・・・・・ジェームズ・マカヴォイ
窃盗団ボス・フランク・・・ヴァンサン・カッセル
催眠療法士エリザベス・・・ロザリオ・ドーソン
この3人の登場人物、一体誰が善人で誰が悪人なのか?

役者さんのイメージや冒頭の内容で勝手にこうだろうと先入観を持って見てしまうと、
「えぇ~!?」と驚くことに。
サイモンの不可解な行動、意識と無意識が交錯する中、前半のゆっくりした展開が一変、
後半は催眠によって封印されていたサイモンの真実一気に明らかになり、
予想外のバイオレンスな対決とニヤリとする結末。
「そうだったのーーー?! 聞いてないよ~」と、呆気にとられました。
「魔女たちの飛翔」は何処に?誰の手に?謎の女性は誰だったのか?

本作ではゴヤの絵画「魔女たちの飛翔」と「裸のマハ」が登場します。
「魔女たちの飛翔」は不思議な絵です。ネットで調べてみましたが、色々な解釈があって
いま一つわかりませんでした。
          
宮廷画家としての華やかな絵画、一方、人間の内面を描く暗くおどろおどろしい絵画。
この絵を描いたゴヤの真意は? 
こっちの謎は謎のまま?





 にほんブログ村 映画ブログへ




  ***** 見た 映画・ドラマ *****

 10月27日 「恋する輪廻」 DVD  インド映画

 10月28日 「SUIT シーズン1 ①、②」 DVD アメリカの弁護士TVドラマ 

 10月29日 「SUIT シーズン1 ③、④」