映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

007 スカイフォール

2012-12-12 | 映画 さ行
心待ちにしていた007の最新作。
すぐに行きたかったのですが諸事情がありまして、やっと鑑賞~。
流石にTOHOシネマズでは一番大きな劇場でした。

オープニングがオッシャレ~!です。
ちょっとショーン・コネリー時代のオープニングを彷彿とさせる感じ。
「カジノ・ロワイアル」のトランプのオープニングも良かったですよねぇ

ホリデイ」の中でジャック・ブラック演じる作曲家が「ジョーズ」のテーマ音楽を
「出だしのたった2音ダー・ダンで誰もがわかる」凄い曲と言って絶賛してましたが、
007のテーマ曲も「ダッ・ダン」の2音で誰もがわかる名曲です。
ダッ・ダン」を聞くだけでキターー~って気持ちが高揚いたします。



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          007 ス カ イ フ ォ ー ル 
                        S K Y F A L L

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          @ロンドン                        @イスタンブール 

 < ストーリー >
ボンドはイスタンブールでの作戦に参加。その最中、ハードディスクが奪われた。
ディスクには、テロ組織に潜入中のNATOの工作員の情報が収められていた。
実行犯パトリスを追いつめるが、列車の上で格闘している最中、Mの命令で狙撃したイブに撃たれ
ボンドは峡谷に落下、死亡したものされる。こんな中、MI6本部がハッキングされ、爆破され、
Mは窮地に陥る。身を隠していたボンドは英国に戻り、ハードディスク奪還のため上海からマカオ、
孤島へ。そこで黒幕シルヴァと対面が、彼はMに恨みを持つ元MI6エージェント。
拘束しロンドンに移送するが、シルヴァの巧みな罠だった。
シルヴァとボンドの壮絶な戦いが始まる。舞台はボンドの故郷スコットランドのスカイフォールへ。
執拗にMを付け狙うシルヴァをボンドは倒すことができるのか?

 
イスタンブールでの壮絶なチェイス。
ネオン煌めく上海のガラス張りの高層ビルでの死闘。
マカオでの海上のカジノ。
不気味な廃墟の島(長崎の軍艦島がモデルですって)。
そして、ロンドンから曇天のもと見事な景色のスコットランドへ。
バラエティーに富んだそれぞれのロケーションで、タイプの異なる激しいバトルが
繰り広げられ、143分ハラハラドキドキしっぱなしですわ。

今回は50周年、バトルシーンに滅茶苦茶力入ってます 
ネオンや爆発の炎をバックに、シルエットのバトル映像が美しかった。
3Dじゃなくても、迫力満点。
その上、ボンドの生い立ちや彼の抱えるトラウマ、Mとの関係など、内面も描かれます。

タイトルの「スカイフォール Skyfall」って最初のバトルで撃たれ橋から真っ逆さまに
落ちて死んだことにされちゃうからかと思ったら、ボンドの故郷スコットランドの邸宅の名前。
湖でも水中に落下。やっぱり落下シーンが多かったような。
  
ボンドに目をかけているMではあるけれど、多くのエージェントの命が掛ったリストを
取り戻すためには、ボンドを危険にさらしても「撃て」と命令する。
組織の長たるものは、こういう非情な決断をも、しなくてはならんのね
そしてそんなMに裏切られたと復讐を企てるシルヴァ。
わからんでもないけれど、エージェントなんだから・・・。Mはお母ちゃんやないで。
その辺がボンドとシルヴァの違いやね。「非情のライセンス」なんやから。
見捨てられたという思いをちょこっと胸に秘めつつも、国家の一大事立ち向かうボン~ド。
そう考えると・・・、
今回の悪役シルヴァは、世界征服を企てる歴代の悪役に比べたら小っちゃいな~。
Mへの執着、愛しさ余って憎さ100倍ってか?バトルは激しいけど動機が…マザコンか?
冷戦終了のいま、悪者と言えばテロリストしかないもんね。

その点、やっぱりボンドはクーーール!
死んだことにされちゃったところから不死身の復活。
故郷の屋敷を派手にブッ飛ばしてトラウマを乗り越え再生し、一回り大きくなったボンドです。

  
そして、所謂ボンドガールのお二人以上に露出し、バトルにも参加したM。
花道を飾りました。
今回ボンドガールの印象がちょっと薄い。お色気はないけれど、Mにお株を奪われた感じ。
コンピュータ―ハッキングなど、いまいまの犯罪に立ち向かうのに、今回はなんだか昔のボンドの
雰囲気が漂っていて、いいね
新生MI6、新生ボンドの次回作が楽しみです。


イアン・フレミングの原作を読んでいないので知らないのですが、彼はスコティッシュですか。
最近、スコットランドの英国からの独立の是非を問う住民投票を2014年に実施する同意文書を
キャメロン首相が調印したってニュースがありました。
もし独立ってなことになると、ボンドは一体どうするのかしら? 
ダニエル・クレイグは後2作出演予定ですが・・・英国じゃなくなっちゃう。
そういえば、初代のショーン・コネリーもスコットランド出身で、キルトのスカートはいて
独立を呼びかけておられました。
2014年の住民投票の行方がとっても気になるところです 

今回、英国の名優お二人が新登場~。
レイフ・ファインズ、今回はいい役よね~。
そして、アルバート・フィニー。ヘップバーンと共演した「いつも二人で」の頃は
スリムでカッコよかったのに、探偵ポアロで登場した時は別人かと思いましたわ。

ソニーピクチャーズなのでパソコンはVAIOでした。

「Mにだけ銃弾の検査結果を知らせろ」という台詞「her eyes only」と言っておりましたが、
ロジャー・ムーアボンドの「For your eyes only」へのオマージュ? たまたまの「親展」表現?

エンドロールにダニエル・クレイグのトレイナーさんの名前が出てました。
やっぱり撮影前から鍛えたんでしょうねぇ

   
 やっぱりスーツがキマッテルねー。西洋人って着やせするよね。
  




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 ***** 見た 映画 *****

 12月10日 「少年と自転車」DVD フランス映画 セシル・ド・フランス主演

 12月11日 「007 スカイフォール」 @TOHOシネマズ海老名