ニコール・キッドマンが初プロデュース、
アカデミー賞とゴールデングローブ賞両方で主演女優賞にノミネートされた作品です。
映画館での上映をのがし、DVD発売を待っておりました。
「エリン・ブロコビッチ」や「幸せのレシピ」「ダークナイト」のアーロン・エッカート、
「グレイズ・アナトミー」シリーズのサンドラ・オー(アジア系でクリスティーナ役)共演です。
そういえば・・・悲劇からの再生という同じテーマで、
アーロン・エッカートは「わすれた恋のはじめかたにも出演していました。
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ラ ビ ッ ト ・ ホ ー ル
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< ストーリー >
郊外の閑静な住宅街に暮らすベッカ(ニコール・キッドマン)とハウイー(アーロン・エッカート)。
8か月前、4歳の一人息子ダニーが飼い犬を追って道路に飛び出し事故でこの世を去ってしまった。
ダニーとの思い出に浸る夫ハウイーと、息子の面影から逃げようとするベッカ。
同じ痛みを抱えながら対照的な二人。子供を失った人たちのグループセラピーに参加するが、苛立ち退席するベッカ。
ある日、ベッカはダニーを車で轢いた高校生ジェイソンと再会し、時々公園のベンチで会話をするようになる。
一方、ハウイーはセラピーで出会った女性ギャビーと急接近してゆく。
果たして、二人は悲しみを乗り越えて行くことができるのか?
事故でかわいい盛りの4歳の息子を失った夫婦。
家から飛び出した犬を追って通りに出たところを、通りかかった車にはねられて命を落とす。
母親は、目の前で起こった交通事故を目撃していた・・・。
これほど悲しく、辛いことがあるでしょうか。
「神も仏もあるものか」「神なんて信じない」という気持ちになるのもむべなるかな。
セラピーグループで、「子供は神に召され、神のもとで天使になった」という発言に切れるベッカ。
万能の神なら、かわいい子供を奪わなくても天使を創ればいいじゃないか?!っと。
神や宗教で悲しみを癒すことはできないのか?
自分が死の宣告を受けた時や、大切な人を亡くした時、
その「悲しみ」を乗り越え「受け入れる」には5つの段階があるそうです。(The Five Stages of Grief)
アメリカのTVドラマ「グレイズ・アナトミー」や
日本語タイトルが意味不明の「私はラブ・リーガル Drop Dead Diva」にも出てきました。
1.否認 Denial こんなことが起こるはずがないと否定する段階。
2.怒り Anger 何故こんな目に遭うのか?怒りを周囲に向ける段階。
3.取引 Bargaining もう○○はしませんから…と神や仏、何かにすがる段階。
4.抑うつ Depression 深く嘆き、打ちのめされた気持ちになる段階。
5.受容 Acceptance 受け入れる段階。
もしあの時・・・と、何度も何度も心の中で反芻し、
現実を拒否し、怒りをぶちまけ、打ちのめされる。その果てに「受容」できるようになるのかな?
ある日、ベッカは事故の加害者である少年と出会い話をする。
不可抗力の事故とはいえ、車を運転していた少年にあのような穏やかな態度を取ることができるのか?
というところは疑問が残るところですが、
彼から「並行宇宙」の話を知る。
並行宇宙の理論をもとに「ラビット・ホール ウサギの穴」というタイトルのアニメを描いている。
不思議の国のアリスのように「ウサギの穴」から色んな別の世界に行って、父を探すという話。
この話を聞き、現実の世界は「悲劇のバージョン」で、
どこか別の世界では「幸せに暮らしているバージョン」が理論上ありうるという話に救われるベッカ。
麻薬で命を落としたベッカの兄。
息子を亡くしたという点では同じ立場の母が神に救いを求めていることに反発していたが、
子供の荷物を片付け終わった時、「いつか忘れることができるか?」と問うベッカに
母が答えるシーンが心に響きます。
「忘れることなどできない」けれど、時間が経つにつれ次第に重さが軽くなる。
ポケットの中の小石ほどに。
時として忘れるほど。でもポケットに手を入れると思い出すのよ・・・っと。
偶然が重なって起きてしまった不幸な事故によって、多くの人が悲しみにもがき苦しむ。
辛いなぁ。
神ではなく、科学の力で救われたという結末が目新しく、
宗教と関わりのない典型的日本人である私にも受け入れやすい「受容」でした。
やっぱり・・・「時が解決してくれる」しかないよなぁ。
***** 見た 映画 *****
4月 25日「聖トリニアンズ女学院2 パイレーツの秘宝をねらえ!!」DVD
