三女が大学のトランペットの後期実技試験の状況を一昨日メールしてきました。
緊張で手足が震える中で、吹き終わって、できていることまだまだのことを指揮者に批評してもらったそうです。
アマチュアは自分の感性が要求される「うたう」こと、これが一番難しいのです。
私は音楽の素人ですが、演奏者の感じた曲想を楽器でどう表現するかによって、「感動」に繋がるかどうかだと思います。
プロは自分のスタイルを持っています。アマチュアのテクニックはその瞬間にインパクトを
感じさせますが、心に残るのは共感できる「うた」だと思います。楽器演奏、声楽を問わずにです。
娘はピアノ部分、細かい部分の音色の未熟さを指摘されたようです。技術は低レベルです。
しかし うたうこと、音質は、そのまま伸ばすことと言ってもらったことが嬉しかったようです。
レッスンもろくに受けてない地方の学生、それも高校2年生でようやく進路を決めたことを
考えると不安があったのでしょうが、頑張ろうとする気持ちがあることを誉めてやりました。
三女がたまの帰省時にペットの吹き方を音楽好きの妹に話しています。
高校生や市民オケ時代には、力任せに吹いていたのです。
大学で新しい指導者に会い、教わるうちに吹き方が変わってきて、
「今思うと、あんな吹き方だと疲れるのは当たり前だ」と思えるようになってきたそうです。
子供の成長を過大評価している親ばかですが、将来「音楽村」の開村式のセレモニーの
シーンを想像します。
テープカットをしていただく、「村長保科洋先生」の横で、ファンファーレを吹く娘を見たいものです。
娘のことを細かく書くと匿名性とプライバシーがないと又しかられそうですが。