昨日・一昨日と2週間ぶりの東京。
芸術支援機構、ある財団の理事長を訪ねました。
行政の音楽活動への支援の実態を聞き、協力依頼をするためです。
仲介いただいたのは、大学教授。実務のわかる知識人。
彼も理事長も岡山県人。そろって県北の出身。同じ団塊世代。
「友達の友達は、みな友達」の構図です。
このネットワークは、尾道出身の関西の企業トップの友人のおかげです。
理事長は、行政を束ねるある省庁の次官だった人。
地方の行政の首長である市長などの人脈と市の財政に精通。
最近岡山市と新見市の市長も勉強会に呼んだとのこと。
地方の活性化は企業の誘致だけでなく、文化の醸成にあると例を出して力説。
定期的な市長への勉強会を開催しているらしい。
次官を降りてもその影響力は強大な感じです。
残念ながら,NPOなどへの直接支援・助成はできないとのこと。
代わりにスポンサーとなりそうな民間人や行政のキーマンの名前がずらずら。
人脈での支援を約束いただきました。
ただアウトリーチ(財団登録の音楽家の地方への出前演奏会)は支援すると明言。
指揮者の小澤征爾なども登録されているとのこと。
公共ホールとの連携にも支援がありそう。
理事長に岡山県北出身者としてのシンパシーを感じました。
行政と民間のスタンスの差はありますが。
民間出身者のアイデアで行政をリードしてほしいとのエールも。
蒜山(ひるぜん)高原を含むエリアも巻き込んだらとのアイデアも。
周辺は音楽の空白地域です。自然の景観も味方にできたら最高です。
今回の訪問は有益でした。
人脈づくりがあれば、「音楽村」は少人数でも起こせると。
ただ音楽好きな多くの人達の共感を呼べないと成立しないとも。
岡山県や新見市周辺の真庭市・高梁市を巻き込みたいものです。
画像 蒜山高原(岡山県北)
オケの練習風景(母校の後輩たち)
あらゆるコネクションを使い、可能性に挑戦中です。
スタート時点で、クリアすべき課題の見通しを建てておきたいのです。まだ経済的基盤ができていません。年内には何とかしたいものです。
弱気の虫を抑えながら、チャレンジしています。
おっしゃるように、最後は人間の意志でしょう。また仲間の数だと思っています。
連休に大阪フィルと大阪市が主催する「大阪クラシック」というイベントに行って来ました。このイヴェント、元々恐ろしく低予算で動いているらしいんですが、関西経済の低迷・自治体の財政難から、今年は一層厳しい環境にあったようです。
しかし、音楽監督の大植英次さんの強いリーダーシップの下、出演する音楽家はすべてノーギャラ!ボランティアなど色んな人たちが動いて大成功させているようでした。
やはり最後はマンパワー・・・なんでしょうね。