元ベース弾きの田舎暮らしは

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噛み合わない議論?

2009年04月04日 | ふるさと
思いこみとはすごいものです。
加えて、感情が絡むと、見えなくなるものがあります。

昨晩の新見市長選の候補者の「公開討論会」のことです。
主催の青年会議所の企画と準備に敬意を払いますが、不完全燃焼の感。
「討論」でなく「発表会」の様相。
なら「政策発表会」と銘打てばいいのに。

コーディネーターを介し、お互いへの「質問」形式をとりました。
質問に応えるのが一回だけ。
その答えた内容に対し、再度質問できません。
回答への疑問や正当性の検証ができない形式。

何より、平成の合併の総括を聞きたい私。
合併構想時に目指したものができたのか、そうでないのか?
「浦島太郎」のような私の知りたい回答がなされません。

現職しかわからない内容を聞いても素直に納得できません。
すべてがうまく行っているなら、なぜ閉塞感が生まれるのか。
委託業務以外に「民間の力・知恵の活用」がどこまで進んでいるのか?

     

市役所に電話をして相談した時、タライ回しされた経験があります。
市の大綱に「団塊世代の活力が活性化のキー」と書いてあったのに。

想像ですが、大半は投票する候補者を決めている人たちが多い会場。
抽選で半分以下に絞った参加者。
「実態」を知りたい私のようなUターン組は少ないのでしょう。

対する新人候補者は、市政の詳しい情報・数値はわかりません。
いきおい理念と目標にならざるを得ません。
でも「改革」は新人でないとできません。

会社勤めの長かった私には、定年前「老害」を避けたい意識はありました。
「経験があること」と「改革志向」は相反します。
「上から目線」のおごりは、自覚症状を伴わないことが多いのです。

現職は中央とのパイプの有無と交付金の多さを強調。
新人は、そのおかねの使い方に疑問を。
噛み合うわけはありません。

明日が告示日。ふるさとの将来のかかる大事な選挙です。

画像  実家の階段(この春の雰囲気が好きです)
     公開討論会会場(まなび広場)
コメント (6)
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