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「ハンクの救命救急室 シーズン2 エピソード1」TVドラマ
「わたしのラヴ・リーガル シーズン1 エピソード1」TVドラマ
アカデミー賞とゴールデングローブ賞両方で主演女優賞にノミネートされた作品です。
映画館での上映をのがし、DVD発売を待っておりました。
「エリン・ブロコビッチ」や「幸せのレシピ」「ダークナイト」のアーロン・エッカート、
「グレイズ・アナトミー」シリーズのサンドラ・オー(アジア系でクリスティーナ役)共演です。
そういえば・・・悲劇からの再生という同じテーマで、
アーロン・エッカートは「わすれた恋のはじめかたにも出演していました。
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ラ ビ ッ ト ・ ホ ー ル
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< ストーリー >
郊外の閑静な住宅街に暮らすベッカ(ニコール・キッドマン)とハウイー(アーロン・エッカート)。
8か月前、4歳の一人息子ダニーが飼い犬を追って道路に飛び出し事故でこの世を去ってしまった。
ダニーとの思い出に浸る夫ハウイーと、息子の面影から逃げようとするベッカ。
同じ痛みを抱えながら対照的な二人。子供を失った人たちのグループセラピーに参加するが、苛立ち退席するベッカ。
ある日、ベッカはダニーを車で轢いた高校生ジェイソンと再会し、時々公園のベンチで会話をするようになる。
一方、ハウイーはセラピーで出会った女性ギャビーと急接近してゆく。
果たして、二人は悲しみを乗り越えて行くことができるのか?
事故でかわいい盛りの4歳の息子を失った夫婦。
家から飛び出した犬を追って通りに出たところを、通りかかった車にはねられて命を落とす。
母親は、目の前で起こった交通事故を目撃していた・・・。
これほど悲しく、辛いことがあるでしょうか。
「神も仏もあるものか」「神なんて信じない」という気持ちになるのもむべなるかな。
セラピーグループで、「子供は神に召され、神のもとで天使になった」という発言に切れるベッカ。
万能の神なら、かわいい子供を奪わなくても天使を創ればいいじゃないか?!っと。
神や宗教で悲しみを癒すことはできないのか?
自分が死の宣告を受けた時や、大切な人を亡くした時、
その「悲しみ」を乗り越え「受け入れる」には5つの段階があるそうです。(The Five Stages of Grief)
アメリカのTVドラマ「グレイズ・アナトミー」や
日本語タイトルが意味不明の「私はラブ・リーガル Drop Dead Diva」にも出てきました。
1.否認 Denial こんなことが起こるはずがないと否定する段階。
2.怒り Anger 何故こんな目に遭うのか?怒りを周囲に向ける段階。
3.取引 Bargaining もう○○はしませんから…と神や仏、何かにすがる段階。
4.抑うつ Depression 深く嘆き、打ちのめされた気持ちになる段階。
5.受容 Acceptance 受け入れる段階。
もしあの時・・・と、何度も何度も心の中で反芻し、
現実を拒否し、怒りをぶちまけ、打ちのめされる。その果てに「受容」できるようになるのかな?
ある日、ベッカは事故の加害者である少年と出会い話をする。
不可抗力の事故とはいえ、車を運転していた少年にあのような穏やかな態度を取ることができるのか?
というところは疑問が残るところですが、
彼から「並行宇宙」の話を知る。
並行宇宙の理論をもとに「ラビット・ホール ウサギの穴」というタイトルのアニメを描いている。
不思議の国のアリスのように「ウサギの穴」から色んな別の世界に行って、父を探すという話。
この話を聞き、現実の世界は「悲劇のバージョン」で、
どこか別の世界では「幸せに暮らしているバージョン」が理論上ありうるという話に救われるベッカ。
麻薬で命を落としたベッカの兄。
息子を亡くしたという点では同じ立場の母が神に救いを求めていることに反発していたが、
子供の荷物を片付け終わった時、「いつか忘れることができるか?」と問うベッカに
母が答えるシーンが心に響きます。
「忘れることなどできない」けれど、時間が経つにつれ次第に重さが軽くなる。
ポケットの中の小石ほどに。
時として忘れるほど。でもポケットに手を入れると思い出すのよ・・・っと。
偶然が重なって起きてしまった不幸な事故によって、多くの人が悲しみにもがき苦しむ。
辛いなぁ。
神ではなく、科学の力で救われたという結末が目新しく、
宗教と関わりのない典型的日本人である私にも受け入れやすい「受容」でした。
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