元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「命日」

2010年06月02日 | 娘達・家族
6月には、悲しい思い出が。
30年前 交通事故で父親を亡くした月。
出張中の私は、出先で訃報を聞きました。

締め切り直前に、周りに推されて田舎の議員に立候補。
当選後 数カ月も経たない雨の日に、車でがけ下に20メートル転落。
58歳の若さでした。

私の一番の親不幸は、かみさんや娘たちの顔を見せられなかったこと。
息子の私の縁談話で母親と知人を訪ね、依頼して歩いていたそうです。
結婚話に耳を貸さなかった私の「幼さ」。

セメント会社を定年退職後、県の出先に数年間勤務。
そして わずかな議員生活が最後でした。

寡黙な父親。少しの酒で顔を真っ赤にする下戸。
怒ったことも記憶にありません。
たった一人の娘(妹)を特に可愛がっていた記憶が。
妹の進学のため、下宿先に荷物を届けた帰り道は寂しかったらしい。

数年後 父親の準備していた着物姿の妹の披露宴。
父親代わりの私は、涙が止まりませんでした。一目見せてやりたかったから。

父親の亡くなった歳を数年超えた私。
議員になり何を目指していたのか?
もっと話をしたかった父親です。

その父親の命日が数日後です。 合掌。
コメント (4)
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