午前中は、宮司が我が家に。午後は菩提寺で護持会の役員会。
今日は「神」と「仏」のイベントの日。偶然重なりました。
宮司が「摩利支天」を祀る家を巡回し、祝詞(のりと)を奏上予定。
午後は、護持会長を拝命した菩提寺で役員会開催予定。
先祖が八百万(やおよろず)の神を祭ってきた我が家。
建て替え前の我が家の奥の間には、祭壇を常設。
神道を崇める「宮司」の家の様。子供心にも、奥の間は神聖な場所。
新築の時悩んだのは、床の間と仏壇の配置。
狭い我が家のために、神様と仏様に「同居」をお願いしました。
相対しないように、同じ方向を向くレイアウトに設計。
「摩利支天」は、護身と蓄財の神。もともとはインドの神。
平安時代に日本につたわり、「開運・勝利」の神です。
そのため戦国時代には武将の信仰を集めていた神。
毛利元就や山本勘助、前田利家などが有名です。
「摩利支天」を祭る家は、肉を食べることが「タブー?」
牛を飼う農家や家畜の売買を商いとする「博労」が多く信仰。
信仰の故か、幼いころは、牛肉や豚肉でなく鯨を多く食べた記憶。
単に貧しさから、買えなかったのかもしれませんが。
午後は、護持会の役員会。
この4月から、新役員に選ばれ、寺の維持・運営の役回り。
老朽化した設備の保全・修理。駐車場・墓地の環境整備。
限りある護持会費の運用、檀家への根回しなどにも配慮が必要です。
住職の世代交代により、新しい護持会を模索中です。
昔は、寺やお宮の役員は地域の名誉職。
サラリーマンではなく、いつでも活動できる「旦那衆」が担っていたのでは?
時代の変化の中で、効率よく運営をしたいもの。
そのため、連絡はショートメールを多用。ミーティング回数を減らします。
「神」や「仏」に携わる仕事は、信仰心の多寡ではなく、田舎に住むための義務?
受けた以上、精一杯つとめ、後輩にバトンタッチするつもり。
明日は、秋祭り前の神社と集落の一斉清掃。今日明日は自分の時間はありません。
画像 頭打ち 秋祭りの子供のビッグイベント
残念ながら今年は、コロナで中止。神輿も神楽も。
床の間 建て替え前の旧実家の床の間、秋祭りのしめ縄奉納
和室 新築後の和室。リビングの手前に仏壇と床の間
江湖 住職の新旧交代の大イベント、2年前に新住職に